ようやく、ほぼ1年振りとなる魚野川へと行ってきましたが・・・。
そこは、自分の知る魚野川とは全くの別世界。
余りにも大きく変貌してしまった川相に驚いてしまいました。
話には聞いていたんですけどねぇ、まさかここまでとは。
流れに出るまで、およそ100mくらいはある川原ですが(まるで、賽の川原の様です)、昨年までは、写真の一番手前に本流が流れていました。
ここは細い分流だったのですが、今は本流に。
昨年の水害が如何に酷い有様だったのか、良く分かります。
さてさて、明るくなるまでは、こんなに変わっていたとは露知らず、朝一は此処と決めていたポイントの前でスヤスヤと眠っていました。
そのポイントで、朝の1時間で少なくとも5~6匹の良型ヤマメが出る筈でした。例年通りならば。
が、夜が明けてみて、「・・・」無言。
とにかく、石が無い。
そこにあるのは、拳大から子供の頭大の石ばかりで、おまけに砂や泥が被ってしまっている。
見える範囲を見回してみると、土砂を堤防状に長く大きく積み上げてあったり、テトラを入れる作業の途中だったりと、とにかく復旧工事の現場ばかり。
朝一、竿を出すことなく即、移動。
川沿いに車を走らせながら偵察するも、どこもかしこも同じような状態で、お手上げ状態に。
「はぁ~、参った」
自分の好きだったポイント数か所、全てが壊滅状態。
かろうじて、あまり変わっていないポイントを1箇所だけ見つけ、竿を出したのは7時に近い頃になってしまった。
変わっていないとは言え、あまり釣れた試しが無いポイントで、仕方無くと言った方がいいだろうか。
例年のように、魚野川と利根川の年鑑札を購入していたならば、竿を出すことなく魚野川を諦めて、利根川に向かっていたと思うのだが・・・。
ウグイ以外全く釣れる気配がしないまま30分。
ゴゴッと来ました。
「オッ、引くね引くね」
この場所じゃ、ヤマメは期待出来ないなと思ってはいたが、全く上に上ろうとしないので「もしや?」なんて淡い期待をしたのですが。
そんなには甘くないね。で、やっぱりニジ君。
41センチの中型ですが、各鰭が完璧だったので、その大きさ以上に引いてくれたんでしょうね。
ニジマスとは言え、何とか1匹顔を拝めてホッと一安堵。
だが、その後サッパリで(とは言え、1時間程だが)、ウグイ、ウグイの連続に。
「やっぱり、いないよなぁ」
その頃には暑さも真っ盛りで、また酷い血尿が出てしまいダウン状態に。
何故か分からぬが、渓流(本流)釣りのスタイルが体に堪えるのだろう。
前夜、車を走らせて、車中であまり眠れなかったせいもあるかもしれない。
「もう寝よっ」と休息を兼ねて不貞寝。
15時頃に目を覚まし、また1時間程、竿を振ったが、25センチほどのニジマスを1匹追加して終わりとした。
8月のピーカン、猛暑の中、朝や日中に1匹でも釣れたポイントは、
18時を廻った頃から暗くなるまでの1時間程でバタバタと連続して釣れてくれる可能性は秘めているが、気力体力共にギブアップでした。
中流域は暫くダメでしょうね、ヤマメに限って言えば。
地元の人でさえ、魚がいるんだかいないんだか?、なんて諦めてしまっているような有様ですからねぇ。
ヤマメを釣るのなら、石打から上流の、石が残っている場所に入らないとダメでしょうね。
或いは、中流域を飛ばして、浦佐辺りから下流域かな?
さて、そんな状態だったので、中流域でのヤマメ、ニジマス狙いの釣り人には一人も会いませんでした。
今までならば、たとえ平日でも多くの本流師や、ルアーマン、フライマンで賑わっていたのですが。
皆さん、上流域や支流に廻っているんでしょうね。
釣果は、過去最悪。
魚野川での釣りで、こんな大貧果になろうとは、全く予想だにしていなかった。
まあでも、朝のニジマス君は大いに楽しませてくれたし、何よりも、久し振りに魚野川まで釣りに行けたということだけでも、良かったと思います。
しかし、中流域は復活するんだろうか?心配になってきました。
17時過ぎ、八海橋を出発し、石打を過ぎた頃の外気温が34度。
一体、日中の魚野川畔では何℃あったのでしょうか?
帰りは下道オンリーで、自宅までの160キロを3時間を切る快適ドライブでした。
竿 ファイヤァウルフP2 8.3~9m
道糸ハリス通しの1号
針 マス針8号
ガン玉 3B×3個~4個
餌 ミミズ(太虫) 例年ならば、一日の釣行で10箱用意して使い切ってしまう事もあるのですが、一箱も使い切りませんでした。
釣果 ニジマス 41センチ 25センチ
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