陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

魚野川のスーパーレインボー

2009-06-30 14:13:46 | 釣行記 魚野川編

魚野川の朝風景
釣りをした場所ではありませんので、あしからず


本当は、「魚野川のスーパーヤマメ」というタイトルになる筈でした(笑)

29、30日と魚野川(六日町から石打周辺)に行って来ました。
釣行費節約の為、今回も全て下道走行、車中泊です。
外食代を抑える為、食料も家から持ち出しました。
恥ずかしながらの、貧乏釣行です。

28日、朝3時起きで仕事に出て、帰ってきたのが夜7時過ぎ。
家の布団に入って寝てしまうと、朝に起きられなくなる可能性が大。
風呂に入って食事を済ませ、そのまま出発します。
早いところ現着して、釣り場で睡眠を摂り朝を迎えたほうが、翌日が楽かも?です。

29日朝、夜明けと同時に、マイ・フェイバリット・ポイントに入川。
何故かそこには、殆ど人は入りません。
魚野川で釣りをする時には、僕は真っ先に有名ポイントを外してしまうので、
それも然りかもしれません。

話しには聞いていたけど、水が少ない。。。
今の時期、こんなに水量の少ない魚野川は初めてです。
平水なら、胸の深さまで水があるはずのそのポイント。
いつもなら、膝上まで入るのも怖いような流れがあるのですが、
簡単に対岸まで渡れてしまうし、水底も丸見えです。
「う~ん、こりゃダメかな?」と思いつつも、自分の好きなポイントですから、
とりあえずやってみるかと、竿を出します。
今の時期、平水位なら、かなりのヤマメが付いている場所なんですが。
朝の暗い内だけ、ポツポツとアタリがきて、
数匹の良型(まあまあ)ヤマメと小型のニジマスが釣れました。
が、陽が昇るとさすがに、ハヤの反応以外無くなってしまいます。
すかさずポイント移動
それにしても暑い。
汗が湯水の如く湧き出してきて、脱水症状直前といった感じになってきます。
水分補給を怠らぬようにしながら、数箇所のポイントを巡りますが、
減水に猛暑が加わって、かなり厳しい状況です。
大場所、小場所、どこへ行ってもハヤしか来ません。

今日は、瀬、それも変化のある瀬の中じゃないとダメなのかなと、
普段はあまり行かない、石打方面まで上ってみることにしました。
そこで、一匹のスーパーレインボーと呼ぶに相応しい魚と巡り会うことになるとは、
夢にも思っていませんでした。

時刻は12時前、ピーカン真っ盛り。
瀬の中の障害物周り、対岸から垂れ下がった木の枝の下などを、
タイトにタイトに、丁寧に探っていきます。
減水とは言え、そこは魚野川本流、ほんの少しでも筋を外せば、
餌は底を捉えることは出来ません。

それでもヤマメからの答えは返ってきません。
小さなテトラの際際、ほんの小さなヨレに流し込んだ時、
明らかにハヤとは違うアタリが来ました。
後は、必死でやりとりしたこと以外、あまり覚えていません。
奴が、激流の中をとんでもないスピードで遡って行く時、興奮の最高潮に達していたこと以外は。
足場が良かったのが幸いしました。
手持ちのタモには到底入らず、小砂利の浅瀬に誘導しハンドランディングすることが出来ました。



61センチ 野生のスーパーレインボー
こんな魚を延べ竿で獲ってしまうと、本流延竿釣りにドップリと嵌るキッカケになってしまいます。
「リール付きで釣った魚には意味が無ぇ~んだ」ってね
(ルアーマン、フライマンを揶揄している訳では無いので、誤解なさらぬよう)
奥多摩川で、40アップのヤマメを本流竿で釣って以来、
淡水域でのルアー、フライは、一切やらなくなりました。

そして、この日の釣りを終了。
どっと疲れが押し寄せてきました。
車のシートを倒し、眠りに付きます。
帰ろうかとも思いましたが、ヤマメが27センチ止まり。
何とか一匹は、良いヤマメを釣らないと素直には帰れません。

夕方から翌日は雨の予報。
風も強くなってきました。
夜半、目を覚ますと、車が揺れるほどの強風が吹き荒れています。
ここでも、帰ろうかと迷いますが、ひょっとしたら朝の一時だけ、
風の止み間があるかもしれないと予想し、夜明けを待ちます。
3時頃、雨まで本降りになってしまいました。
しかし、この雨は、減水で活性の低いヤマメを動かしてくれるだろう。
そう思いました。
朝4時、雨の中準備をしていると、嘘のように雨も風も治まった。
予想はピッタリ的中。


大きくは無いが、待ちに待った一匹
ドボーン、ドボーンとハイジャンプする強烈なパワーを備えている。
雨具の袖が解れているのは御愛嬌

朝の数投で、何とか一匹出た。
30センチ、ギリ尺しか無いが、素晴らしいヤマメだ。
きっとすぐに、強い風がまた吹いてくる。
魚野川のスーパーヤマメには、再度挑戦することにして、今日は竿を仕舞おう。
この時既に、体は限界を迎えていました・・・。



釣果 一日目

   ヤマメ  21~27センチ 6匹
   ニジマス 20センチ台   3匹
        61センチ    1匹

釣果 二日目(早朝のみ)

   ヤマメ  30センチ    1匹



竿   ダイワ ファイア~ウルフP2
道糸  ダン岩太郎0.8号 
ハリス ダン岩太郎0.8号
針   カツイチ 一番ひねり ヤマメ半スレ 8号
ガン球 3B~0.5号

餌   ミミズ


走行距離 330km


 
  
































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2 コメント

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初めまして! (メルメル)
2009-07-01 13:58:44
いつもブログを見させていただいてます!
写真に載っていたニジマスにはビックリです!!自分も本流釣りをしていますが、大きいのを釣ったことがありません…(>_<)
良ければ情報を教えて下さい。
Unknown (gonzo)
2009-07-01 20:31:13
メルメルさん、はじめまして。
いつも、ブログ見ていただいて、ありがとうございます。

釣った本人もビックリですが、昨年の雪辱を果たせました。
しかし、写真の撮り方が下手で、本当の魚の綺麗さが出ていないのが残念です。

いい川へ通っていれば、いつかきっとメルメルさんも、
大きな魚に巡り会えますよ。
頑張って、いい魚を釣ってください。

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