
先日の夕方、たくさんの白鷺が集団で飛んでいくのを見た。夕方の買い物に出た途中だったので、撮影し損なったが、その集団のあとからも、まばらに数羽が飛んでいった。数年前には、よく買い物をしていたスーパーのすぐ後ろに拡がる田んぼにたくさんのサギが降りていたのを見たものだが、最近見ないのでどこに行ったのだろうと思っていたが、場所を移動して、近くにいるのだろう。
その数日後に、家のまわりでもねぐらに帰るサギを見たので、少し散歩がてら小川の周りの農道をあるいてみた。遠くに白鷺が農道の縁の杭のようなフェンスに並んで止まっているのや飛んでいるのが見えたので、そこに向かってゆき、飛んでいるサギを撮ろうとしたが、なかなかピントが合わせられずに、サギは去ってしまった。そのうち止まっていたサギも次々と飛び立って、そのたびにピントを合わせようとしたが、やはり支柱もない状態で写すのは難しく、みな失敗した。そして一羽もいなくなった。みなねぐらに行ってしまったようだ。ちょっとがっかりした。
と思うとそこへアオサギが飛んできた。それを写そうとすると、そのサギはそのあたりにあったとても小さな森の木の上に止まったのである。その森は近くに見えるのだが、歩けばそれなりに遠い、なんとか撮影可能な距離まで行こうと早足でてくてく歩いて、やっと撮ったのが、やはり遠すぎでイマイチの上の写真である。それからもう一度撮ろうとすると、こっちが見えるのか奇声のような声で鳴いた。せっかくのねぐらなのに、追い出しても悪いので、一枚撮ってやめにして、帰ることにした。

その一枚がピンぼけになってしまった。今日はどうもうまくいかないと、帰る途中で、小川と用水のぶつかるあたりの、橋のそばから、川を覗いて驚いた。

まるで猛禽類のような鋭い目をして、川を見つめている鳥がいるではないか。なんという鳥だろう。初めて見た。いやこの模様に似た鳥は、ひと月くらい前に、この付近で一瞬見たように思うが、はっきりとは見えなくて、その時もなんだろうと思ったが、こんな精悍な顔つきで、首を縮めた格好でいるのは初めてである。とにかくすごいものを見たという気がして、嬉しくてそっと撮影した。鳥はしばらくその格好で動かなかった。あまりに動かないので、まあちゃんと撮影したからいいかと、帰りかけると、その後飛び立ったようで、振り返ると、小川のフェンスに止まっている。そこで再びそっと近づいて、撮影した。

カメラを向けると、こっちを見た。それで、こちらも目をそらせて、さりげなくよそを向く。すると、鳥も違う方を見る。




やっぱりキョロキョロしているのは、警戒しているのだろう。かなり撮影できたので帰ることにした。帰ってからネット図鑑で調べてみたら、たぶんヨシゴイという鳥らしく思えた。ヨシゴイの幼鳥がこんな形と模様をしていた。成鳥はこんな斑のような模様ではない。まだ巣立ったばかりの若いヨシゴイではないかと思えた。絶滅危惧種とか書いてあった。絶滅危惧種!何と、そんな貴重な鳥が、こんなところにいたなんて。もっともほんとにヨシゴイだったのかどうかわからないが、他にそれらしい鳥がなかったし、多分間違いないだろうとは思うのだが。
絶滅危惧種と聞くだけで、何か祈るような気持ちになる。どうか生き延びて、種族を増やして欲しい。一種類でもこの世から居なくなってしまうのは、もう取り返しの付かない悲しいことである。
その後、何度か小川のあたりの行ってみたが、ヨシゴイと思われる鳥にはであっていない。出来れば完全な成鳥になった姿を見たいと思うのだが。







