golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヘンデル「聖セシリアの日の讃歌

2008-02-27 08:06:22 | Weblog
初めて買ったCDは何ですか?
私はこの曲、アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントス・ムジクス、ストックホルム・バッハ合唱団、パーマー(ソプラノ)、ジョンソン(テノール)の演奏。
何とCDプレーヤーより先に!購入したのです。
20数年前の或る日、CDプレーヤーを買いにアキバに向かいました。プレーヤー聴き較べの為には、当然CDが必要。でも店頭にクラシックCD無いかも、ということで調達。CD初期で、1枚3,800円もしました。今だったらボックス物が買えますね、イイ時代になりました。
さて、どんなCDにしようか?聴き較べの為には、それなりに編成が大きく色々な楽器が入っている方が良いかな。ヘンデルの声楽曲なら「間違いない!」と、どんな曲かも知らないのにこれを選択。オーディオコーナーで開封。H社の型落品が6~7万であり、まずこれを試聴。さすがCD、素晴らしい音!と感じたのですが、店員は首を傾げる。「ちょっとノイズが入りますね」。今度は隣のS社最新モデルを掛ける。「やはり、こっちの方がずっと良い音ですね」。私には違いが全く分からない。「外付けのオプションで更にグレードアップも出来ます」。拡張性あって良いかな?…。

H社の型落品がお得かなと思いつつも、結局S社の20万ほどの方を買ってしまいました。今だったら、ノイズ?「そんなの関係ねえ!」と言えたのですが…。

さて音楽。
「聖セシリア」というのは、音楽の神様だそうで、壮麗で美しいメロディに溢れた楽しい曲。CD複数枚にまたがるものも多いヘンデルの声楽の中で、コンパクトにまとまっていて取っ付き易い。もっと人気が出て良い曲だと思います。未聴ですが、NAXOSでも、ミラー=ブリュール指揮のものが出ていますね。
演奏は、アーノンクールが、オリジナル楽器演奏の旗手として活躍し始めた当時の輝かしいもの。今聴いても、なかなか鮮烈です。
最初に買ったCDとして、大正解でした。いつ聴いても楽しい盤です。