青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

僕の「陰謀論」です

2021-05-21 14:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記




ジョージに感化されたわけじゃないですが(笑)、

「香港デモ」「コロナ問題」だけではなく、
イスラエルも、
ミャンマーも、
なんか怪しい、、、、。
怪しい、という意味は、どこかに巨大な「空気の操作」があるような、、、、。

・・・・・・・・・・・・・・・・

確か4回目の「今後の予定報告」、、、^^;

「東アジア~中国・日本・および周辺地域の蝶」の図鑑(フィールドガイドブック3分冊約1000頁/日本語版・中国語版・英語版を予定)の作成(2年後の完成を目指しています)に取り掛かったため、ブログに力を注ぐことが出来ません。

この二か月間予告だけしてアップしていない下記を含む幾つかの記事は、断念したわけではなく、それぞれ構成を整えた後タイミングを見計らってアップします。殊に⑤は非常にデリケートで難しい対象であるため、少し時間が欲しいと思っています(必ず書きます)。⑦⑧は数日中にアップ予定。
★①“マルバアオダモ”で考える“半人為的空間”雑木林(里山)の成り立ちの常識に対する疑問
★②謎のモンキチョウ&キチョウ(オスの存在意義について、など)
★③日本の蝶3コジャノメ「ミャンマーにおける“上種コジャノメ Mycalesis francisca species group” について」
★④上田敬博医師(青葉被告の主治医)の話
★⑤オコエ桃仁果選手(オコエ瑠偉の妹さん)の話
★⑥「病気」と「健康」~医療に対する信頼と不信について
★⑦「香港デモ」と「新型コロナウイルス」~“現代ビジネス”との軋轢の経緯
★⑧「香港デモ」と「新型コロナウイルス」~“陰謀論”の本質を考える




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ミーハーです

2021-05-21 09:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記



前のブログで、「今日はこの後、大谷君の情報をチェックしつつ」と記したので、一応結果を書いておかないと、、、。

今日は評価が難しいですね。
4回2/3、2失点5奪三振。3打数1安打(バントヒット、盗塁失敗)。
全くダメだったわけでもないけれど(降板後外野守備にもついた)、もちろん物足りないのは確かです。

はっきりしているのは、いくら何でも働きすぎ(本人は楽しんでいるのだろうことは分かっているけれど)、休むときは休まなきゃ。

全勝街道驀進中の照ノ富士は、まさかの反則負け(手が髷に入った)。こちらも、「一つぐらい負けて、かえってサッパリした」ぐらいの気持ちになれば良いのだと思います・

筒香!!!!(\(^_^)/)

朝の山、、、、、、( ;∀;)

・・・・・・・・・・・・・・

追記:

田村正和さんが亡くなって、「過去のドラマを放映したいのは山々なのだけれど、様々なコンプライアンズとか、肖像権とか著作権とかが絡んで、思うようにいかない」という記事がありました。世の中、好むと好まざると、そういった方向に進んでいくんでしょうねぇ。。。

・・・・・・・・・・・

元・カープの、シェーン(リッチー・シェインブラム)さんが亡くなりました。
78歳。闘病の末、だそうです。
(僕は広島カープには何の関心もないのですが)コメント群を読んで、なんだか涙が出てきました、、、。

preさん
ギャレット、ブリーデンに続いて、S50年代前半の思い出の選手が次々と。
シェーンと言えば
・優勝決定時に最初にマウンドに駆け付けた選手
・史上初の両打席ホームラン
・日本シリーズで逆転長打!と思ったら福本に超美技された
・S 51年GWの甲子園で7点差を一気にひっくり返す仕上げの満塁ホームラン、
・夏場の大事な試合にユダヤ教の理由で欠場
全てが昨日のような気がする。もう46年も前、、、、。

kotさん
大好きだったです。初優勝の時ル―ツ監督と一緒に来日されましたよね。あの時広島公会堂で激励の昨夜で初めてお会いしました。あなたはメジャーのペナントをオ―クッションに出品されました。とても欲しくて(当時自分は親父が亡くなり高校生の兄貴が全額張りましたが)競り負けて小学生の自分は泣いてしまいました。イベント修了後、あなたはル―ツ監督と一緒に慰めてくれて、握手してくれました。今となっては想い出の宝物です。ありがとうシェ―ン。僕は一生忘れません。安らかにお休み下さい。

ペンギンズさん
広島シェーン、ホプキンス、阪神ラインバック、ブリーデン。少年時代の思い出です。3名が鬼籍に入りました。天国で野球談義を。

heiさん
つい先日…元広島のギャレット選手と元阪神のブリーデン選手の訃報を耳にしたばかりで…シェーンさんもか…ご冥福をお祈りします…あの時代の他の助っ人さんたちはお元気なのだろうか?中日のマーチン選手…ヤクルトのロジャー選手…大洋のシピン選手…懐かしいなぁ…

matさん
楽しい夢をありがとうございました。安らかにお眠りください。

・・・・・・・・・・・

ほっこりする話で締めます。

女子ゴルフツアーのインタビュー。

「今年は優勝でしょう。ファンもそれを願っている。陰ながら応援したい。私も優勝していい流れを阪神のチームに持っていけたらいい」。ツアー4勝の勝みなみ選手が、セ・リーグで首位を走る阪神タイガースのファンとして熱く語った。ルーキーながら10本塁打と主砲クラスの働きでチームをけん引する佐藤輝明内野手とは同学年(22歳)だ。「すごいですよね。新人なのにそれを感じさせない貫禄もあるし、チャンスで打つ。若い力でチームも盛り上がって、雰囲気もいい感じがする。会ったことは無いけれど、テルアキって呼んでいる」。





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お問い合わせはこちらへ

2021-05-20 20:56:42 | 問い合わせ



青山さんに連絡を取りたい場合は、こちらのメールアドレスに連絡してください。

jaoyama20@yahoo.co.jp






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髭とマスクの関係

2021-05-20 18:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・

改めて繰り返します。

人がいないところや少ないところでは、マスクはしません。電車でも、乗客の少ない時は、車掌さんに(僕は呼吸器機能が悪い旨を伝えて了解を取り)マスクを外して窓を開けます。

マスクをするべきではないところでしないのは、(ロボットではない)人間としての「責任」です。

人と対面するとき、それと密集空間では、マスクをします。意味があるかどうかとは別に、現在の社会でのエチケットだからです(その時は人間を捨てて「ロボット」になります)。

マスクをしていると、メリットもありますね。僕にとっては、汚い髭面を隠すことが出来るのです。誰だって、見っとも無い面を晒すのは嫌じゃないですか。マスクを外している時は、マスクを外していると言う事よりも、髭面を露出してしまっていることに罪悪感を覚えます。

銭湯が「緊急要請」とやらでずっと営業していないものですから、髭を剃っていないのです。毎日、お湯を沸かして自室の洗面台で体を洗っているのですが、電気がつかないために鏡は見れません。

鼻の下の髭が伸びてきてしまって、口を塞ぎそうになっています。そこで、ふと考えました。
「髭がマスクの代わりをしているのではないか?」

人類の脅威となる様々なウイルスは、昔からずっとあった。でもこれまでは、よほどのことが無い限り、マスクなんてしなかった(日本人は例外)。

自然の脅威と人類は、様々な“折り合い”を付けながら、進んで(「進化」と言う言葉は嫌いなので余り使いたくない)きたのです。

今更「科学の力」でもって、「自分(たち)だけが良ければ良い」というのは、虫が良すぎます(「集団性自己中」)。

ただし、「髭」と防御機能を結びつけて考える場合、「女性」の場合はどうなるのか、という問題が残ります。それは又別に、女性は女性の「(複雑な)システム」が備わっているのだと思います。

それを言うと「性差別」の問題にも繋がってくるでしょうし、性別とは別に、人種間(あるいは個人間)でも髭や体毛の濃い薄いがあって、それも下手に表現してしまうと、差別に繋がってくる。

「マスク」をしていれば、そんな面倒なことに関わらずに済む、と言う事なのかも知れませんね。

・・・・・・・・・・・・・・・・

三世から久しぶりに(一週間も来ないと「何が起こったのか?」と心配してしまう)メールが来ました。毎回、同じような内容です。「ギリシャが嫌になった、日本に行きたい、でもジョージのビザが取れない」、、、、それは良いのだけれど、「メキシコに行こうかと考えている」由。場当り的に、本当に行っちゃったりするから怖いです。

「メキシコ行くんだったら、僕も連れてってよ」と返信しておきました。僕が、生きている間に一番行きたいところは、メキシコのグアテマラ国境付近のチアバスの山地帯、世界で最も危険な地帯の一つです(でも非常に興味深い、日本産の蝶の祖先型みたいなのがいる)。三世とジョージがガードしてくれたら、可能化も知れんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日はこの後、大谷君の情報をチェックしつつ、「東アジアの蝶類図鑑」の作成に励みます。




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夢と意識と時間の関係性について

2021-05-20 14:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・

「夢」と「意識」について、どうしても言っておきたいことがある。

おそらく、専門の研究者の人たちにとっては、いまさら、と言う(理論的に簡単に説明できる)ことなのかも知れないけれど。

僕は、人生の1/3程の意識は、“夢”で成り立っていると思っている。表層に出てこない隠れた意識である。しかし、隠れてはいても、存在していることは、確かである。それが表層に現れる意識に、何らかの影響を与えている、と思っている。

夜、寝る前に、20曲ほど収めている音楽ファイルを、イヤホンで聴いている。(睡眠剤がよく効いた場合は特に)3曲目か4曲目辺りで眠りにつき、そのまま熟睡してしまっている。以降の曲は聴いていないわけだが、正確には、聴いていないのではなく、聴きはしたけれど、意識の中に再現されない、、、、のだと思っていた。

しかし、次の例を考えた場合、そうとも言えぬ気もしてくる。その例というのは、別に今に始まったわけではなく、ずっと以前から何度も経験していることである。

例えば、12曲入りの「涙ながらに」のアルバムを聴いていたとしよう。「涙ながらに」「ロンリー・ストリート」「泣きたいほどの淋しさだ」「ひどい仕打ちに」「時のたつのは早いもの」「どうしたらいいの?」「どうにも出来ない」「どうかあの娘を幸せに」「四枚の壁」「夢の枕を」「フールNo.1」「ハロー・ウオールス」の並びである(設定によってはそれを繰り返す)。

これが、ウトウトしている時などには、順番通りに聴こえてこない場合がある。確かに今「泣きたいほどの寂しさだ」を聴き終えた。次は「ひどい仕打ちに」のはずである。ところが、いきなり「四枚の壁」に移っている(曲の出だしに“ハッ”と気付く)。途中の4曲がすっぽり抜け落ちているのである。パソコンやウオークマンの設定の問題やシステムエラーではない。その間、眠ってしまっているのだ(これを“寝落ち”というのかな?)。「時間」は完全に「ゼロ」である。「意識」が「隠れている」のではなく、「無くなっている」わけだ。その間、僕の中での時間は、全く進んでいないことになる。

これは、どういう事なのだろう? 仮に「無意識」から「意識下」の状態に切り替わる瞬間(時間の長短は分からないけれど「ゼロ」ではない)に意識に上るのが「夢」だと定義しても、このパターンの場合は、瞬間の(僕の中の)時間はゼロである(4曲ならば外の時間は約10分)。

原則として、眠っている時は(「意識」には再現されなくても)何らかの形で“夢”を見続けている、と思っていたのだが、、、、。

実際はそうではなく、99%は「無意識の意識」も伴わず、完全に「意識」が途絶えているのだろうか? ごく例外的に(ごく瞬間的に)「完全に途絶えた意識」から「表層的意識」に移り変わる瞬間の「無意識の意識」が“夢”なのだろうか? 

それにしては、眠っている時にしょっちゅう夢をみている気がするのだが、、、。今朝だって、結構いろんな夢を見ていた気がする。でも起きてすぐ何かの作業を行いだしたので、全て忘れてしまった。夢を夢として認識するためには、起きた瞬間に尻尾を捉えなければならぬ。捉え損ねば、無かったことになる。しかし「あったはず」と言う事は、確かに分かっている。先に記した「ゼロ意識の」状態とは明らかに違う。

「意識を伴った無意識」と「意識を伴わない無意識」があると言う事なのだろうか?

ちなみに、(何の根拠もないのだけれど)「過去」と言うのは前者に収斂して行き(すなわち「夢」と同類?)、「未来」というのは後者の展開(すなわち、もう一つの意味での“夢”)なのではないだろうか、、、。

意識はその都度上書きされ、過去は完全に消えて行くのか。深層に残って(寿命が尽くまで)積み重なって行くのか。

完全に消えたわけではないことは、時折何の脈絡もなく、過去の記憶の断片が瞬間的に蘇ることでも分かる。

しかし、それを実態として確認することは出来ない(もしかすると、出来ないのは僕だけ?)ので、積み重なっているわけでもなさそうに思う。

あと、もう一つ時間について。

僕は、(客観的に眺めれば)まもなく死ぬわけだ。例えば75歳まで生きるとすれば、これまでの時間が73年で、これからの時間が2年。外からは測れる。でも、僕の内部では、両者を比較することは出来ない。

ポジティブ/ネガティブとは関係なく、僕自身にとっては、これまでの時間は「無」のようなものであって、これからの時間は(好むと好まざると)「無限」なのだと思う。消えた時点で、無限が無くなる。

赤ちゃんの頃の意識は、どのような形で、現在に繋がっている(あるいは繋がっていない)のだろうか?






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空気のチョイス

2021-05-20 09:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記


★5月19日の記事に、いいね!その他ありがとうございました。


読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・

今日のニュースから。

⓵ 個人的には「箱根駅伝」は好きじゃないですが、、、。

僕の意見。

21歳(有名ランナー)が17歳(未成年)に“淫らな行為”をして逮捕。

16歳で結婚出来るんじゃなかったっけ?

空気のチョイスで善悪が決まる。

・・・・・・・・・・・・

⓶ 「コロナ速報」に関して

yacさん
>厚生労働省から『CT値を35に変更』と通達がありましたね。これで、感染者数は今後少なく発表されます。なんか根本的なとこから間違ってないでしょうか。

i23さん
>おっしゃる通りです。途中で閾値の変わった統計に何の意味があるんでしょう。CT値35でも測定限界の32と比較すると9倍近い増幅数になりますが、これでやっと台湾と同じ基準ですね。意味のない数字に一喜一憂している方々が、こんなにもいることにも驚きです。

*このコメント欄の発言の一部が(「陰謀論情報」と判断されて?)強制削除されています。

僕も毎回同じ意見を繰り返しておきます。
>そうですね。根本的な部分で、、、。大昔から、人類はウイルスと共存して(その表現が悪ければ「関係を持って」)きたわけです。科学(や医学)の力で、それを滅亡させることが、正義なんでしょうか? 今までも、亡くなった人は、何らかのウイルスが作用してきたわけで(僕だってそのうち死ぬときは、たぶんウイルスが関与する)、、、なんで今になって特別視しなければならないのか? 目に見えた「敵」(あるいは人間にとって無駄なものや邪魔なもの)は、文明の力で排除する、と言う事なんでしょうけれどね。それと、発祥地?が、憎っくき(民主主義の敵)中国なんで、これ幸いに叩き潰そうと。結果として、共倒れになってしまいますよ。



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まだ39試合目です

2021-05-19 17:21:01 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・

14号、、、、。

大谷に関しては、僕もヤフコメの人たちと一緒に、毎日驚愕かつ大喜びしています。

でも、、、

・・・・さんという方の
>彼が日本人であることが誇らしいです。
のコメント(そう思う多数)に

torさんという方が
>大谷が凄いんであって、俺たちが凄いわけではないので、勘違いしないようにしないとねw
こちらは「そうは思わない」ばかり

basさんという方のコメント
>しかも、生粋の日本人。ハーフでもクォーターでもなく純粋な日本人。
(そう思う多数)

milk
純粋な日本人、、、嫌な言葉ですね。そんなこと書いてると、ヘイトで訴えられちゃいますよ。気を付けて下さい。それに、ちょっと遡れば、あなただって半島や大陸の血が入っているのですよ。
(そうは思わない多数)

それはともかく、明日は登板日です。楽しみです(皆も言ってるように心配なのは「オーバー・ワーク」だけ)。





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時間は、本当に「前」に向かって進んでいるのだろうか?

2021-05-18 20:51:36 | コロナ、差別問題と民主化運動、意識



読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・

今朝は、珍しく2度寝して、つごう8時間半眠った。

起きる直前に見た夢がすごく印象的だったので、書き留めておく。

どうやら、どこかに引っ越したらしい。
都会だけれど山際の雰囲気で、でも賑やか。
小包と手紙を出しにポストに行った。
通りを縫って数100m、角を曲がったところにポストがあった。
用事が済んだ(投函した?)あと、もう少し先まで行ってみよう、と思った。このまま進めば、(転居した宿舎に来る途中に)見かけたマクドに出るんじゃないだろうか?
でも、引き返すことにした(後で地図をチェックすれば良い)。

小包と封筒は、何故か途中(宿を出てすぐ)の電話ボックスの上に置いてきた(郵便投函のためにポストに行ったことと辻褄が合わないけれど夢だから)。数分しか経っていないので、たぶん大丈夫。もちろんあった。

通りは賑わっていて、と言っても、今現在の日本とはちょっと違うような、それは夢だから当然のことではあるのだけれど、何か、とても懐かしい、心が和らぐような、それでいてどこか怪しげな雰囲気が漂っている。

行きにちらりと目にして、違和感というか、なんとなく気になっていたことを確かめてみた。通りに並ぶ幾つかの店の入り口に「遊ぶところ」と貼り紙がある。他のいろんなお店と交互に並んでいる。

この「遊ぶところ」とは何なんだろうか? 何人もの可愛い20歳前くらいの女の子(ケバイ外観ではなく清楚で健康的な雰囲気)が、忙しそうに動き回っている。それに混じって、何人かの年配の女性が、ゲームセンターの入口?(いや、そういう雰囲気でもなく、もっと柔らかで素朴なイメージ)のようなところに佇んでいる。

例の(ぼくら貧乏人には無縁の)「ピンク系」の場所である可能性が高い。それとも、案外、単純なカフェ*かも知れない。だったらWi-Fiも使える可能性がある。

*カフェcafeとコーヒーcoffee(café)について。このあいだ「カワトンボ」すなわち「珈蟌」の話を書くときに、改めて「珈琲」について調べてみた。僕はこれまで、コーヒーとカフェの違いを知らなかった(^^;)。コーヒーは飲料、カフェは喫茶店。人生70歳を過ぎて、初めて知る(誰でも知ってるけれど僕は知らなかった)事もある。

**いろいろと想いだした。喫茶店(マクドやスタバでない普通の)関連で言えば、夢の中で幾つものパターンの行きつけの喫茶店があって、、、、困った、次々と思い浮かぶ。この話題は中止。

電話ボックスの前のお店の一つに穏やかな表情で座っている50歳ぐらいのオバサンに尋ねてみた。
僕:
「この“遊ぶところ”って何ですか?」
オバサン:
「(笑って)青山さんに言ってもしょうがないでしょう、むにゃむにゃむにゃ、、、」
はぐらかされてしまった。

なんで僕の名前を知っているのだろう?
そうだ、きっと電話ボックスの中に置いた郵便物を、忘れ物かもと確かめたうえで、そのまま置いてきた、その時に名前をチェックしたのだ(でも以前から知ってる人のような気もする)。

宿(アパートというよりも宿屋の雰囲気、前回ボビー・ヴィントンのラーメンとウェイン・ニュートンのイチゴゼリーの夢で出てきたのと同じ宿らしい、明治中~後期のイメージ)の玄関を出て、右にいけば「遊ぶところ」や「電話ボックス」のある通り、まっすぐ下り気味に続く細い通りは、更に賑わっていてWi-Fiが使えるところもありそう。
「この道にマクドとかありますか?」と尋ねた。
「そんなのないよ(この付近のマクドは最初に挙げた駅からここに来る途中の一つだけ)」。

それで部屋に戻ることにした。僕の部屋は宿のかなりの上階である。たしか位置的には、さっきのオバサンの店の真向いだ。窓の外を見た。まるで俯瞰図。一帯が子細に見て取れた。何人もの女の子たち(とても可愛い子もいた、もんぺを穿いてるみたいで、時代がちょっと錯誤しているけれど、笑)が、忙しく働いていた。

そうだ、この俯瞰光景を、資料として写真に収めて置こう。思ったより高所である。落っこちてしまわないように、左手で窓枠を掴み、右手一本でカメラを持って、左足をゴミ箱(最初枯葉の中と思った、でもここに枯葉などないはずだし、そうかゴミ箱だ)に突っ込んで、右から左に、広角で撮影した。一通り写し終え、今度は望遠レンズに付け替えて、、、というところで目が覚めた。

今回の夢のシチェーションは、かなり特定ができる。大きく2つ。

ここのところ、緑雨、柳浪、一葉、荷風らの作品の足跡を追っている。それらの背景に置かれた状況が、脳内再生されていると思う。逍遥「当世書生気質」の一場面も加わっていそうである(漱石「三四郎」の菊人形の場面や、鴎外「青年」の国府津の宿の場面なども)。

もう一つは、中国。夢の場合だけではなく、現実的にも、(小説や随想によって導かれた)100年余前の明治の追想と、この35年の間に実際に自分で体験した中国の記憶が、なぜか重なるのである。

そうだ、おばさんと会話していたのは、昆明の「フランスカフェ(地元の人がそう呼んでた=正式名は確か“ラテンなんとか”)」の前だ。時代と場所は全く違うようだけれど、何故か特定出来てしまう。そうだ、確かに、ここは「フランスカフェ」だ。

通りを俯瞰した僕の部屋も、明らかに特定できる。広東翁源(モニカの故郷の村の県都)の常宿「翁源大賓館」の8階の部屋からの俯瞰である。見事な古い家屋の群が眼下に展開する。広大な面積に石瓦の屋根の家屋が並び建っているのだが、人の気配は無い。廃屋群のようである。ただし、夢の中で出てきたのは、人々が忙しそうに行き交う光景である。

僕の夢は、舞台の多くが昆明(もちろん、もう一つの「架空昆明」)だ。下北沢も結構出てくるけれど(笑)、街角の多くは昆明(「夢の昆明」)の各所、、、、だと思う(広州・深圳・桂林・成都・重慶・西安・武漢・杭州・青島などの大都会の街角も混じっているかも知れない)。

更に、思いつくまま挙げると、翁源(広東)のほか、河源(広東)、恩施(湖北)、悟州(広西)、雅安(四川)、建水(雲南)、陽春(広東)、徳欽(雲南)、謄沖(雲南)、融水(広西)、龍岩(福建)、舟山(浙江)、香格里拉(雲南)、、、といった地方中心都市の街角。あと、ミャンマーのピンウーリンの街並み、台湾の三地門の古具雑貨店、、、、。

ベトナム国境の雲南南部の町・河口の巨大置き屋(僕の常宿の部屋の前が女郎部屋の炊事場、何度かカメラを持って撮影を敢行しようとしたのだけれど、ボコボコにされそうになったので逃げ帰った)のイメージも(ただし夢の中の雰囲気は穏やかな場所)。河口の町から国境を渡って山を登ったところがサパ。夢の中に出てきた「正面の下り坂」はサパの町の中心の坂だ。

それらの「現実空間」の記憶と、緑雨や柳浪や一葉の描いた明治の光景が、溶け合って夢に出てくる。

と、ここまでは夢の話。以下は現実。でも夢よりも、もっと夢っぽいかも知れない。

夢の主舞台は昆明(架空の昆明)であることが多い、と書いた。でも、夢ではなく、現実の(今振り返って、という事ではなくその時点でリアルタイムの)昆明も、夢の中にあったように思うのである。

どういうことかと言うと、、、モニカと歩き回っていた昆明と、様々な不可解なトラブルでモニカが昆明を去って暫くの間僕一人で(時にはルイスやザンビア人の兄弟と)過ごしていた昆明の町が、全然別物なのだ。その間、せいぜい2年である。かつ前半と後半で途中断絶しているわけではなく、時間的には連続しているのに。実に不思議なのである。

分かり易い?例えで言うと、こういうことだろう。一般生活でもよくあることだと思う。どこかに向かう時、「行き」と「帰り」は同じところを通っているはず。なのにある時点まで、全然違うところを歩いているように思い込んでいる。あるとき、(振り返ったりしたときに)同じ場所だと気づく。それと、似たようなパターンかも知れない。

昆明を拠点としたのは20年近く。(最初の頃は滞在地を転々としていたが)雲南探索がメインとなった2005年頃から、次の数か所を居場所にしてきた。

ユース・ホステル1(のちに政府命令で強制廃止)。

ユース・ホステル2。ここはずっと続いているようだが、予約をしないと部屋が満室になることが多く、当てにならないので、モニカに別のホテルを探して貰った。でも宿泊費が高く、一泊2000円近くする。ある時、モニカが「月通して宿泊するので負けろ」と交渉した。でも、僅かしか負けてくれない。それでモニカが勤めている会社の寮?に移ることになった。

その後、トラブルになってモニカは会社を辞め、(暫くミャンマー関係の仕事をした後)大学時代から8年間過ごした昆明を去って故郷の広東省に戻った。

僕一人になってからの昆明での常宿は、ユース・ホステル3。ドミトリー・ルーム、特別に食事付きで一泊500円。後にやはり政府命令で強制廃止になったので、出版社編集長の所属する大学の教室(無料、ただしその編集長氏も謎の失脚をしてしまって使用不可に)や、日本のビジネス・ホテルに相当する「7デイズイン」(宿泊費は高く2000円代)を利用していた。

その後は、僕も昆明を離れて、モニカの伝手で深圳の常宿、更に広州のアパートと居場所を変えてきたのだが、「コロナ」で日本へ帰らざるを得なくなってからは、(中国での)住居は不定の身となって現在に至っている。

ユース1が閉鎖されて、別の宿に移った時のこと(日付を覚えている、2012年12月23日)。タクシーに乗ったのだが、方向音痴のモニカと運転手との間で話がかみ合わず、僅かな距離をぐるぐる回って辿り着いた。後で分かったのだが、迷い続けていた場所は「フランス・カフェ」の周辺である。

2012年から2013年にかけては、毎日のようにモニカと昆明の町で食事をしていた。夕方日が暮れる頃ユースにやって来て、晩飯を食べて別れるのだが、いつも行く店が違う。

モニカは僕にバスを使わせてくれない。遠近に関わらず、タクシーに乗るか、歩くか、どちらかである(何故か今は“勿体ないから”とタクシー使わずにバスに乗る、行く食堂も概ね同じである、笑)。

完全に任せっきりである。従って、何処をどう行ったのか、位置関係、方向関係が、自分では全く把握できていない。

それが、一年後、トラブルがあってモニカが昆明去り、僕一人でバスを使うようになってから、(「道の無いところを歩くのは誰よりも得意」と自負していても、町の中はさっぱりダメな僕ではあるけれど、さすがに)街の構造が僕なりに把握できるようになった。

しかし、明らかにモニカと一緒の時と同じ場所に行っているはずなのに、感覚的には「同じところだ」という把握が、全く出来ないでいる。僅か数か月しか経ってないのに、以前のシチュエーションとの意識上の整合が、全くつかない。不思議でしかない。僕の中での昆明は、2つの「全く異なる街」なのである。

でも、案外、今想い返せば「その2つ」は、合致するのではないか、という気もする。「時間」は、その「距離」との関係性でもって、初めて成り立つのではないかと。

・・・・・・・・・・

話は全く変わる(言おうとしていることは似ているけれど)。

ジョージが怒っているらしい。エーゲ海の三世とTV電話で会話するとき、たまにジョージが出てくる。上手く会話が進まない(むろん僕の英語が下手だから)。すると、すぐにどっかに行ってしまう。ジョージ曰く「青山さんはなぜ僕と話をするとき無愛想なんだ」と。

僕に言わせれば、逆だろ、せっかく話をするチャンスがあって、一生懸命下手な英語を喋ろうとしているのだから、スムーズに言葉が出てくるまで、根気よく待っててくれれば良いのに、という想いでいる。

三世に、「僕は隣に英語喋れる日本人がいると途端に英語が全く喋れなくなってしまう」。三世「私もそう」。

分かってるなら、ジョージと話すときは、TV電話の時だって、遂一完全通訳(以前から僕が喋った全てを、わざわざ言わなくて良い事まで三世が滅茶苦茶な英語に翻訳してジョージに伝えているように)して貰わなくては困る。

でなければ、僕がジョージと話すときは(一人で何としてでも英語で会話する状況に追い込めなきゃなんないので)、三世はその間どっか消えててくれるか、どっちかにして。三世が横にいて、かつ直接ジョージと英語で会話を交わすのは不可能に近いと思う。いや、一人の時は、(欧米人に対して)必死で英語会話しようとしているので、僕の下手な英語でも意思の疎通が案外成り立ってる、それが横に「通訳」出来る人がいると、嘘のようにできなくなってしまう。

ちなみに、三世は、客観的に見て、僕よりも更に滅茶苦茶な英語を喋っている。なのにジョージとは完全に意思の疎通が出来ている、という不思議(それで言えば、僕も何故か英語でモニカと、中国語でスーリンと意思の疎通が出来てる)。

・・・・・・・・・・

昆明の「フランス・カフェ」で良く話した榎本氏は、どうしてるかな?一度メールしてみよう。

・・・・・・・・・・

今朝見た夢は、なんとなく前の物語から続いているような気がする、それは忘れてしまったわけだけれど。

・・・・・・・・・・・・・・

フィールドガイドブック「中国の蝶」を、裏山探索で撮影した種を加えて、「東アジアの蝶(中国、日本、および周辺地区)」とするつもりです。500頁を超します(計算上1000頁近くになる)。これまでにも何度も(HDDトラブルもあって)途中で中断していて、前回は一年ほど前に取り組んで、今後のモニカによる中国語翻訳のための下訳を兼ねて、自分で英語に翻訳しつつ、全体の半分ぐらい辿り着いたまま、そこでまた中断。

思う事があって、再挑戦することにしました。このような場合、一度中断した原稿を、何処に収めているのか、探し出すのが大変な作業です。一項目を見つけるだけで丸一日経ってしまいます。

とりあえず昨日今日と、アゲハチョウ科80頁余分の再編成に取り組んでいます。英語に翻訳する前の日本語の元原稿が出て来なかったりで、日本語に再翻訳し直さなくてはならない、という、これまでと同じ失敗を繰り返しています。学習が出来ていないですね。我ながら、つくづくバカだと思います。

ということで、ブログ掲載は少し頻度を落とします。

・・・・・・・・・・・・・・

大谷、今日も打ちました。早くも13号。

Yumizuさんのコメント
ずっと大谷の二刀流を批判して台無しになると唱えてた老人たちは何を思うんだろうな。どれだけ活躍しても「片方に専念すればもっと」と言い続けるのだろうか。
歴史が証明し続けるように、いつだって才気溢れる若者が正しい。厳密にいえば正しいというよりも、みずから新しい正解を生み出してしまう。

milk
大谷君の二刀流を応援しています!
「正解」など気にせずに、夢に向かって驀進してください。
それとこれとは別の話で。コメ主へ。
いつの世も、新たな「正義」「正解」を作り上げる若者たちで、世界に「戦争」が絶えない。
「正解」は、一つではありません。
「正義」の反対語は、「もう一つの正義」です。

・・・・・・・・・・・・・

菊池は残念(でも挫けるな!)

ダルはよくやった!さすが!!





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僕は結構ミーハーなので(笑)

2021-05-17 15:38:55 | コロナ 差別問題と民主化運動 日記


★5月16日の記事に、いいね!その他ありがとうございます。



今日はブログを書かずに写真の整理に集中します。

・・・・・・・・・・・

大谷9回2アウトからの逆転決勝12号。本当に凄いとしか言いようがない。

マエケンは5回降板で敗戦。ドンマイ、次は頑張ろう。

秋山、復帰後の好調を維持する3安打。ヨシ!

筒香ドジャース移籍、良かったね、見返してやれよ!(でも肩の力を抜いて)






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アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.5.14【補遺】

2021-05-17 12:00:00 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然


 
写真①
 
観察データの付記
【】は撮影した種(一部目撃のみ)
 
8:25 マンション霞出発
 
8:50~8:55 霞丘陵入り口~松林
【ジャコウアゲハ雌、ヤマトシジミ、ヒメウラナミジャノメ】
ジャコウアゲハはメス。写真を撮影しましたが、翅が大きく破れていたので紹介していません。
 
8:55~10:20 松林
【コジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ウスイロコノマチョウ、モンキアゲハ(目撃)】
サトキマダラヒカゲは、多数のオスが樹液の出るコナラの幹の周り(倒木上を含む)で追飛旋回していました(紹介した写真の一枚には4頭の混飛が写っている)。
 
10:20~10:35 松林~雑木林の丘~駐車場手前の草地
【ダイミョウセセリ】
この時期、最も個体数の多い蝶が、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、ダイミョウセセリの3種です。
 
10:35~11:05 駐車場手前の草地~樹林~麓の草原
【クロヒカゲ】
クロヒカゲについては書くことが多すぎるのでパス。次回辺りからはヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)も出現リストに加わりそうです(通常は6月に入ってからですが今年は季節が早く進んでいるので)。
 
11:05~11:20 麓の草原
【キタテハ】
キタテハは越冬個体の生き残り。同じ越冬タテハのヒオドシチョウ、ルリタテハ、アカタテハは、姿を見なくなりました。新世代第1化(ヒオドシチョウは通年)出現との狭間の時期だと思います。
 
11:20~11:55 麓の草原~七国街道手前
【キチョウ、コジャノメ】
写真②

ほとんど人に会いませんⅠ
 
11:55~12:20 七国街道手前~雑木林~ミツバチ草原
【キチョウ、コジャノメ】
写真③

ほとんど人に会いませんⅡ
 
12:20~12:40 ミツバチ草原
【キチョウ、ヒメウラナミジャノメ、キマダラセセリ?(目撃)】
モンキチョウは姿を消しました(まもなく第2化出現?)。一方、キチョウは3月以来途切れることなくずっと出現し続けています。古い個体も新しい個体も混じっているようです(産卵も撮影しました)。キチョウの周年発生経過は、今一度きっちりチェックし直さねばならないと思います。
 
12:40~12:55 ミツバチ草原~雑木林~駐車場手前の草原
【クロアゲハ】
クロアゲハはメス。この辺り(駐車場の脇)では、以前アゲハチョウ、キアゲハ、カラスアゲハにも出会いました。これまでの「霞丘陵探索」で特徴的なことの一つは、大型のアゲハチョウ類に出会う機会が少ない(むしろ街との隣接地で見かける)ことです。
 
12:55~13:10 駐車場手前の草原~樹林内の坂道~白髭神社
【コジャノメ】
 
13:10~13:25 白髭神社前草地
【ダイミョウセセリ、オナガアゲハ】
白髭神社の付近は、相当に不気味な所ですね。神社の前方は極めてだだっ広い空き地で、その奥に一軒の大きなアパートが建ち、犬が吠えています。アパートは今にも朽ち果てそうなボロアパートですが、ちゃんと人が住んでいるようです。ここでヒメジョオンに吸蜜に訪れたオナガアゲハ(雌)を撮影していました。片方の尾状突起が折れていて、しかし何故か度々正常な状態に戻ります。よって撮影した200枚余の写真のうち使えるのは1/4ほどです。興味深いことに、別の花に飛び移っても、いつも同じような姿勢(凧のような斜め水平どまり)をとります。オナガアゲハを含むナガサキアゲハ群の(オス交尾器の形状とDNA解析に基づく)レヴィジョンを、近いうちに紹介しておきたいと考えています。
写真④

白髭神社前のオナガアゲハのいた草地と、不気味?なアパート一軒家。
 
13:25~13:35 白髭神社~樹林内坂道~駐車場手前草地
写真⑤

コアジサイが満開。
 
13:35~14:05 駐車場手前草地
【クモガタヒョウモン、テングチョウ、ダイミョウセセリ、キチョウ、ヒメジャノメ?(目撃)】
これまで意外に出会っていない蝶の一つがヒメジャノメです。近縁種のコジャノメが林内に多いのに対し、ヒメジャノメは主に開けた環境に棲む一般的にはよりポピュラーな種です(少なくてもクモガタヒョウモンよりはずっと普通種のはず)。どこかにいても良いはずなのですが。
 
14:05~14:35 駐車場手前の草地~雑木林の丘~松林~霞丘陵入口
【ヒメウラナミジャノメ】
行きに見たコナラの樹液には、サトキマダラヒカゲはいませんでした。ちなみに、数は少なくなったけれど、ウスバシロチョウは行程のあちこちでチラホラ飛んでいました。
 
14:35~16:05 霞丘陵入口(塩崎観音入場券売り場横)の草地
【ジャコウアゲハ雄】
入口まで戻ってきて、今日の撮影は終了、、、と思っていたのですが。朝、今日最初に出会った蝶の、ジャコウアゲハのメスがいたところ(住宅地の横の路傍)で、ジャコウアゲハのオスが飛び交っているのに出会いました。すでに閉まっていた塩崎観音入場券売り場と住宅地の間の、2本の道路に挟まれたヒメジョオンが生える小さな草地を、何本かの植木に沿って、ものすごい勢いで飛び回っているのです。いかにも止まりそうになるのだけれど、全く止まりません。直径10mほどの空間を、大きな円を描いて、ぐるぐると、延々と飛び続けます。幾らなんでも、一回ぐらいは止まってくれるだろうと、根気勝負で、結局1時間半、(自分の体もぐるぐる回転させながら)その場に立ち続けました。
 
最初に梢に止まったのが30分後、一瞬の間です。その後、何度か一瞬梢に止まり、その都度必死に撮影。でも、やっと止まってくれたと思っても、傾きかけた陽で陰になったところです。僕のカメラはモニカからぶんどった(笑)古いカメラで、ストロボが壊れていて発光しません。それでISOを目いっぱい(800とか1600に)上げて、浅い深度で、遅いシャッタースピードでの撮影。
 
やがて気が付いたのですが、どうやらここを飛んでいる雄は、一頭じゃあないようです。数分置きに、別の個体と出会うと、更に猛烈なスピードで追っかけこが始まります。絡み合って一気に天空高く舞い上がり、それが解けると、一気に下に戻ってくる。後になって分かったのですが、戻ってきたときは、大抵別の個体に入れ替わっています。目の前に見える個体は一頭(縺れ合う時は二頭)しかいないのだけれど、付近にはかなり多く(10頭近く?)のオスがいるようです。
 
西日が射している間、この空間を、“戦い(空中戦)”に勝った個体ごと、入れ替わって回旋占有飛翔を行っているのです(他のオスはそのとき何処にいるのでしょうか?)。それと、どこかに(たぶん羽化前の蛹の状態で)メスがいるのでしょう。羽化した瞬間のメスを、その時占有飛翔を行っていたオスが勝ち取るのでしょうか?でも、次のチャンスはたぶん明日になってからでしょうね。午後4時半、空間全体に陽が落ちてきたので、僕も撮影を終了することにしました。
 
それにしても飛び回るスピードの速さ。ジャコウアゲハの普段の飛翔は緩慢なイメージです。その落差が大きすぎます。殊に、縺れ合って天空に舞い上がり、そして降りてくるまでのスピード。一体、時速換算では何キロmになるのでしょうね。ちなみに、僕が出会った最も素早く飛ぶ蝶は、ダイミョウセセリやチャマダラセセリ類などセセリチョウ科の種と、ゼフィルスをはじめとするシジミチョウ科の種、それと、アオスジアゲハの仲間の超小型種スソビキアゲハ類などで、本当に“目にも留まらぬ”速さ、としか形容出来ないのです。
写真⑥

縺れ合って空高く舞い上がるジャコウアゲハ。このあと一気に降りてきます。
 
16:30 マンション霞帰宅
 
 
 





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「正義」の反対語は「もう一つの正義」 

2021-05-16 20:35:13 | コロナ、民主化運動、中国


「正義」の反対語は「もう一つの正義」 
カテゴリー:「コロナ」「差別問題と民主化運動」「中国」

最初に、非常に怖い(その意味が分かってくれるかどうか、、、、)記事をネットニュースに見つけたので、取り上げておきます。
「外のことを教えてくれる先生が必要」――中国最貧困地区に暮らす少数民族の願い(竹内亮)
Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム
中国四川省南部に位置する大涼山地区。厳しい地形が交通網の発展を阻み、経済発展が難しいため、中国最貧困地域の一つといわれる。ここに、少数民族のイ族が暮らす。「私みたいな肉体労働だけで家族全員を支えるのは、とうてい無理。外のことを教えてくれる先生が必要なんだ。彼らの知識を子どもたちにも伝えてほしい」。都会へ出稼ぎに行く、イ族の俄木さんはそう語る。山深くにある大涼山地区を訪ねた。
続きを読む

僕の大好きな、生物地理的に見て中国の中でも最も興味深い、素適な地域です(ちなみに、前々回の「日本の蝶①」で取り上げた「西昌の近くの日本と隔離共通分布するウスバシロチョウ産地」も、この一帯です)。

この映画監督の方の報告内容が“間違っている”とは言いません。しかし、“この見解だけが正しい”と言う事でもない。「知識」は「正義」とは限らない、、、、、。ここでは、それ以上は言いません。

「正義」の反対語は、「もうひとつの正義」。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下、無関係の話です。

腹立たしいこと(下記のブログ記事)の追加。

今日アップした前回の「日本の蝶②」(ダイミョウセセリ)の記事。何度もチェックしてDaimio tethysで送信したのに、種小名の頭が大文字のTになってしまっています。あや子さんの責任じゃないですよ。もちろん僕の責任でもありません。“tethys”と打つと、勝手に“Tethys” となってしまうのです(古代ギリシャ神話の女神由来なので)。送信した時点では正しくても、受信した時点で(あるいは記事をアップする際に)変わってしまう。“tethys”は間違いで“Tethys”が正しいと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いやもう、腹が立って、、、(本来今日はここから始めようと思ってたのだけれど、先に2つ臨時挿入しました)。

前回、
「パソコンで文字を書くには、当該文字をいちいち選定しなくてはならない」
それに、 
「勝手に変えられたりしてしまう」
とパソコンの“悪口”を言ったのが伝わったのか、
仕返し(いじわる)をされてしまいました(笑)。

漢字の場合、例えば“漢”だったら、韓間漢冠感館巻菅寒、、、といろいろ出てきます。その中から“漢”を選んでクリックせねばなりません。自分で字を書けば一発で出てくるわけですが、まあそれぐらいは我慢するしかないでしょう。

ところが昨日、文字を選ぶどころか、出てくるのは最初の一文字(上記の例では「韓」)だけで、後が出て来なくなってしまった。何度も再起動してトライしたけれどダメ。またヨドバシカメラのM氏に聞かねばなりません。電車賃かかるし、電話で済ましても良いけれど、複雑なチェックになってくると同じぐらいかかってしまいます。 

それで文章を書くのはやめて、とりあえずWi-Fiで資料調べをしていました。一時間ぐらい経ってから改めてワードを開いたら、ちゃんと普段通りに沢山の漢字が出てきました。ほっとはしたのですが、たびたび設定が勝手に変わっちゃうのは、本当に困ってしまいます。

災難は次々に襲い掛かります。

今朝、マクドから昨夜書いた今日の原稿と写真をあや子さんに送り終えたところで、今度はWi-Fiが使えなくなってしまいました。マクドではよくあることで(一時間ごとに繋ぎ直さねばならないのとは全く別個に)一度繋がらなくなると、大抵その日はダメ。時によっては、数日間ダメなことが続きます。

ということで、マクドは諦めて(日曜礼拝の後)イオンに移りました。しかしここも繋がらない。どうやらひと月ほど前にもあったトラブルと同じ状況です。

その時は、仕方なく吉祥寺のヨドバシカメラに行って、M君に直して(勝手にロックがかかってしまっているので、それを解除して)貰いました。

今回も設定解除(リリース)すれば良いのだけれど、いくら探してもその場所が分からない。それで電話を掛けました(幸いイオンのWi-Fi電波自体は拾えるところに公衆電話がある)。

吉祥寺までの往復電車賃は1000円余です。電話もパソコン設定の手順などのやり取りをしていると、あっという間に数百円かかってしまう(公衆電話の市外通話って何でこんなに高いのだろう)。でも、前回と同じはずなので、すぐにわかるはずです。

今日はM君は休みでした。別のスタッフに聞くことにします(一から状況を説明し直さなければなりませんが)。しかし、その方の指示通りいろいろ試しても、リセットの場所が見つからない。電話代が500円を超えてしまいました。

スタッフ曰く「直接画面を見なければ分からないので来てください」。それで往復2時間近くかけて向かうことにしました。

最初、ヨドバシのスタッフも見つけることが出来ませんでした。この画面で良いはずなのに、、、と。いろいろ探った結果、無事見つかった。画面の下の、一行だけ隠れていたところに、リリースの指示がありました。

無事Wi-Fiを使えるようになったのだけれど(もちろんヨドバシスタッフには感謝一杯)、パソコンに対しては、もう腹が立つこと立つこと。どうして勝手に設定などしてしまうのでしょうか。

電話代と電車賃で2000円近くの出費。2000円と言えば10日分の食費(ドリンク代除く)です。このままだと餓死しちゃいます(まだ5000円余残ってるので、あと20日間ぐらいは何とか持つでしょうけれど、、、)。

まあ、以上は個人的な憤怒です。

電車に乗ると、(前にも触れたことがあるのですが)ある種の広告がやたら目に付きます。

「人は美しくあるべき」
「体から汚い毛を取り除こう」
「細胞次元で取り除く方法をお勧めします」

と言ったような、、、それこそ大変な犯罪だと思いますよ。許せないです。

美容とか整形とかを否定するつもりはありません。お化粧とか、三世が以前やってたような腕へのペインティングとかは、人生に潤いを加える遊び心として、十分に意味があると思います。

でも、
「人は美しくあるべき」
「美しい日本」
よって、「無駄なものは排除していこう、、、、」

知識、教育、出世、裕福、近代化、、、、。人間は、結局ロボットになってしまうのでしょうか、、、。

いやだなぁ~。



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The Butterfly of Japan日本の蝶 2

2021-05-16 12:39:08 | 日本の蝶、中国の蝶


★5月15日の記事に、いいね!その他ありがとうございます。

 
The Butterfly of Japan日本の蝶
A story as a memorandum about that identity(fragmental consideration or essay)
そのアイデンティティについての覚え書き(断片的な考察)

 

第2回 ダイミョウセセリDaimio tethys 黑弄蝶 (上)
 
次の自費出版本から、本文を転載します。
 
アジアの片隅で“日本の蝶”を考える《Photo Essay》
ダイミョウセセリとシロシタセセリ族各種Tagiadini(Pyrginae, Hesperiidae)
発行 亜洲生物出版会Nature Asia Press
著者 青山潤三Junzo Aoyama
発行日 2014.10.15
 
それに加え、今回東京都青梅市霞丘陵で撮影したダイミョウセセリ(関東型)、中国大陸産ダイミョウセセリ、その他のダイミョウセセリ族各種と近縁のキコモンセセリ族各種の生態写真の一部、および付随文章を示します。
(上・下に2分割して掲載予定)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
日本には、プロ・アマチュアを問わず、多数の蝶研究者・愛好家がいます。彼らの手によって、日本産の種はもとより、世界各地の蝶の、素晴らしい研究成果が成されています。
 
でも、いつも思うのですが、これだけ数多くの成果が上がっているのにも関わらず、「灯台下暗し」とでも言うか、一部の日本産の普通種の調査・研究に於いて、充分に成されていないのではないか、と思える部分が少なくありません。
 
ダイミョウセセリは、大都市の市街地を含め、日本各地に広く普遍的に分布している、代表的な「普通種」のひとつです。
 
都市近郊で見られる、いわゆる「普通種」には、近年になって都市部に侵入してきた、主に暖地性の広域分布種(例えばツマグロヒョウモン)も含まれます。
 
それとは別に、人類が登場する前の極めて古い時代から日本に在来分布し、本来の棲息地を覆うように形成された里山と結びついて繁栄、あるいは安定的な環境が保たれた都市周辺に改めて戻って来たと言える、「繁栄する遺存種」(著者の造語)スジグロチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲなどがあります。
 
ダイミョウセセリも、後者の一員だと思います。種としての分布自体は、アジアの広い地域に亘っています。その中で、日本産は極めて特徴的な固有の現象を示している。東日本と西日本で、明確に外観的特長(後翅の白帯の出現程度)が異なるのです。
 
周知の通り、東日本は後翅表(裏も)白帯がごく僅かしか出現せず、ほぼ全面黒褐色。西日本産は明瞭な白帯が発達します。中間地帯で徐々に移行するのではなく、どこかで入れ替わるのだと思います。
 
どこかで入れ替わるのか、その地域はどこなのか(関が原あたり?)、本当に移行性は示さないのか、、、、、。ダイミョウセセリという種の永い歴史の中で、それぞれの集団が時を違えて繁栄したのかも知れません。もっと別の要因があるのかも知れません。いずれにしても、非常に興味深いと思うのです。
 
これほど興味深い題材が身近にあるのに、きちんと調査に取り組んだ、という報告は聞きません。本気で取り組んだなら、必ずや面白い結果が出ると思うのです。
 
僕は関西人ですが、ダイミョウセセリを始めて撮影したのは(というか、蝶の撮影を始めたのも)、東京に来てからです。世田谷に引っ越した直後、アパートの横の電話ボックスに絡みついたヤマノイモに産卵中の♀や幼虫や蛹を見つけて、身近な蝶のひとつになったのです。ただし、後翅は黒いのが基準、と単純に考えていました(西日本の「白帯」が特殊なのだと)。
 
後年、台湾や中国大陸を訪れるようになってから、これらの地域のダイミョウセセリは後翅に白帯を有した個体ばかり、ということを知りました。もちろん、それをもって安易に 西日本産と大陸や台湾(ちなみに朝鮮半島は東日本同様黒、半島の南の済州島は白)の集団が、より近い血縁にあるとは言い切れないでしょうが、種の分布圏全体から見渡せば、白が基準で黒は例外、ということは確かなようです。
 
話は逸れますが、日本にはもう一種、ダイミョウセセリの仲間がいます。日本では南琉球の石垣・西表島だけに分布する(国外ではフィリッピンほか熱帯アジアの東半部に広く分布)コウトウシロシタセセリです。
 
ダイミョウセセリは一属一種で、以前は外観の良く似たアジア南部に分布するGerosis属の一員とされていましたが、交尾器の明瞭な差異などから独立属として分離されました。しかし、TagiadesやGerosisとの間の差異は明らかなのですが、基本的な構造はそれらの近縁各群と非常に共通しています。僕の個人的な見解では、Daimioを広義のTagiadesに含め、その亜属に置いても良いのではないかと考えているくらいです。
 
それはともかく、TagiadesやDaimioやGerosis、さらに著しく外観が得意なユウマダラセセリ属やキレバセセリ属など、基本形態の共通する幾つかの属は、シロシタセセリ族として纏められています(姉妹族に、キコモンセセリ属やマエキセセリ属Loxolexisなどから成るキコモンセセリ族があり、シロシタセセリ族、および新大陸産のPyrrhopyginiと併せて、一族に纏める案も成り立つかも知れない)。
 
余談。ネット検索をしてみたら、Gerosisの和名が「ダイミョウモドキセセリ」となっていました。「モドキ」の名を和名に積極的に利用することは、原則として僕は賛成なのですが、条件があります。本来は「似て非なるもの」に対して付けるのです(例えば「ヒョウモンモドキ」とか「アゲハモドキ」とか「セセリモドキ」とか)。
 
GerosisとDaimioを別属とする、という処遇には、特に異存はありません。しかし、属が分離されたとしても、両属の類縁関係がごく近いということも確かです。「似て非なるもの」とは言えないと思います。昆虫にしても植物にしても「属が違うから全く別物」という考えが普遍的な考えとして流布しているようなのですが、僕は同意出来ません(仮にそれらの属を統合する意見が主流になれば、また和名を変更しなければならないですし)。
 
話を戻します。これらの仲間は、生態的にも顕著な特徴を共有しています。静止時に、全開した翅を葉や地表にくっつけて(しばしば葉の裏側に下向きにピッタリ張り付いて)止まること。
 
そして、(一部の特異な属やキコモンセセリ族を別とすれば)大多数の種が、後翅に明瞭な白色部(全身白色に近いユウマダラセセリはその極?)を有していることです。
 
顕著な白紋は、生態とも密接な関係があります。樹林内での飛翔時、翅の小刻みな羽ばたきがストロボ効果を成すのです。ことに暗い林内に木漏れ日が差しているときなどは、その効果は一層顕著になります。
 
ゼフィルスの金属光沢における効果と軌を一にするのかも知れません。ただしゼフィルスの場合は♂のみ、シロシタセセリの仲間は♂♀ともに同じ効果を表します。種内での相互認識のための指標なのか、外敵に対しての隠蔽(または威嚇)効果なのか、要因はともかくとして、熱帯・亜熱帯さらに暖温帯の照葉樹林内に棲息する種に共通して発達しているという事実があります。
 
だとすれば、(この仲間としては例外的に)東日本産ダイミョウセセリのみに白色部の発達を欠くという現象は、容易に答えを導けそうに思えます。
 
西日本には昼なお暗い照葉樹林が発達するのに対し、東日本は明るい落葉樹林が主流、したがって白紋によるストロボ効果は役に立たない、と。
 
もし、白紋の存在がこのグループの基本とすれば、必要がなくなって退化した、と考えることが出来るかも知れません。あるいは逆に、必要がなくて発達しなかった、遺存性の強い集団と解釈することも可能でしょう。
 
でも、そう簡単に結論付けてほしくないし、また結論付けることも出来ないと思うのです。
例えば、、、。白紋の発達しない東日本にも、東海地方や南関東には、西日本と全く変わらない照葉樹林が発達しています。上記の説を採るならば、植生環境に対応して白班の発達程度も変化していかねばならない。でもそうではありません。
 
また、Tagiades属の多くの種は白紋が発達する、と記しましたが、それは東南アジアの一部地域に分布する種に限ってであって、地域によっては(熱帯ではあっても)後翅の白紋を欠く種が多数あります。
 
以下、無責任に思いついたことを、特に脈絡なく記していきます(この文章は解説文でも報文でもなくエッセイであるということをご承知おき下さい)。
 
タンポポ(日本在来種)は通常黄色ですが、西日本産では白色種(シロバナタンポポ)が主体となります(中国西南部の高山性種も白花が主体)。
 
レンゲソウとヒガンバナは、ともに歴史時代に、何らかの訳有りで、大陸から日本に導入された植物です。そのことに間違いはないのでしょうが、では、大陸のどこに本来の野生地があるのか、といえば、実はよく分かっていません。
 
そのことと直接関係はないとしても、気になることがいくつかあります。ヒガンバナは、種のレベルでヒガンバナと同一とも考えられる、白花のシロバナマンジュシャゲが、南九州などに在来分布しています。正確に確かめたわけではないのですが、レンゲソウの「白花」も、九州などで出現率が高いように思われます。中国中部や西部には、レンゲソウの野生種に何らかの関わりを持つと思われる、オナガシロゲンゲ、ユンナンシロゲンゲが、在来分布します。
 
クマゼミの背腹の白帯は、なぜか沖縄本島産で全く現れず、日本本土産も微小、南琉球の石垣・西表島産は白帯が顕著に発達(ちなみに屋久島産は様々なパターンが出現し、奄美大島には在来分布しない)、そして与那国島では背腹部全体が白色で覆われます(海外には分布せず、近縁種は白帯を欠く)。
 
ナガサキアゲハの♀の白色斑も、クマゼミ同様、本土産には僅かしか現れません。南西諸島を南に進むにしたがって、白色の部分が広がります。しかし、南琉球(石垣・西表島など)は分布の空白地帯。時折発見されることがあるのですが、それらの個体は、全身真っ白に近いと思われるほど、白色部が発達しているそうです。台湾や中国大陸南部、インドシナ半島などでは、♀が多型となりますが、おおむね白色部の発達した個体が中心となります。日本本土の「黒いナガサキアゲハ♀」は、種全体から見れば、むしろ異端なのです。
 
ウラナミジャノメの仲間は、沖縄本島に一種、八重山諸島に2種が分布しています。この3種は、後翅裏面が顕著な白色を帯びます、そのため、南西諸島で種分化した、近縁の一群と考えられがちですが、各種間の類縁は遠く離れていて、それぞれに対応する近縁種は、大陸や台湾や日本本土に、個別に存在します。
 
以上の事例を、関連付けるつもりは更々ないし、むろん関連付けられるような根拠も全くありません。「白」に結びつく地域も、バラバラです。
 
とは言っても、西(西南)に行くほど「白」との結びつきが強くなる、という事実は、漠然と存在するように思われるのです。
 
環境や捕食者との関係などで理論的に説明できる、という人もいるでしょう。もちろん、それらによる要因が何らかの形で関係しているのかも知れません。でも、それだけで説明できはしないはずです。偶然といってしまえばそれまでなのですが、「日本の西や西南方向」と「白」は、なんらかの因果関係があっても不思議ではないでしょう。
 
以下、ますます科学的な話ではなくなってしまいます。例えば、奄美大島固有の生物は、分類群の遠近に関わらず、あらゆる生物をクロスオーバーして、互いに共通した独特の雰囲気を持っているように感じられます。地域を広げて見渡しても、ルソン、パラワン、セレベス、、、、あるいは、日本、オーストラリア、アフリカ、北米と、同様の傾向(地域ごとに漠然と共通する印象)があるように思われるのです。
 
「白」というのは、日本の西南から東アジア南部にかけての(アイデンティティを把握する上での)、ひとつのキーワードではないかと思います。
 
ということで、話が余りに無責任に、漠然と広がってしまいました。“科学的な話”に結び付けるためには、まずは、日本の東西での、ダイミョウセセリの白帯出現度の実態を正確に把握するべく、地道な調査を行っていくことからはじめなければなりません。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
以上が、自費出版作品「アジアの片隅で“日本の蝶”を考える~ダイミョウセセリ」(2014)からの転載記事です。初出時から一字一句変えていないので、ここで改めて、ダイミョウセセリの分類上の位置づけと、その近縁種についての追記考察を行って置きます。
 
上記したようにダイミョウセセリ属Daimioは一属一種、熱帯地域に数多くの種を擁するシロシタセセリ属Tagiadesにごく近縁*で、その分布圏の北邊一帯に分布する種と考えて良いと思います。ここでは通説に従ってダイミョウセセリ属で表記していきますが、本来ならば、ダイミョウセセリ属を独立属として見做すなら、シロシタ セセリ属は複数の属に分割されるべきだと思います(でなければダイミョウセセリもシロシタセセリ属に統合することがバランス的に整合性がとれるのではないでしょうか?)。*ただしシロシタセセリ属の種の多くは、オスの前足脛節にダイミョウセセリやキコモンセセリ類のような毛の束を持たない可能性があります。
 
「上」ではダイミョウセセリ属(すなわち種ダイミョウセセリ)とそれ以外のシロシタセセリ族各種、「下」では主に近縁のキコモンセセリ族各種を中心に、(僕が撮影した)写真の一部を紹介していきます。
 
この機会に、ダイミョウセセリの「関東型」「関西型」について、インターネットで少し調べてみました。非常に多くの写真がネットに挙げられています。それらをチェックして、「関東型=黒いタイプ」「関西型=白帯の出るタイプ」「中間的要素の個体」の、地域ごとの出現程度を解析していこうと考えたのですが、驚いたことに、ブログなどにアップされている多くの記事に「地名」が示されていない。いや「地名」は記されているのです。ただし、行政名ではなくて山とか公園とか。それが何県のどの地方にあるのか分からないことが多い。そのブログの読者にとっては“何々山”が何処にあるのかなど皆知っているでしょうから、県名などはわざわざ書かなくてもわかるので省略しているのです。でも僕のような部外者には(自然公園とかマイナーな低山などの場合)それがどの地方にあるのか、さっぱり分からない。ブログというのは、概ね仲間内だけの「閉じた世界」であるという事を、つくづく知りました。
 
それはともかく、だいたい予想のとおりですね。「関東型」と「関西型」は、概ね分けることが出来るようです。「関東型」と言っても、後翅が完全も黒くなるという個体はほとんどなく、白紋が僅かに出るか、痕跡が薄く残っています。「関西型」は基本的に明瞭な白帯を持ちますが、概ね大陸産ほど太くはなりません。
 
近畿地方東部(京都・滋賀・三重・岐阜・福井などの各府県)を中心とした地域では、やや曖昧な白帯が出現する個体も含まれていて、完全に二つの型に別れる、と言うわけではないようです。
 
でも、徐々に移行していくわけでもない。全体として見れば、「後翅全面がほぼ黒いタイプ(関東型=東日本産)」「明確な白帯を持つタイプ(関西型=西日本産)」「太い白帯を持つタイプ」(中国大陸東部~西南部産)の「三段階」の集団に分かれているのは確かなようです。
 
中国大陸産のうち、後述する朝鮮半島産に繋がる形質をもつ可能性のある(僕はまだチェックしていない)東北部や北部産を除く、東部や西南部産については、後翅にごく太い白帯を有することで共通しているように思われます。雲南省産に於いて殊に白帯が顕著ですが、四川省産の中にも雲南省産を上回る顕著な白帯が発達する個体もあります。僕の「中国のチョウ」に掲載した成都市近郊の青城山の個体(ここにコピー転載)もその一つですが、西嶺雪山(大邑原始森林)で撮影した一個体(1991.8.8)には、更にそれを上回る白帯が出現しています(写真は未使用)。ちなみに、ここに示した「2009.8.5」の個体も、同じ場所での撮影ですが、白帯はそれほど発達してはいず、個体差が大きいものと考えられます。東部の浙江省天目山系でも、写真を含む複数の個体を撮影していて、いずれも太い白帯を有し、西南部産と大差は有りません。
 
台湾産については、「白水図鑑」(1960)で見る限り、後翅に中国大陸産同様の広い白帯を持ちますが、前翅の白紋がやや小さめのように思えます。図示された個体の特徴に過ぎないのか、地域集団の安定的特徴なのかどうかを確認したいのですが、昔写したポジフィルムを見つけ出せないので、未確認のままでした。今回、インターネット上の何枚かの台湾産の写真をチェックしたところ、台湾産固有の特徴であることが判明しました。
 
今回、インターネットのチェックで、2つの大きな発見をしました。ダイミョウセセリの分布域は、しばしば北海道が省かれていますが、実際は南部の渡島半島に分布しています。その北海道南部産の、驚愕するぐらい前翅の白斑が大きい個体の写真がありました(関東型の究極)。後翅には全く白斑を欠きます(すなわち台湾産と正反対)。ダイミョウセセリは、種としても族全体で見ても、どちらかと言えば暖地の生物ですから、北海道に分布していること自体が、かなり特例なのだと思います。といって(九州南部や台湾に分布しているにもかかわらず)屋久島・種子島にはいないのですが。
 
もうひとつ、韓国産のダイミョウセセリ。こちらもまた、インターネットでチェックした個体に於いては、「関東型」「関西型」「中国大陸東部~西南部産」のいずれとも、全く異なります。前翅、後翅共に白斑が明白に現れはするのですが、前後翅とも個々の斑の大きさが極めて小さいのです(それ以前にイメージ的に特異)。チェックした複数の個体が、同じ傾向を持ちます。ちなみに、済州島産は関西型に準じる、とされていますが、詳細は把握していません。
 
韓半島に続く中国東北部、および北京など華北地域産の特徴については未詳。どんな斑紋パターンを成しているのか、興味深いです(いつも思うのだけれど、どの生物についても、西南部やチベットなどの僻地の探索が積極的になされているのに比べ、北京周辺や上海周辺などの大都市近郊の実態解明が、おざなりにされ過ぎていると思います)。いつか機会があったなら、各地域産のオス交尾器の形状を比較してみたいです(僕にはもうそのチャンスが無いかも知れないので、誰かお願いします)。
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
雲南省梅里雪山明永2014.7.25
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
雲南省梅里雪山明永2009.6.5
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
雲南省梅里雪山明永2012.7.2
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
四川省西嶺雪山2009.8.5
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
四川省青城山1995.5.9(「中国のチョウ」からのコピー)
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
浙江省臨安県清涼峰2018.7.8
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
東京都青梅市霞丘陵2021.5.1
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
東京都青梅市霞丘陵2021.5.6
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
東京都青梅市霞丘陵2021.5.14
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
東京都青梅市霞丘陵2021.5.14
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
東京都青梅市霞丘陵2021.4.27
 


ダイミョウセセリDaimio Tethys 黑弄蝶
雲南省梅里雪山明永2011.8.11
 
以下、ダイミョウセセリ以外のシロシタセセリ属各種について簡単に述べておきます。
 


シロシタセセリ属の一種⓵ Tagiades sp.1
ベトナム・ファンシーパン山 2009.3.13
 


シロシタセセリ属の一種⓶ Tagiades sp.2
ベトナム・ファンシーパン山 2010.3.19
 


シロシタセセリ属の一種⓷ Tagiades litigiosa 3 沾边裙弄蝶?
広西壮族自治州龍勝県 2009.4.22
 
Tagiades属の分類は、とりあえずギブアップしました(1と2も雲南省との国境付近なので中国側にも分布しているはずですが?)。3も自信がありません。明確なのは、1と3では、腹部の下半が真っ白な毛で覆われますが、2は中国大陸産ダイミョウセセリのように白と黒の互い違いの横紋になることです。Tagiades属のオス交尾器は種ごとに顕著にことなるので、将来そのチェックによって種名が特定できると思います。
 


ウスズミシロシタセセリTagiades gana白边裙弄蝶
タイ・チェンライ 2014.10.29
 


ヒメキエリセセリ Gerosis phisara 匪夷捷弄蝶
四川省全天県 2009.8.4
 


オオキエリセセリ Gerisis sinica 中华捷弄蝶
四川省全天県 2009.8.4
 


チベットオオシロシタセセリ Satarupa zulla 西藏飒弄蝶
雲南省梅里雪山明永 2012.7.10
 


ハナマドセセリColadenia hoenei 花窗弄蝶
広西壮族自治区花坪原始森林 2009.4.22
 


ユキマドセセリColadenia maeniata 雪窗弄蝶(窗弄蝶)
雲南省梅里雪山明永 2017.6.4
 


ユキマドセセリColadenia maeniata 雪窗弄蝶(窗弄蝶)
雲南省梅里雪山明永 2017.6.4
 


キレバセセリCtenoptilum vasava 梳翅弄蝶
広西壮族自治区猫児山 2005.4.22
 


ユウマダラセセリ Abraximorpha davidii 白弄蝶
広東省詔関市翁源県 2013.6.5
 


ユウマダラセセリAbraximorpha davidii 白弄蝶
広東省詔関市翁源県 2013.6.5
 


ユウマダラセセリAbraximorpha davidii 白弄蝶
四川省二朗山2009.8.3








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2021.5.15 日記 つらつら想ったこと

2021-05-15 13:21:44 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回のブログに、次の二か所の間違いがありました(既に訂正済み)。

最初のタイトル 
誤:アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.5.15
正:アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.5.14

末尾の文章
誤:*僕の記事の解説内容は、いわゆる
正:*僕の記事の解説内容は、いわゆる「教科書」に書かれている内容とは全く異なるので、ご注意ください。

僕は、パソコンの操作方法を全く知らないので、毎回あや子さんに文章や写真を送信してアップして貰っています。

文字の大きさを揃え、太字を無くすなど、送信時に細心の注意を払って、きちんと整えてから送信しています。しかし、実際に送信されたものは、(ぼくの“うっかりミス”ということも度々ありますが、笑)、しばしば届いた時点で、文字の大きさや字体がバラバラだったり、色が違ったりしていることがあるようです。今回も、画面の上で整え直してから送信のクリックをしたのですが、実際は一つ前に書いて削除したはずのものが行ってしまっているようです。

僕がパソコン・インターネットを使っているのは、次の理由によります(ジョージが「パソコンなど使うの辞めろ」というのですが、その意見には実に同意できるのですけれど、そういうわけにもいかない事情があるのです)。

⓵僕は、手で字を書くことが(ほとんど)出来ません。指の骨の構造に因るのだと思うのですが、(滅茶滅茶に汚い字で)数行書くのがやっとです。手紙の宛名とかも、非常に苦労して書いています。その点、パソコンは助かります。

以下2つは、僕が貧乏であるので仕方なく、、、、金持ちだったらしません。

⓶写真の整理。デジタルの絶対的強みは、ポジフィルム使用時より圧倒的に安上がりであること。その一点でデジタルのカメラ・フィルムを利用しているのです。もし十分な資金があるならば、旧来のカメラとフィルムを使用したいです。

⓷調べもの。これも十分な資金があれば、国会図書館や各種研究機関に行って調べます。しかし(僕からすれば)とんでもない電車賃がかかってしまう。その点、インターネットの情報は、多くが無料でチェックすることが可能です。

以上は、パソコン・インターネット利用のメリットですね。

でも、よく考えたなら、デメリットの方が圧倒的に大きいのではないかと。

その例は、余りにも多すぎて、とても書き切れない(「あや子版」に綴っている記事の内容は結局その本質的な問題に収斂していくのだと思います)。

一言で表わせば、、、、例えば、知識とは。

学習、教育の賜物。他から与えられ、受け入れ、昇華していく。

ゼロから、自分で対象に対峙し、解析し、認知し、構築していく。

その組み合わせだと思うのですが、両者は相いれないことが多いですね。

1+1がなぜ2になるのか、最初から考えていては、先に進むことが出来ません。「従う」ということも、「成長」にとっては不可欠な事です。

しかし、インターネットやパソコンの世界は、全てが「従う」「委ねる」という前提でのみ成り立っています。

自分で字を書く場合は、書くべき文字を最初から書きます。しかしパソコンでは、(多くの場合)最初は別の文字が示される(よく分からないけれど最大公約数的に使用頻度の高い文字が基準なのかな)。

勝手に文字が直されたりします。例えば、Aporia hippiaは、常にAporia Hippie(種小名の頭が大文字に、末尾のaがeに)と書き直されてしまう。もとに戻すのに毎回苦労します。

だいたい、僕は海苔を巻いたおにぎりが上手く食べられない人間なので(笑)。書かれてある手順に従って、というのが出来ないんですね。それもどうかとは思いますが。

ちょっと学習すれば済むことなんですけれど、なかなかその気にならない。むろん、バカなので、その気になっても、ちゃんと学習できるとは限りませんが(実際何度かチャレンジして玉砕している)。

別に、もっとシンプルな海苔の巻き方で良くはないですか? 「直接巻くと海苔が湿るから」というのはもっともな意見ではありますが、僕は食べれれば*いいので。まあ、日本人はみんな贅沢なので、仕様がないですが。

あと、トイレの紙のセッティングも。これは書き出すと長くなるので、またの機会に(最初の頃の「現代ビジネス」にも何度か書いています)。

*附記:「食べれれば」と書くと「間違い青線」が示されます。「食べられれば」が正解らしいのですが、それだと僕が「食べる」のではなく、怪獣か何かに僕が「食べられて」しまうことになる。「食べることが出来れば」と正確に表記すれば良いのでしょうが、、、、、。「ら抜き」という文法上の問題ではなく、多様性(一種の方言)や柔軟性の観点から見ることは出来ないのでしょうか?

明治30年代だったと思うのですが、上田万年博士が中心になって「標準語設定」の国家的改革を始めたのですね。万年は斎藤緑雨の竹馬の友です。正反対の生き方をし、価値観を有しました。「近代的最高学府に学びそのトップに君臨した」万年と、「江戸戯作の精神を継承し、体系的学問を否定し、貧困の極のまま野垂れ死んだ」緑雨(でも二人は終生仲が良かった)。緑雨は万年が成そうとした「標準語改革」に強い危機感を示し、考え直すよう訴えた。しかし、世間は当然前者に従います。「近代」に向かってひた走ります。今も変わっていません。




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アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然2021.5.14

2021-05-15 08:21:42 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然


★5月13日の記事に、いいね!その他ありがとうございました。

 
午前8時間~午後4時半、8時間の探索です。疲れた、、、。でも幾ら頑張っても一銭にもならないことを想うと、脱力感しかありません。
 
早く中国に戻って、布団で寝たいです。
 
以下、今日新たに追加した種。
 










ジャコウアゲハ。ものすごく興味深い分布様式なのですよ。本州~九州と南西諸島全域(八重山諸島まで)分布し、オス交尾器の形状は全ての地域集団(本土亜種、屋久島亜種、奄美・沖縄亜種、宮古亜種、八重山亜種)で相同、しかし台湾産は(中国大陸産も)顕著に異なる。このような分布様式の蝶は、他にいません(蝉の場合クマゼミがそれに近い)。
 












オナガアゲハ。一見クロアゲハに似ていますが、ナガサキアゲハの一群です。ダイミョウセセリ本文の前に「今日の裏山」を突っ込んだので、(また後回しになってしまった)ダイミョウセセリの事に触れておくと、「関東型」「関西型」の区分の仕方は、正しくはありません。黒(顕著な白帯無し)から白(顕著な白帯出現)に移行するのではなく、分布域の大多数(関ケ原を境に西はミャンマーやアッサムまで)が白で、黒い「関東型」は特殊な存在なのです(朝鮮半島や中国東北部は「関東型」かも知れない)。独立種とまではいかなくとも、それに準じる存在だと思います。ダイミョウセセリの仲間のメインは熱帯のシロシタセセリ類。オナガアゲハに対するナガサキアゲハの関係に相当します。
 




クロアゲハ。こちらはシロオビアゲハの一群の、北寄りに分布する種。日本(朝鮮半島なども含む)産は有尾、そのほかの地域産は無尾。国外産のオナガアゲハの近縁種の多くが無尾であることと軌を一にします。
 




クモガタヒョウモン。一応一属(Nephargynnia)一種ですが、研究者によっては、大型ヒョウモンの仲間をArgynnis一属に纏める見解もあります。その場合、線引きが難しいです(“小型ヒョウモン”の一部も含める必要性が生じる)。
 


ウスイロコノマチョウ。クロコノマチョウかも知れません。いずれにしろ当地には定着していないはずです。越冬型なので、去年の秋に飛来して、半年以上生き抜いてきたことになります。ひとりぼっちで、何を想って生きてきたのか、と想うと胸が熱くなるけれど、、、まあ、いいか、頑張ったんだし。
 










サトキマダラヒカゲ。以前「あや子版」に載せた「日本固有種“サトキマダラヒカゲ”“ヤマキマダラヒカゲ”の大陸産対応種についてThe vicarious species of Neope niphonica and Neope goschevitschii (endemic species of Japan)found outside of Japan」(2013年5月)を参照して頂ければ有難いです。久しぶりに日本のサトキマダラヒカゲを観察して、その見解が当たっていそうだという想いを深くしました。
 




クロヒカゲ。僕の大昔のペンネーム(使っていない)が「黒日影三四郎」です。昔、東大の三四郎池にクロヒカゲがいたのです。日本中(北海道の北端から九州の南端まで)にいる普通種ですが、何故か千葉県にはいません(現在、多摩川から先にはいない)。それに関しては、「千葉県動物誌」(文一総合出版)に詳しく記していますので、興味のある方はチェックしてみてください。クロヒカゲとその近縁種(台湾に一種、中国大陸に別の一種?)ほど、興味深い成り立ちを持つ蝶は、他にいないと思います。
 


今日の新追加種ではないのですが、「ダイミョウセセリ本文(上下)」のアップが先送りになったので、その次に予定している「ミャンマーにおける“上種コジャノメ Mycalesis francisca species group” について」もトコロテン的にだいぶ先になってしまいます。それで、今日のコジャノメを一枚。前回「求愛行動を撮影していたら本当に交尾してしまった」のを紹介しました。今回も、求愛が始まったのだけれど、さすがに二度目はないだろう、と油断していたら、やっぱり交尾してしまった! ちょっと安易に交尾しすぎじゃないでしょうか?(笑)
 


ダイミョウセセリ。明日こそ(本文・上)アップします。
 
Attention!
*僕の記事の解説内容は、いわゆる「教科書」に書かれている内容とは全く異なるので、ご注意ください。











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世界遺産登録決定おめでとう!

2021-05-14 09:00:00 | コロナ、差別問題と民主化運動、沖縄




読者の方々に質問です(僕は頭が悪いので、教えて頂ければ幸いです)。

【Ⅰ】
マスクは、なぜ必要なのですか?

【Ⅱ】
「沖縄に対する日本」
「台湾・チベット・ウイグルに対する中国」
の違いを教えて下さい。

*ブログ記事の冒頭に、この質問を繰り返し続けます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

奄美・沖縄「世界遺産登録」おめでとう!(デメリットの方が大きいと思いますが、ここは一応メリットの部分だけを素直に喜んでおきましょう)。

また予定に無いこと書き出して、、、次回アップ予定の「講談社現代ビジネス告発記事」が、どんどん後送りになってしまいます。

「奄美・沖縄」の重大性・本質・位置づけについては、2年前に「現代ビジネス」でじっくり説明していくはずだったのが、連載途中で突然打ち切られてしまいました。その恨み辛み(笑)を次回のブログ記事で書こうと思っているので、まあ関係ないわけでもありません。

天気予報は(当たらないけれど)一応あてにはしています。明日は晴れるそうです(「裏山探索」に行かねばならない)。

天気予報を見るたびに、いつも腹立たしく思うことがあります。

昨日の、「大リーグ(野球)のピッチャーの話」への憤慨と、同じ要旨です。

僕は、ず~~~~と前から言ってるでしょうが、、、。
“沖縄は日本とは違いますよ(日本ではない、とは言っていない)”と。
それに“奄美は(本質的に)沖縄ですよ”と。

もちろん、地元の人たちは昔からそう思っているだろうし、研究者の人たちも、そう思っています。
でも、大衆は、そうは思っていなかった。奄美・沖縄の扱いが、「九州のずっと南のどこか」ぐらいに、曖昧に、おざなりに扱われてきました。

それが(いろいろと学者の進言があったりしてでしょうが)天気予報に代表されるように、きちっと日本本土から切り離して扱われるようになった。

それは自体は良いことだと思うのです(ピッチャー問題の場合と同じ)。

でも、そうなったら、今度は皆一斉に「それが正しい」と言い出す。

あの(天気予報の横についている)地図はなんですか!!!
なんで、みんな一斉に、奄美・沖縄を切り離すのですか!

なんせ僕はへそ曲がりなもんですから、(完全に)切り離して示されば、(少しは)くっつけて示してもくれ、と言いたくなります。

そう、奄美・沖縄は、(生物地理的に見ても)本質部分では「日本」なのですね。「異なる」けれども「同じ」でもある。

生物の進化の歴史(それが現在という「時」に平面上に示されたのが「生物地理」)は重層的です。当たり前のことだけれど、みんなそれが認識できていない。

掘れば今とは違います。「奄美・沖縄」は、(いわゆる)日本ではない。でも、もう少し掘り進めば、やっぱり日本です。さらに掘り進めれば、、、。

切り離して示すのも良いけれど、「これが正解」という図式にしちゃうのは嫌ですね。どっかでくっつけておいて欲しいですね。トカラ列島は無視されちゃってますし。

北琉球(屋久種子トカラ火山列島)と中琉球(奄美沖縄)の距離感が分からない、ということです。

そして、「“中琉球と南琉球(先島諸島)との関係”、、、との関係」が分からなくなってしまいます(台湾や中国大陸との関係も)。





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