NAO日和

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<7月の鑑賞予定映画>

「フェラーリ」「キングダム 大将軍の帰還」「メイ・ディセンバー ゆれる真実」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」

「チョコレートドーナツ」

2014年10月16日 | 洋画

~僕たちは忘れない。
       ぽっかりと空いた心の穴が 愛で満たされた日々ーーー。~

2012年 アメリカ映画    (2014.04.19公開)
配給:ビターズ・エンド     上映時間:97分
監督:トラヴィス・ファイン
脚本:トラヴィス・ファイン/ジョージ・アーサー・ブルーム
音楽:ジョーイ・ニューマン
音楽監修:PJ・ブルーム
出演:アラン・カミング/ギャレット・ディラハント/アイザック・レイヴァ
    フランシス・フィッシャー/グレッグ・ヘンリー/クリス・マルケイ
    ドン・フランクリン/ジェイミー・アン・オールマン/アラン・レイチンス

<見どころ>
1970年代アメリカの実話を基に、母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に
暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマ。
ゲイであるがゆえに法の壁に阻まれる苦悩を、テレビドラマ「グッド・ワイフ」シリーズ
などアラン・カミングと、『LOOPER/ルーパー』などのギャレット・ディラハントが
熱演する。メガホンを取るのは、『17歳のカルテ』などのトラヴィス・ファイン。
血のつながりはなくとも、少年を守るため奔走する主人公たちの無償の愛が胸を打つ。

<ストーリー>
1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)
と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられた
ダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、
一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。
しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、
マルコと引き離されてしまう。

<感想>
近くで公開されなかったから、DVDで見ようか?と思ってたところに近くで上映が
決まったから、行ってきましたよ。やっと観れた~。

この作品はゲイのカップルとダウン症の男の子をめぐる監護権をめぐる実話に
基づいた映画。 

LGBTが、今でこそ少しずつ世間に膾炙しつつありますが、映画の舞台となった
1979年当時は、世間の目はとても厳しいものが・・・。
 
ゲイを演じた主役のアラン・カミングがとっても素敵でした。
冒頭の女装でダンス・歌のシーンから目が釘付け。 おっさん顔なのに
物腰が、もぅどこから見ても女性にしか見えない。 マルコを見る目は、もぅ母性の顔
になってたし、自然と主人公に共感してしまいました。

 
育児放棄された少年を育てようとするゲイカップルが、世間からの差別と偏見と
戦っていくのですが、どう考えても薬物中毒の母の下で暮らすより、愛情もって
育てているゲイカップルの方が、マルコにとっていいはずなのに、それが叶わない。
倫理観が優先に立ってしまい、悲しい結果に終わってしまうわけです。


倫理観は大切だけど、それだけではうまくいかない。
しかも、ゲイ抜きで考えても、他人の知的障害を持つ子を引き取って愛情を注ぐ
なんて並大抵のことじゃないはずなのに。 もぅ悲しすぎて、胸が苦しかった。
愛とは?人を想うとは何か?家族とは何か?を考えさせてくれる非常に深い映画でした。

映画館でまだ上映されてますし、DVDでも出てるみたいなので、ぜひ!!

点数:10点 (10点中)

コメント (8)
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