一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

義理チョコ、ギリギリ

2005-02-13 | 余計なひとこと
夕方、留守中に届いた書留を受け取りに郵便局の本局に行った。

休日・夜間用の窓口には先客が珍しく一人だけ。
ところがその先客の女性は、定型封筒程度の大きさの小包を机にずらりと並べ、一心不乱に料金別納シールと宛名ラベルを貼って、上から透明のテープで止める、という作業をしている。

自分の書留が出てくるのを待つ間横目で観察

どうやら包みから察するに、バレンタインデーのチョコらしい。
その数およそ15個
住所は「〇〇株式会社〇〇様」宛て。

ということは義理チョコか。

飲み屋の女性?
あんまりジロジロ見るのも失礼なので、よくはわからなかったが、水商売ではなさそう。
では何かの営業?

いずれにしても明日必着としたらギリギリだろうから、必死なのもわかる。
営業も大変だ・・・



ところでカカオ100%以来、チョコがマイブームになっている。
成城石井などには80%、70%、65%とnoir系の板チョコも置いてあり、順番に買って試している。
濃さの縦比較が一段落したら、次はメーカーの違いによる横比較もしようと思っている。

なので、ホントは義理チョコもリクエストしたいんだけどね(290円とかだし)・・・
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できることしかやりません (商売の一つのやり方、または掃除機談義その3)

2005-02-13 | あきなひ
結局昨日は掃除機を見に行く暇がなかった。


ところで掃除機ネタついでに思い出したことがある。
数年前に「ダニセンサーつき掃除機」というのが流行ったことがあった。

ダニセンサーがついていて、ランプが消えたら、そこの部分はきれいになったことがわかります、というふれこみ。

手元のスイッチ部分に赤外線センサーかなにかがついていて、吸い込む空気中の粒子がなくなるときれいになったと「お知らせ」するようなしくみだったと思う。


でも、よく考えてみると、吸い込んだ空気がきれいだといっても、ダニがなくなったわけではない。
もともと掃除機が非力だった場合、すぐにダニ・ホコリを吸い取らなくなって、「きれい印」になってしまう。


結局、この「ダニ取りランプ」は、きれいになったことを知らせるのでなく、この掃除機の限界を知らせているに過ぎない。
逆に、吸引力の少ない掃除機ほど早くきれいになったことになってしまう。



でも、この手の商売は、日常のビジネス上でもけっこうある。

たとえば経営コンサルタント。

うまくいっていない会社の問題点を指摘したり、改善策を提案したりするが、当然結果は保証しない。
結局「私は思ったことを言うだけですので、あとは信じたそちらのリスクですよ」ということ。
で、アドバイス自体も総論はもっともだけど各論の実現が難しいようなものをもっともらしく書いて、結局上手く行ったらt次の提案書の実績欄に誇らしげに書き込むし、上手くいかなかった場合は企業の実行力の不足の問題になってしまう(上級者は失敗の原因分析でもう一儲けしたりする)。

逆に、簡潔明瞭なアドバイスはありがたがられない、というクライアントサイドの問題があるのかもしれない。
「そんなことは前からわかっている」とか言われたり、もっとひどいと「折角カネを出したのだから分厚いレポートがほしい」なんていうのがあったりね。



次に、タイムチャージで報酬を計算する弁護士。
かかった時間×弁護士の単価で計算される。
したがって要領がよくポイントを押さえ、てきぱきと仕事をする弁護士は安くなり、要領が悪く、手戻りの多い弁護士ほど時間がかかって高くなる、という不思議なシステムになっている。
長い目で見れば、要領の悪い人は淘汰されたり、時間単価で差がつくのだろうが、弁護士の中で要領の悪い人が増えると、ある仕事にかかる平均的な作業時間は増えるので、全体の収入は増える、という構造にある。


この手のタイムチャージを皮肉ったジョークはアメリカでは結構多い。

ある日、40歳の弁護士が自動車事故で死んだ。
天国に行った弁護士は、神様に
「私はまだこんなに若いのに、どうして死ななきゃならないんですか!」と訴えた。
すると神様曰く
「おかしいな。君の請求書によると、君はもう80歳くらい生きているはずなんだが・・・」



できることしかやらない。しかもそれを「Best Solutionの提供」(この"Best"って、自分のできる範囲、って意味でのbestで、顧客にとってのbestじゃないんだよね。)なんて言って、有難がらせて高い金をせしめるというのは商売のポイントの一つではないでしょうか。

ただ、中身があまりにひどいと長続きはしないし、ひどいときには詐欺とか言われるのでご注意を。
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