多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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もしも米国が世界の基地から撤収したらどうなるか?

2024-02-26 | 政治つぶやき 令和6(2024)
トランプは外国からの米軍の撤収や同盟関係からの離脱をやりたいらしい。
さすがに即実行できるとは思えませんが、仮に米軍撤収・軍事同盟からの離脱を本当にやったらどうなるか?

一時的には米国の防衛費負担は減り、あの軍事力ですからさしあたって他国に侵攻されることもないでしょう。
しかし時間が経てばどうなるか?

分かりやすいのがウクライナと欧州です。
ウクライナ支援を打ち切れば欧州は米国が抜けた穴を自分たちで埋めようとし、時間はかかるがいずれそれをやり遂げる。
兵器も欧州で自給できるようになり、市場を失った米国の軍事産業は衰退してもおかしくない。
米国が日韓台湾から手を引くならこれと同じことが東アジアでも起きるでしょう。

そして米国が同盟関係から離脱すれば、米国外に米軍を駐留させたり派兵できる規模の軍事力を維持する必要はなくなり、これまた米軍の弱体化と米軍事産業の衰退につながる。
軍事産業の衰退だけでなく当然ながら米国の影響力も低下します。
そして世界の反米勢力は何もできない米国をなめてかかるようになり、9.11のようなテロやウクライナ侵略のような戦争も起きやすくなる。

米軍が世界から引き揚げ同盟関係から離脱して弱体化するのは米国自身です。
米国第一は米国を再び偉大にするどころかみじめにする可能性すらあるが、トランプやトランプ信者はそれで満足なのかサテどうか?

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