きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米ロ関係の好転が世界の平和に貢献する。

2010-12-24 10:42:29 | Weblog
米ロ関係の好転が世界の平和に貢献する。    (010.12.24.)

アメリカの上院が22日、ロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)を批准する事が承認され、其れを確認したロシア議会も歓迎し早ければ年内にも条約発効の見通しになったようである。

両国の戦略兵器削減交渉は、ヅッシュ大統領時代には話し合いは付かず、険悪な状態が続いていたが、オバマ大統領になって、安全保障上必要である事が強調され、両国とも最優先課題として取り組み、「米ロ関係のリセット(やり直し)」としてオバマ・メドベージェフ両大統領の取り組みが注目されてきたのである。

その中で、昨年12月第1次戦略兵器削減条約の失効を迎えるに当たり、両大統領の前向きな取り組みが、功を奏して新START条約の批准に結びついたのである。

特にアメリカでは共和党のミサイル防衛(MD)計画の性能低下を恐れる声もあったが、オバマ大統領は、性能維持に付いては、必要予算の計上維持を約束して、合意に結びつけたのである。

ロシアのメドベージェフ大統領も、オバマ政権の平和に対する意欲を歓迎し、その後も欧州に於けるNATO連合の動きにもロシアの協力姿勢には目を見張るものがあり、メドベージェフ外交姿勢が歓迎されている。

今回、アメリカでの上院批准が、決定的になった事は、ロシア側も大いに歓迎を表明している。

それに反して、アジア側は中国をはじめ、北朝鮮の武力を嵩にした強硬姿勢が悪戯に緊張感を煽っている。
一つには、日本の立場が、外交上弱体化している事もあるが、中国・北朝鮮が、まともな話が通じない状況の中で、対話の俎上にも乗らないと言う、状態になった事は、中心になって、調停しなければならない中国自身が、国内問題で、政府の権威が、中国共産党勢力に支配されている状況が続いている限り、中々改善に向かう事は困難ではないかと思われる。

その為にも、今後は、西側の手も借り、米ロ関係の上に、日・韓・米・露の関係を良化
する事を促進し、中国に絶えず、刺激を与えることが、必要になってくると思います。

アジア・ASEAN諸国の国々も、遠くから其れを歓迎しているのではないかと思います。
(えびなたろう)