美しい国からの転載です。この記事にもありますように、尊敬するブログ友達でありました敬天愛人様が先日10月11日の夜に、脳梗塞で亡くなられました。いつもちょっとユーモアのある、でも一本筋の通ったような気骨あふれるような文章で、洞察力に飛んだ記事を書かれていました。誠実さと竹を割ったような気性を感じさせる、その人の魅力が伝わってくるような文章で、私もよく転載させて頂きました。まだ55歳なのに、こんなに突然に亡くなられるとは、あまりに予想外のことで、愕然としてしまい、ネット上の付き合いとは言え、深くショックを受けました。最後の絶筆が「月日だけがいたずらに過ぎて行く」という記事でした。このブログでも転載しました。復興へ本気で取り組まない政府の姿勢に焦りと郷土福島への愛とがにじみ出たこの記事が、敬天愛人様の心を思うと、ほんとに悲しくて、悔しくて、涙が出ました。そんな中、この美しい国に掲載された記事には、深く共感を覚えました。
転載開始
震災と東京電力福島第一原発事故で、福島県内の仮設住宅で暮らす世帯のうち、家計を支える立場にありながら仕事に就いていない人が7割近くに上ることが20日、県の調査で明らかになった。
震災前に仕事に就いていた人は7割。原発事故で職場を失うなどした人は多く、今後の収入確保に不安を募らせている。
調査は9月10日~18日、県内の仮設住宅に入居する約1万世帯のうち、主たる生計維持者を対象に調査員が聞き取りを行った。6468人が回答した。
集計によると、震災前に働いていた人は全体の71・6%だったのに、震災後の現在は33・1%にとどまった。県によると、震災による解雇のほか、立ち入 り制限区域内の事業所が休業したり、農林漁業従事者が仕事を失ったりするケースが多いという。地域別では、原発事故に伴い、警戒区域や一部が計画的避難区 域となった町村などで、働いていないと回答した人の割合が高い傾向にあった。
全体の2割が失業保険を受給。現在の主な収入源は「年金」41・8%、「預金の取り崩し」11・5%、「失業保険」7・2%などだった。就労について は、65歳未満のうち62・9%が就職を希望し、57%が正規雇用を望んだ。就職を希望しない人では、6割が高齢を理由に挙げたほか、今後の見通しが不透 明なため活動しづらいとする声も1割ほどあった。
転載元: 美しい国