陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

碓氷川 第9戦 プラス1寸 納得の1本

2011-05-22 11:19:22 | 釣行記 碓氷川編

千曲川、と思っていたのですが、起きる元気も行く元気も無く、やっぱり碓氷川になってしまいました。

碓氷川は水が少なくて、とても釣れる気がしなかったのですが・・・。

 

今日一番のベッピンさん。雄ヤマメのようだから、イケメンかな?

薄い紅が、何とも言えません。

朝一のポイントを500mほど歩き、この1匹だけ。

いつもなら、そのまま納竿とするのだが、珍しく2番目のポイントへ移動。

さあ、そこで、やる気に火が点いてしまいました。

移動してすぐに、30センチを少し超えるヤマメが釣れた。

だが、碓氷川のヤマメにしては細くて納得が行かない。

「これじゃぁ無いんだ」

納得が行かなければ、納得の行く魚の顔を拝めるまで。

と、続けて竿を振ることにしました。

その少し上で27センチを追加して、再び移動。

今までに1度しか入った事の無い場所なのに、何故か導かれるようにそこに思いが行った。

その場所を100mほど釣り上り、最後と決めていたポイント。

「いるのなら、ここしかない」

何となく気配ムンムン。

だけど・・・。

流れの筋の捕食ポイント(ここでアタリが出ると思った所)の真上に、鵜除けのビニール紐が張られている。

「こりゃ、厄介だ」

下流側から、紐の下ギリギリに仕掛けを投入。

餌が落ちてすぐ、何かが触った。

だが、捕食ポイントに直接投入したのでは、餌を食うタイミングがずれてしまう。

触ることは出来たが、咥え込む事が出来なかったのだろう。

「上からかぁ」

もし魚を掛けても、ビニール紐に道糸が触れたら簡単に切られてしまう。

迷いながらも仕掛けを投入。

餌先行で、紐の直下に送り込む。

紐の真下に餌が入ったその時、ゴゴンとアタッた。

「来たっ、デカいっ」

一発だった。

そして、予想通りに一気に下ろうとするのだが、、竿のすぐ下に、無情にもビニール紐が邪魔をしている。

道糸が触らないように、水面上30センチくらいの位置に竿を水平に寝かせて、何とか耐え忍ぶ。

「この態勢ではヤバイっ」

魚は水面下で激しく暴れまわり、必死にローリングを繰り返す。

暫く耐えていると上流に上り始めた、だが、その瞬間。

沈み石の隙間に入ってしまった。

「あ~、竿が立てられたらこんな事にはならなかったのにっ」

「頼む、出てきてくれ」

無理に糸を張らずに、軽いテンションを掛けたままじっと待つこと1分くらい?

動いた。

今度は強引に竿を止め、下らせることなく一気にタモ入れ。

とんでもなくヒヤヒヤもののやり取りだっただけに、ホッと胸を撫で下ろす。

素直に「デカい」と感じさせる、太いヤマメだった。

やっと、明確な1寸が出た。

この5月、尺物は出ていたが、どれも30センチに1センチ2センチプラスしただけの寸法が続いていただけに、

このサイズが欲しかったのだ。

迫力のあるボディ。

長さも太さも納得の行く1匹が出てくれた。

最後の最後のポイントで出てくれた33センチ

意気揚々とした気分で、竿を納めることが出来た。

水の少ない碓氷川で、朝3時間の釣り。

よく釣れてくれました。

でも、ストレスの溜まる釣りだった事は間違いない。

距離を歩いても、竿を振るポイントが少ない。

縦横無尽に張り巡らされた鵜除けのビニール紐。

少ない水。

等々・・・。

 

竿     旬速本流H72

道糸    0.5号

ハリス   0.5号

ガン玉   3~4号

針     カツイチ やまめ半スレ一番ヒネリ 7.5号

餌    黒川虫

 

釣果   ヤマメ  26センチ 27センチ 30センチ 33センチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バイン)
2011-05-23 04:07:00
こんばんは
絶好調ですね!
地元上州河川でこれだけ尺上をあげている方は聞いたこと無いです(^^)
素晴らしい腕前だと思います。鵜除けですが烏川にも張り巡らされていました。根掛かりかと思いきや鵜除けテープだということもよくあります汗
返信する
Unknown (gonzo)
2011-05-23 20:18:34
バインさん、こんばんは。

5~6月には何本か出るとは思っていましたが、
碓氷川で、まさかこれだけ連発するとは。
自分でも予想していなかったことです。
今年はたまたま、巡り合わせが良いのもあるんでしょうね。

あの鵜除け、川底に一杯沈んでいます。
釣り糸やら、ビニール袋などが絡みついたまま。
低い所に張ると、ちょっと水が出ただけでもゴミが引っ掛かり、切れて水没ですから始末に負えません。
他の漁協の多くは、鮎解禁日には組合員総出で撤去するのですがねぇ。
そこまでやってくれれば、「大変な作業、御苦労様です」といった話しにもなるのですが。
張ったら張りっ放し、「後は野となれ山となれ」では困ったものです。

あ、千曲で良い尺ヤマメ釣ったようで、おめでとうございます。
鮎の解禁後は厳しくなりそうですが、これからも良い釣りを楽しんでください。


返信する

コメントを投稿