オバかの耳はロバの耳 からの転載です。TPPはほんとに危険です。このTPP、まさにアメリカの日本占領政策の総仕上げのような所があります。またアメリカも、国内の切羽詰まった行き詰まりを日本を踏み台にして解消しようとしているのでしょう。
にほんブログ村
先日、関西テレビのアンカーに出演した 東谷暁さんのTPP アメリカの本当の狙いについて、説明したが、今度は、アメリカの支配戦略の歴史から、日本が、TPPを受け入れると、日本崩壊の危険性がどれだけあるかを、見てみたいと思う。
アメリカ合衆国という国は、たかが200年の歴史。
しかし、その200年の間、戦争は、耐えない。いつも、どこかで、戦争をやっている。
独立戦争、メキシコ戦争、南北戦争、キューバの内戦干渉、第一、第2次世界大戦、朝鮮、ベトナム戦争、湾岸戦争、コソボ内紛、ウガンダ内紛、イラク、アフガン戦争、リビア紛争などなど。
そして、今週は、アフリカ中部にも軍隊を派遣する意向を、発表している。
奴隷制度、解体後も、世界の各地に、拠点を広げて、実質支配権を握っている。
アラスカ、ハワイは、合衆国へ吸収され、フィリピンは、先ごろ、アメリカは、撤退したが、支配されていた。アメリカ領サモア、グアム、プエルトリコ。日本には、各米軍基地が置かれ、その土地は、実質アメリカ領とされている。ドイツ、朝鮮にも、米軍基地がある。
そして、イラクや、アフガンにも、永久に基地を置きたいとマッケイン元大統領候補は、演説で訴えていた。
奴隷制度こそ、終結されたが、実際は、不法入国民(おおくが、ヒスパニック系)を使って、低賃金で働かせている。また、中国や、東南アジアなどの低賃金労働者を使って、大企業は、支配を続けてきた。
農業に置いても、アメリカの農業は、大規模では、あるが、実際に、広い土地を持った農家たちに、自立した実権は、さほどない。よほど経営能力に優れた農家でないと、大企業と、同等に競り合って生き抜くことは、難しい。
大企業が、農場、種、肥料の配分、農機器にまで、細かい指示を出し、残った種も保存することを、許されず、大企業に没収され、農家は、奴隷のように言われるがままに、仕事をしないと、撤収され潰されてしまう。
儲かるのは、それを支配している大企業。
カナダという国は、元々農業国であるが、このカナダもアメリカとの産業提携、NAFTAによって、実質 アメリカ企業に支配されてしまった。
NAFTA後に、カナダの農産物生産量は、3倍に増えたが、実際にカナダの農家の収入は、減収した。
それは、アメリカ企業が、ほとんどその農産物を吸い上げて、加工しそれで利益を上げることになったからだ。
少し、キューバの歴史について、見ておきたい。アメリカとキューバは、仲が悪いが、キューバの国の中にグアンタナモベイというアメリカ領が存在している。
アメリカが、キューバの内戦干渉で得た領地だ。
詳しいことは、こちらを観ていただけると 分かります。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/america/cuba.html
そのキューバに、松島とよばれる『宝島』で有名な島があるのですが、その島も、アメリカが言いがかりをつけて、支配されている時期がありました。以下、上のサイトからの転載です。
************
★アメリカが支配した帰属未定地:ピノス島(松島)
1903年の恒久条約では、アメリカが軍事基地として利用する2ヵ所の租借のほかに、ピノス島をキューバ領から除外することも盛り込まれていた。キューバ 領でなければ果たしてどこの領土なのかといえば、「帰属は将来の条約で決定される」ということで、とりあえず未定。未定なら島を支配するものは誰もいない のかといえば、米西戦争のときから占領しているアメリカが引き続き支配するということだった。
ピノス島はキューバ島に次ぐ大きな島で、面積は3061平方kmと、沖縄本島の約3倍。冒険小説『宝島』の舞台として想定された島でもある。砂糖キビのプ ランテーションが発展していたキューバ本土に比べ、ピノス島は未開発の土地が多く、帰属未定になるとアメリカ人がどっと進出し、土地会社が土地を買い占め て果物や野菜の農場を開いた。農業労働者や小作人として、キューバ本土や中南米各地、ヨーロッパからの移民が集まり、島の人口は1万人になった。そして中 南米の日本人移民も「新天地」に夢を抱いてピノス島に集まって来た。彼らはピノス島を日本風に「松島」と呼んでいたらしい。ピノスは「松」という意味だか ら、直訳すればそうなるのだが、故郷に思いを馳せる気持ちが込められたネーミングだったのだろう。
しかし、肥沃なキューバ本土と違ってピノス島は土地が痩せていて、特に南部はまったくの不毛の地だった。アメリカ最高裁は1907年に「ピノス島はアメリ カ領ではない」という判断を下していたが、思っていたほど価値のない島だとわかってアメリカも返還を決意。1925年のヘイ・ケサダ条約でピノス島は キューバ領ということが決まり、アメリカ人の多くは返還と前後して引き揚げた。一時は120人を数えたという島の日本人も、その後他の地へ移る者が相次い だ。
ピノス島はその歴史的経緯と産業の違いから、住民の間にキューバ本土とは別という意識が強く、現在でも特別自治区になっている。1978年にIsla de la Juventudと改称されたが、現地の日系人はこれを訳して「青年の島」と呼んでいるようだ。
************ 転載 おわり
さて、TPPを説明するのに、遠まわしになりましたが、アメリカのTPPの狙いは、上に説明したことと、ほぼ一致しています。
オバマ大統領は、今週、広島、長崎への原爆投下に関して、陳謝したと、米国のラジオで流れましたが、
これも、日本人の心を和らげる、「飴と鞭」ならず、
「飴と無知」の方策です。
アメリカで、オバマは、これからは、輸出を増大させて、アメリカの雇用を増やすと演説で訴えていました。
そして、ドルを、刷りまくって、ドル安を作り出しました。
一方、アメリカの尻にしかれて、中川元財務大臣をメディアの工作で追い出し、実質、死まで追いやった民主党支持層と日銀は、円を刷ることを拒んで、人工的に円高を作り上げてしまいました。
そして、いよいよ、TPPの日本への導入という『日本崩壊』へのシナリオ作りのアウトラインが完成したという分けで、あとは、日本の国会で、賛成多数で可決を待つばかりとなっている状況です。
これまでの戦後の日本を、おさらいしてみましょう。
戦後、まず、GHQが、行ったのは、日本の農地解体、家長制度(家長相続)、財閥の廃止です。
これで、日本の農家、経営者は、大打撃を受けました。
汗水たらして、働いて得た農地は、唯(無料)で没収され、小作人へ唯同様で分け与え、代わりに、アメリカから農薬、化学肥料を、高く買わされ、それまでの 有機農業は、荒廃しました。その代わり、農地に毒をばら撒いて、自然破壊が日本全土に襲い、農民の家族は、健康不良に悩まされることになります。
また、町でも、農薬付の野菜が、子供たちのアレルギー、喘息、頭痛、集中力低下、登校拒否などを、増発させ、理解不能な病気が日本中を、蝕んできました。
戦前の子供たちは、貧しい生活でしたが、目は、希望で生き生きとしていました。
高い農器具を使い、最新鋭だとよばれる農法で作物をやっと育てたという矢先、また海外からの自由貿易協定により、日本産よりより、低価格なアメリカ産の農 産物(米、大豆、小麦、オレンジなどなど)が、日本に流入し、日本の農家は、借金だらけに追いやられ、行く先を阻まれる農家が次々と、続出して、農業だけ では、生きていけず、若者は、故郷を捨てて、大都市へと、大移動していきます。
残された農地は、荒地と成り、村、町は、過疎化が進み。豊かな日本の自然、山々は、放置され荒れ果てて、台風で大雨が降ると、土砂災害が置き、自然破壊は、益々、深刻化してしまいました。
町は、町で、アメリカにとどまらず、多国籍企業が、流入してきて、大きなスーパー、モールは、多国籍企業に支配され、便利、安ければ 買い物、楽ちん、楽 天!とばかり、町の人々は、宣伝に騙され、品質の悪い、安物買い、外(害)国産を買い、日本の小規模の商店街は、つぎつぎと店を閉め、倒産していきまし た。まさに、「安物買いの、銭失い」ならぬ、「安物買いの国失い」となりつつあります。
楽して、一体、儲かったのは???と、考えると、
結局、このシナリオを作り出した、アメリカを始めとする多国籍大企業でしか ないのです。
庶民は、思考能力を失い、流れるままに、言われるがままに押し流され、気がついた時には、手足を縛られているような状態、つまり、TPP導入で、金融業界 もアメリカに支配され、不当な扱いに訴えようにも、弁護士協会もアメリカ弁護士団に支配され、訴えは、破棄されるような状況になってしまうのです。
アメリカ国内を見ると、よく分かります。常に、犠牲となるのは、下々の人間です。
貧困層を、生活保護だといって、手厚く保護して、怠惰な人間をつくりだし、自立できない人間に育てます。そういう貧困層から、うまいこと、『飴と無知』 で、騙して、人気を集め、聞こえの良い、美辞麗句を叫んで、ばら撒き政策を行い、”民主主義”と唱えて、多数決で、無知な庶民に、わざわざ選ばさせて、 『独裁者』を、選ばさせて、文句を言うものなら、「お前たちが、多数決で選んだんだから、正当じゃないかー」と、政権に居座り、体制は、益々悪化。
その後、『飴と無知』に乗せられたものたちが、
『生活がよくなるというから、選んであげたのに、ちっとも、生活は、良くなるどころか、悪くなるばかりだー』 と、
怒り、暴動を起こし、庶民のデモ抗議が、始まります。メディアは、これを、『平和の為の市民革命だ!』と取り上げ、奨励します。
デモの規模が、段々大きくなると、沈静化できない状況になり、そこで、 ”待ってましたー”とばかり、政府からの武力行使が始まり、その後、実質的な、『独裁体制』が敷かれる。
これまでの世界の歴史を調べてみても、この古い体制は、新しい時代を経ても、言い方、攻略こそ、少し手を加えて改悪されていますが、手口は、大体、似たりよったりです。
(中国、ロシア、朝鮮、キューバ、ヨーロッパEU、アフリカ、チリ、ベネズエラ、オーストラリア、カナダなどなど)
そして、これまで、その独裁体制に抵抗し続けていた、 『日本』でも、この同じやり口を、米国、日本の両、民主党政権が 他国と同様に、実行しようと 企んでいるのです。
しかし、希望は、あります。両国とも、自由、自立の精神を持った、市民運動が活発で、その勇気ある市民の働きにより、今、かろうじて 自由で、民主主義体制を、保ち続けているのです。
忘れてはいけない、国民は、どの国でも、いろいろな思想、民族が入り混じって、国を成立している。
国民の中には、高い理想を持った者、善人、極悪人、怠惰、無学、病人、富者、貧者様々な人が、集結して国という特色をもって生活している。そのバランスが崩れた時に、独占体制が敷かれてしまう。
そして国内では、意見が食い違い争いが起こる。
だからといって、国境を無くして、世界市民として、仲良く、平和に暮らせるのが、理想じゃないか?といって、国が、不平等を引き起こしているのだと、勘違いを起こすファンタジーの世界に生きる人たちが出てくる。
そして、警察、軍隊は、必要ない。悪だと訴える。
だけど、この地球上に 悪者が、存在しないんだったら、それで生活できるんだけど、悪者は、絶対に、周りの人に迷惑をかける。(100%一致するなんてパラダイスは存在していない)
物を盗んだり、騙したり、人殺ししたり、レ○プをしたり、、、
そういう時、正義の味方警察、軍隊がないと、善人は、身包みはがされて、結局、搾取、虐待を受けてしまうんだよね。
(中国も、チベットやウィグルへ犯罪人を送り込んだし。もっと、詳しく説明すれば、オーストラリアやアメリカみたいに。本国の犯罪人たちを島流しして、治 安を悪くした。、ウィルスのついた毛布をアメリカインディアンたちに援助の振りして贈呈して、天然痘をばら撒いて、インディアンを病死させた。高度なイン カ、マヤ文明を、全滅させて、歴史書を、全て、焼き捨てて、新に、英雄史を、捏造して無理やり教え込ました。 身包みはがされたインディアンたちは、行き 場を失い、怠惰な人種として、見放され、嫌われて、やがて、スペイン人との混血児は、ヒスパニック系とよばれるようになって、不法移民としてアメリカにも 流れ込み、低賃金で奴隷と代わらない生活を強いられている。中には、自立出世して、アメリカ市民権を得て、豊かな満ち足りた生活をしている人たちも、大勢 いらっしゃいます。)
動物が生きる自然界を観ていれば、人間の生き方も学ぶところがたくさんある。
それぞれの生き物において、役目も、性格も、気性もちがう。グループを作って寒い環境の中でも、智慧を働かせて仲良く生きて行く日本猿、もいれば、弱いものいじめする鶏や、ハイエナ、臭いところが大好きな糞ハエだっている。
それそれの生き物が、それぞれの環境で、自立して生きていくのが幸せだ。
自然界でも、常に、縄張りってーのがあって、陣地の奪い合いをしている。そーいう生き物が、世界中に存在していることを自然界から学んで、自衛は、しっか りとして、相互に助け合いながら、困った国を助けてあげるようなそういう自立した国々と上手く外交をしていかないと、駄目です。
以上、TPPは、日本にとって、非常に危険です。