きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

民主党は改革出来ない政党である

2012-01-22 07:11:51 | Weblog
民主党は改革出来ない政党である    (012.01.22.)

野田総理の「不退転の決意」と言って内閣人事も「一体改革・行政改革」に民主党内で代表格の岡田克也大物議員を改革の専属担当として、当てた事は、私も素晴らしい人事で、岡田氏自身も良く承諾したものだ、と思った。
無論岡田氏も予てから改革の強い必要性を唱え、彼の性格から言っても真面目で、信頼度も厚い事から、何とか改革に成功を収めて貰いたいと思った。

そして、先ず第1に議員定数の削減、議員歳費と政党交付金の減額を主張し国民からも大きな期待を得ていたのである。ところが、これに対し、民主党執行部の中からは「党内で何も議論していないからやらない。岡田さんは個人的な見解を言っている」と否定的な意見が多く報道されている。
岡田氏も総理ではないから、その後の発言には少し遠慮気味に変化し、また野田総理も岡田氏への援護する発言も無い、無論小沢派の人たちは岡田発言に批判的で、初っ端から岡田氏への期待は裏切られてしまったようである。

本来ならば、今こそ民主党内は一致協力して、野党に対しても岡田発言を強力に援護する動きに出る事が民主党の力強い姿勢を示すことになるのに、党内混乱が、再び野党反発の好材料にされ、「党内一致が出来ないで、良いのか」等々野党からの事態を読んだ発言が出ている。
この様な事態は野田総理も、党内融和を求めるため、小沢派に気を遣い、強い姿勢を示せないでいる。また、幹事長の輿石東氏も小沢派のボスであるだけに、誰も岡田氏との同調は、したがらない様である。

民主党と言う政党は、政権交代を掲げて自民党に対抗し、改革の必要性を強調して来て、政権を取ったのであるが、今まで3代に渡って、総理が交代し遣って来た事は、全部逆行している、一番変えて貰いたいと思っている官僚優遇の政治も未だに何も変わっていない、むしろ今や堂々と天下りは行われるは、給料も依然とした高給が続いている。その理由は、改革の土壇場で、小沢派の抵抗に必ず潰されているからである。

以前から、小沢氏は民主党内の「悪魔だ!」と言われて来たが、全くその通りで、小沢氏の民主党に存在する限り、絶対に改革は出来ない事を国民は悟るべきであると思う。

野田総理は野党が反対してもあくまで改革法案を提出し、衆議院で通し、参議院で否決されれば、即、解散総選挙を遣る覚悟の様だが、その覚悟でやれるかどうか、また、それしかないと思います。小沢氏は、野田総理で解散できないだろうとの読みの様だが。
(えびなたろう)