小さな自然、その他いろいろ

身近で見つけた野鳥や虫などを紹介します。
ほかにもいろいろ発見したこと、気づいたことなど。

カワラヒワ

2010年05月20日 23時03分03秒 | 自然観察日記
やっと新しいカメラを買いました。デジカメのちょっとだけズーム機能が高いもので、そんなにすごいものではないけど、満足しています。
早速カワラヒワを撮ることにしました。最近は、公園の桜の木やその近くの電線によく止まっているのが見えます。電線ではしきりに求愛行動をしている感じです。求愛の鳴き方も少し前とはかなり違う鳴き方です。より甲高く響く気がします。鳥の声がすると思うと、このカワラヒワか、スズメかムクドリです。皆今の季節は求愛の季節のようです。

 
新しいカメラで撮っても、逆光になるのでどうもよく写りません




カワラヒワは電線で求愛し、そのまま交尾しているのをよく見ます。そのあとどちらかがすぐに去って、のこった一羽がしばらく毛づくろいなどしています。去年までは全く気付かなかったのですが、きっと同じように来ていたのでしょう。大きさからスズメに間違えそうですから、たぶんスズメだと思って見過ごしていたと思います。それにしてもこんなに頻繁に見かけるのだから、かなり数も多いようです。




下から撮っているので、おなかばかり写って背中がよく見えません。

カワラヒワが公園に

2010年05月10日 14時16分42秒 | 自然観察日記


 公園の桜がすっかり青々とした新緑で覆われ、わが庭の柿の木も黄みどりの葉が、日差しを浴びて生き生きと美しく、目には本当に癒される景色満開である。それとともにヒヨドリもメジロもすっかり来なくなってしまった。桜とともにいなくなった気がする。渡りをしない留鳥といえども四季の変化に合わせて生活が変わっていくんだと、改めて思った。いつも変わらずに見えるのはスズメだけである。このスズメにしても、きっと良く見れば季節ごとの変化があるのに違いない。第一食べ物が季節ごとに変化するのだろうから、その生活が変わらないはずはないのである。
 ヒヨドリたちの代わりに、公園から聞こえてくる声に、スズメとは違う新しい声が交ることがある。「チューイ、チューイ」と言っているように聞こえる。探してみてもどの鳥が鳴いているのかわからない。皆スズメに見える。というか日差しの中で上を向いて探すと、スズメくらいの大きさの小鳥は逆光でよく見えないから、区別がつかないのである。時には電線に止まった小鳥が、コロロロロロとか、キロロロロロとか鳴いているのが、新しく来た小鳥だとわかるのだが、双眼鏡で見てさえ、逆光の効果で、はっきりしない。もっとも双眼鏡が古くて性能が悪いこともあるが、少し暗い緑色だということくらいはわかった。後日またこの鳥が、コロロロロロとか電線で鳴いていたと思ったら、飛び立ちながら、チューイ、チューイと鳴いたので、あの声の主もこの鳥であることが分かり、なんだか正体がわかったことがうれしかった。
 何の鳥だろうと気になって、ネットの図鑑で、それらしい鳥を探して鳴き声も聞いてみたところ、どうやらカワラヒワであることが分かった。カワラヒワという名はきいたことはあるが、目新しい鳥である。また一つ知っている小鳥の名が増えると思うと、わくわくした。なんとか撮影したいと思う。しかしこれが難しい。持っているカメラだと、大きく写らないし、近づくと逃げるし、何より逆光でうまく写らない。もうカメラを買うしかないかもしれない。と言って、大きいカメラは高価だし、本格的なバードウォッチングに凝るのは現状無理だから買っても使いこなせそうもないし、せめてもっとズーム機能が大きい新しいデジカメを買おうかと本気で考えている。

 

精いっぱい近づいても、豆粒では、ほんとに情けない。ヒマワリの種でも庭においてみようかとも思ったが、野生動物の餌付けはあまり良くないという話もあり、かつてカワラヒワやスズメの大量死を調べたら、民家の餌台で食べた餌からサルモネラ菌に感染したのが原因で、餌付けの自粛を要請したとかいう話があったらしいので、やめておくことにした。


カルガモのいる田んぼ

2010年05月02日 05時31分49秒 | 自然観察日記
 雨の後はまるで池のような田んぼ 
 最近田んぼに雨が降って水がたまると、よくそこにカモが来ているのを見かけます。冬の間は見かけなかったので、春が来てわたって来たのかなと思って、ネットの野鳥図鑑で調べてみると、どうやらカルガモのようでした。しかもカルガモは渡り鳥ではなく、留鳥だということです。カルガモが留鳥だなんて、初めて知りました。以前テレビのニュースで、カルガモの子育てで、ヒナが大きくなったときに大きい池に引越しする風景をやってたりしたので、なんとなく渡り鳥のようなイメージを持ってたんですが、どうやら珍しい鳥でもなかったようです。毎年夏の間、田んぼなどで見かけるので、夏鳥だと思って、カモにしては、めずらしいことだと思ってました。川に浮かんでいるカモを見かけたこともありますが、群れではないので、おそらくこのカルガモだったんだと思います。
 数年前、初めてこのカモを見たときは、てっきり合鴨だと思って、「ここら辺でも合鴨農法やってるんだなあ」などと思っていました。ところが、このカモは飛んで行って違う田んぼに降りたりするので、「あれ、合鴨じゃないらしい」と気付いたんです。最近はどこもそうなのか、この辺だけなのか、田んぼに農薬を撒いているのを見たことがありません。カルガモも合鴨のように無農薬に貢献しているのでしょうか。それとも無農薬だから、カルガモが来ているのでしょうか。田んぼには、よくサギも来ているし、鳥と人間の共生になっているのなら、うれしいことです。