一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

昼休み (模擬裁判体験記9)

2007-11-29 | 裁判員制度

やっと昼休みです。

エレベーターに乗って刑事第○部の階の会議室へ。

それにしても裁判所のエレベーターはなかなかきません。
ぱっと見築30年くらいの建物なので、エレベーターが群管理されていないのでしょう。
実は朝裁判官も「エレベーターが混んでいて」とちょっと遅れて登場しました。
裁判官は専用のエレベーター(それと被告人の移送にも使うらしい)があるようですが、やはり法廷が一斉に始まるので混むようです。


会議室には仕出し弁当が用意されています。

会議室は建物の北側で、皇居が一望できるとてもいいロケーションです。



手前の煉瓦造りの建物が法務省です。

お弁当もなかなか豪華(推定1500円くらい?)です。

言い忘れましたが、今回の裁判員モニターは日当が1日あたり5000円、計10,000円出ます。

裁判所のHPのQ&Aによると実際の裁判員は以下のとおりです。

● 裁判員(候補者)になったら,日当や交通費はもらえますか。もらえるとしたら,いくらですか。

裁判所に来ていただく日の日当や交通費のほか,裁判所から家が遠いなどの理由で宿泊しなければならない場合は宿泊費が支払われます。日当の具体的な金額は,裁判員候補者の方は,1日あたり8000円以内,裁判員及び補充裁判員の方は,1日あたり1万円以内となります。また,宿泊費については,宿泊する地域によって,7800円又は8700円になります。

裁判所のHPには、お弁当が出るかどうかまでは書いてありませんでした。
裁判所のある霞ヶ関界隈は官庁街なので外で食べるところはあまりなさそうなので、お弁当は出るんじゃないでしょうか。

裁判員と裁判官で一緒にお弁当を食べます。
さすがに事件の話は出ず、裁判員制度導入にあたっての工夫とか、刑事裁判の話とかいろいろ。

刑事部は逮捕状の請求などがあり、裁判官も当直があるそうです。
東京地裁は裁判官の数が多いので年に1回くらいしか回ってこないのですが、当直の日は都内中(正確には23区内。都下は八王子支部の管轄。)の刑事事件が全部来るので、週末に当たると、たまにテレビの特番でやる「警視庁24時」状態で、息つく暇もないそうです。

また最近刑事裁判の傍聴がブームで、ブログもけっこうあるという話になって、ああいうブログは裁判官もたまに見ているようで、訴訟指揮や判決の内容へのコメントはともかく、某裁判官は自分のことを「初老の裁判官」と書かれたのがショックだったとか。

そんなこんなで和やかに昼食を終え、午後からは証人尋問になります。

(つづく)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 守屋前事務次官の妻の逮捕と... | トップ | 地位は人の上に人を作る »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

裁判員制度」カテゴリの最新記事