一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

場外乱闘(追記あり)

2006-06-02 | 余計なひとこと

東京地検、村上ファンドを捜査 証取法に抵触の疑い
(2006年 6月 2日 (金) 03:09 朝日新聞)

村上世彰氏が率いる投資ファンド(村上ファンド)の投資活動の一部に証券取引法に抵触する疑いのあることが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、株式の取引記録など関係書類を分析するとともに、取引関係者らからすでに事情を聴くなどして、慎重に捜査を進めている模様だ。

強制捜査がはいったわけでも逮捕されたわけでもないのに、昔から噂されていた話を今さら検察のリークに載って各誌一面トップという扱いはどうなんでしょうか。

新聞はインターネットに対抗するためにも調査報道に力を入れるのはずだったでは?

検察もリークしといて「慎重に」というのは・・・

村上ファンドがルール違反をしていたのならルールに従ってきちんと咎めるべきで、このようなやり方で溜飲を下げるという「リング外」での決着をつけようとするのであれば、勝負は金持って逃げた村上氏の「勝ち」になってしまうのではないでしょうか。


<追記>

朝一で書き飛ばしたために何がいいたいかわかりにくかったので追記。

報道を見てみると、検察のリークなのか、もともと噂はあったのでマスコミが「検察がいつ動くか、抜かれたらまずい」の横並びモードでなだれを打ってフライングしたのかようわかりませんが、検察リークというのは考えてみればこの時点ではあまり意味がないですね。立件が難しそうなので社会的に葬ってやれとかいう意図があれば別ですが。
となるとマスコミ側ということになるわけですが、インサイダー取引の論点は当時から(著名blogなどでも)出ていたわけですし、公開情報からでもそれなりの整理はできるはずです。
でも検察が動くと確証がなければ怖くて(自信がなくて?)記事にできないうえに、「・・・という報道がなされた」(って自分で報道してるんじゃないw)というだけで急に中身のない報道を一斉にはやし立てるのはいかがなものか、と言いたかったわけです。

そんなことにいちいち目くじら立てる方がいかんのかもしれませんけど・・・

コメント (2)
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