きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

異質な国、「中国」は

2010-12-12 16:55:13 | Weblog
異質な国、「中国」は        (010.12.12.)

ノーベル平和賞に中国の劉暁波氏が選ばれこれに反発する中国は、ノーベル賞の授賞式をボイコットする為に各国大使の参加をしない様、経済的・政治的圧力をかけた、ノールウェーに対しても自由貿易協定にたいする交渉を無期限延期の措置を取ったと言われている。

これによって、世界は授賞式に参加を表明する国と、不参加を表明する国の二つに別れたが、その色分けは、国状によって、はっきり識別できる。中国より国家はロシアをはじめベトナムなど社会主義国が多く、言論の自由が抑制されている国々であり参加を表明した国は、言論の自由を認める自由主義の国々である。

本来共産党の思想から言うと、資本主義に反対する思想で、労働者に対しては味方である筈である。ところが中国は、いまや世界最大の「国家資本主義の国」で国内向けには、富裕者の富を増大させ貧困層には、切捨ての政策がとられ、各所に騒乱をおこしており、地方から北京へその陳情に及ぶ農民が非常に多いと聞いている。

四川大地震で倒壊した学校の手抜き工事を追及した市民の活動家や、毒入り粉ミルク被害者代表で、真相究明を訴えた人達は、たちまち逮捕され、今でも服役中ということである。

今回ノーベル賞の対象になった、劉暁波氏も国家の民主的な運営のため言論の自由を訴えただけで、11年の刑に処せられている。
当然、世界からは、彼の釈放を求める批判が集中するのは当然ではないかと思います。

中国はいまや世界から、「異質な国」と言うレッテルが貼られ、特異な目で見られている事は、今後に向けて「中国脅威論」「中国傲慢論」を一層強く印象つけるものとなるのではないでしょうか。

中国は、もはや先進国の仲間入りした大国である。人権問題に付いてはもっと寛大でなければなりません。

孔子の言う“論語”の中に「寛なれば即ち衆を得る」(寛大であれば人望を集め得る)との言葉がある。中国人は、論語の発祥の国らしい、文化的なプライドを持って欲しいと思います。
(えびなたろう)