きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

正しい情報は進歩を妨げない

2013-12-12 11:43:58 | Weblog
正しい情報は進歩を妨げない     (2013-12.12.)

特定秘密法案に対して安倍内閣は国民に細かい説明もしないで、法案を通過させてしまった。
議論すると延々と時間が掛かり、山積する色んな問題に対処できないからだと言うのが理由の様である。

世の中には、隠し事が無い方が、色んなイザコザを起こすことなく、平穏・平和であると思うが、現世の中では、そうも、行かず、色んな利害や権力構造によっては、オープンにすることが出来ない人や・立場や・団体や・国家がある事も事実である。

其の分、政府が隠し事を秘密にすると言う事である。それには色んな条件が有って、「時間的にも今は知らされない方が、問題の影響が大きいから、隠して置く方が良い」と言う場合で、いずれは、チャンとした真実をオープンにしないといけないと思います。今回の法案では60年も秘密にして置く様になっているが、これには、明確に反対を表明したい。

今朝の新聞に、「ノーベル物理学者」の益川敏英先生(73)の「科学の進歩も妨げる恐れ」と言う記事が掲載されていた。先生も「一定期間秘密にしなければ成らない事は分かるが、期限が来れば必ず公開が必要だ」と言われている。

真実は「科学的に解明される事だ」と言われる由縁である。幸い「インターネット」や「ユー・チューブ」によって、映像や、写真になって、表示される事件は真実以外に否定のしようが有りません。尖閣諸島沖の中国漁船の違法操業は「真実の情報」である。それを中国の立場を考慮してわざわざ日本が秘密にしようとした民主党政権は、「真実を隠蔽して日本の立場を悪くし、中國に遠慮」した事に繋がる行為で、むしろ真実をオープンにした一色隊員には「国を思う栄誉国民」であります。

今回の秘密保護法案は、同じ法案でも扱う政権によって違ってくる。民主党政権では一色氏は“罪人”になり、安倍晋三内閣では「国民栄誉賞もの」と言う事に成る。
「秘密」と言うのは、其れが有る事自体が「秘密」にしないと、効力を発揮しない、だからこんな法案は、無い方がよく、漏れたら「其れまで」有っても30年経てばオープンにする事で良いのではないでしょうか。
(えびなたろう)