一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

地位は人の上に人を作る

2007-11-30 | よしなしごと

裁判員制度の話を始めたはいいもののなかなか進まず、書いている本人もちょいと中だるみ気味です。
かといってほうっておくと記憶が薄れていくので、一気に書かないといけないとも思っており、しばしお付き合いをいただければと思います。

息抜きにちょっと別の話を。


守屋容疑者逮捕 妻、接待おねだり「ふぐ食べたい」「高級化粧品ほしい」
(2007年11月29日(木)08:22 産経新聞)

前防衛事務次官、守屋武昌容疑者とともに逮捕された妻、幸子容疑者(56)。山田洋行元専務、宮崎元伸容疑者への“おねだり”は常軌を逸していた。「防衛省の天皇」と呼ばれた夫を尻に敷き、求め続けた接待漬け。実態は「逆・夫唱婦随」だった。

「将を射んとすれば、まず馬を射よ」ではないですが、旦那を尻に敷いているうえに贅沢好きな奥さん、という存在は、接待する側からすれば格好のターゲットだったのでしょう。


もっとも旦那が偉くなると(旦那以上に)勘違いして傍若無人に振舞う夫人方もけっこういらっしゃるようです。

もうかなり昔、15年位前に聞いた話ですが、JALの国際線では「スーパーVIP」扱いの顧客が何人かいて、中でも某(超)大企業の創業者の奥様は、常にファーストクラスの座席番号1番でないと承知しない、という方だそうです。

そういう「1番限定」という顧客は若干名いるらしく、ある日同じ便でもう一人の「1番限定」顧客(忘れてしまいましたがこちらも財界人か有名人の奥様)とダブルブッキングしてしまいました。

どちらも「2番」で納得するとは思えず、また、万が一納得したとしても1番に座っている人を見たら「あの人の方を優先したのね!!!」と激怒されるのが目に見えていたので、営業担当は理由をつけて平身低頭、便をずらしてもらったとか。

プライド(わがまま)もここまでくれば大したものかもしれませんが・・・


上であげたほどではないですが組織でも妙に勘違いをして威張っている人を時折見かけることがあります。
「地位が人を作る」と言いますが、もともと人と人の関係を規定するのが地位なので「地位が人を作り間違える」ということもあるということでしょう。



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