皆さんすでにご存知かと思いますが、イーホームズ(の社長)と民主党の馬淵澄夫議員と裏ネタで有名(らしい)「きっこのブログ」が奇妙なつながりをしています。
イーホームズと
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2005/12/post_57ce.html
http://www.ehomes.co.jp/SITE1PUB/sun/6/news/report70.html?t=1132554455043
馬淵澄夫議員と
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2005/12/post_8eed.html
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0002241.html
僕自身は上のサイトで書かれている内容の真偽については自分なりの確認ができていないのでコメントはいたしませんが、是非はともかく議論が広がりそうな感じはします。
ただ、コラボレーションというにはそれぞれの思惑や方向性は微妙に違うようです。
たとえば馬淵議員の公式HPの日記の方では「きっこのブログ」についての言及の部分が省かれていたりします。
国会の参考人招致や証人喚問を見る限り、馬淵議員は問題の究明に真剣に取り組んでいるまともな人のようですので「匿名blogに踊らされている」とか「根拠のない風説をあおっている」という批判を気にしている部分もあると思いますし、もっともな懸念だと思います。
まあ、それだけナイーブな「ネット万能論者」でないという事でしょうから、慎重かつ大胆に、(裏目に出ないように)がんばって欲しいものです。
気になるのがイーホームズの社長で、上のコメントの中身もそうなのですが、その後も
「現段階での弊社の姿勢、再発防止対策、再計算の困難性について」(2005/12/19)
「全国民の皆様へ イーホームズ藤田東吾」(2005/12/20)
「吉田六左ェ門代議士に証人喚問の開催提議を上申致します」(2005/12/21)
と立て続けにコメントを発信し、その主張が「確認検査で偽装を見抜けなかったことに過失はない」から「俺以外にもっと悪い奴がいる」「悪事が露見したのは俺が公表したからで何で俺ばかり責められるんだ」と、だんだん暴走しかかっているように見えます。
株式公開を目前にして急転直下、会社の存続自体が危ぶまれるような事態に陥ってしまったことを考えると気持ちとしてはわからなくはないですが、企業のPR活動としてはいかがなものでしょうか。
サラリーマン会社にありがちな「目黒のサンマ」の如き小骨を抜かれた無難なコメントではなく、オーナー社長の気持ちが伝わってくるのはいいことだとは思いますが、冷静さを欠いている、とか責任転嫁と見られてしまうと、話自体が説得力を持たなくなってしまうので損じゃないでしょうか。
ただ、当事者の中では唯一ちゃんとした主張をしている人なので、藤田社長にもがんばってもらいたいと思います。
<久しぶりなので過去記事の一覧を載せます>
政府支援策決定 (構造計算書偽造問題 その13)
うかつに負った元請責任?(構造計算書偽造問題 その12)
国交省方針の「踏絵」(構造計算書偽造問題 その11)
やはり制度設計の前提に問題があるような・・・ (構造計算書偽造問題 その10)
細かい点の整理(構造計算書偽造問題 その9)
日本ERIから学ぶこと(構造計算書偽造問題 その8)
国交省委員会招致(構造計算書偽造問題 その7)
再発防止のために必要なもの(構造計算書偽造問題 その6)
コンプライアンスと現場の取引関係(構造計算書偽造問題 その5)
依然妙案なし?(構造計算書偽造問題 その4)
CSR、倒産法制、"Empty Pocket"問題など(構造計算書偽造問題 その3)
マンションの購入者と倒壊の責任リスク(構造計算書偽造問題 その2)
構造計算書偽造問題について
イーホームズと
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2005/12/post_57ce.html
http://www.ehomes.co.jp/SITE1PUB/sun/6/news/report70.html?t=1132554455043
馬淵澄夫議員と
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2005/12/post_8eed.html
http://www.election.ne.jp/10679/archives/0002241.html
僕自身は上のサイトで書かれている内容の真偽については自分なりの確認ができていないのでコメントはいたしませんが、是非はともかく議論が広がりそうな感じはします。
ただ、コラボレーションというにはそれぞれの思惑や方向性は微妙に違うようです。
たとえば馬淵議員の公式HPの日記の方では「きっこのブログ」についての言及の部分が省かれていたりします。
国会の参考人招致や証人喚問を見る限り、馬淵議員は問題の究明に真剣に取り組んでいるまともな人のようですので「匿名blogに踊らされている」とか「根拠のない風説をあおっている」という批判を気にしている部分もあると思いますし、もっともな懸念だと思います。
まあ、それだけナイーブな「ネット万能論者」でないという事でしょうから、慎重かつ大胆に、(裏目に出ないように)がんばって欲しいものです。
気になるのがイーホームズの社長で、上のコメントの中身もそうなのですが、その後も
「現段階での弊社の姿勢、再発防止対策、再計算の困難性について」(2005/12/19)
「全国民の皆様へ イーホームズ藤田東吾」(2005/12/20)
「吉田六左ェ門代議士に証人喚問の開催提議を上申致します」(2005/12/21)
と立て続けにコメントを発信し、その主張が「確認検査で偽装を見抜けなかったことに過失はない」から「俺以外にもっと悪い奴がいる」「悪事が露見したのは俺が公表したからで何で俺ばかり責められるんだ」と、だんだん暴走しかかっているように見えます。
株式公開を目前にして急転直下、会社の存続自体が危ぶまれるような事態に陥ってしまったことを考えると気持ちとしてはわからなくはないですが、企業のPR活動としてはいかがなものでしょうか。
サラリーマン会社にありがちな「目黒のサンマ」の如き小骨を抜かれた無難なコメントではなく、オーナー社長の気持ちが伝わってくるのはいいことだとは思いますが、冷静さを欠いている、とか責任転嫁と見られてしまうと、話自体が説得力を持たなくなってしまうので損じゃないでしょうか。
ただ、当事者の中では唯一ちゃんとした主張をしている人なので、藤田社長にもがんばってもらいたいと思います。
<久しぶりなので過去記事の一覧を載せます>
政府支援策決定 (構造計算書偽造問題 その13)
うかつに負った元請責任?(構造計算書偽造問題 その12)
国交省方針の「踏絵」(構造計算書偽造問題 その11)
やはり制度設計の前提に問題があるような・・・ (構造計算書偽造問題 その10)
細かい点の整理(構造計算書偽造問題 その9)
日本ERIから学ぶこと(構造計算書偽造問題 その8)
国交省委員会招致(構造計算書偽造問題 その7)
再発防止のために必要なもの(構造計算書偽造問題 その6)
コンプライアンスと現場の取引関係(構造計算書偽造問題 その5)
依然妙案なし?(構造計算書偽造問題 その4)
CSR、倒産法制、"Empty Pocket"問題など(構造計算書偽造問題 その3)
マンションの購入者と倒壊の責任リスク(構造計算書偽造問題 その2)
構造計算書偽造問題について
木村建設の倒産は問題が明らかになった直後なので確信犯と言えるんじゃないかと思います。
被害者がヒューザーの破産申し立てをしたようですが、これは速く会社財産を破産管財人の管理下において散逸を防ごうという発想だと思うので、これもいい手段だと思います。
少なくとも、意図的な偽造にかかわっていた連中の全貌と、建築確認制度の是正までは必要ですね。
政府にも警察にも、「真相が暴かれたらみんなが迷惑する」といういつもの考えはこの際やめてほしいですね。
「きっこのブログ」読みました。だれの言い分も「話半分」に受け取らなければならないような状況ですが、亡くなった方もいらっしゃるので、事実は究明しなければなりませんよね。木村建設の素早い倒産も、「倒産しちゃってかわいそう」というハナシではないような気がします。