チラシの裏

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ひぐらしのなく頃にVSダブルキャスト

2008年10月28日 01時24分14秒 | ゲーム全般
・・・の前に。


ダブルキャストについて語ります・・・。ネタバレは少なめ。



まず、「やるドラ」ってなに?というところから。


1998年発売のプレステのゲームであり、「ダブルキャスト」はその最初の作品。

それぞれが季節をテーマにしているらしく、

夏  ダブルキャスト:1998年6月25日発売

春  季節を抱きしめて:1998年7月23日発売

秋  サンパギータ:1998年10月15日発売

冬  雪割りの花:1998年11月26日発売

となっている。

物語は、アニメを見るような感覚で進行し、

要所に選択肢が現れ、主人公(プレイヤー)がなにを選択するかによって

シナリオが分岐、変化していく。

選択肢、分岐、エンディングの多さから、「見るドラマ」ではなく「やるドラマ」と称している。


他の作品は知らないが、「ダブルキャスト」はホラー色が強い。

基本はラブコメ調なのでギャルゲーというジャンルに当てはめても間違いではないと思うが

謎解き要素は薄ら寒い内容となっていてシリアスだ。

バッドエンドへ向けてのジェノサイドっぷりは若かりし頃のプレイヤーにトラウマを植え付けたほど。

そして初回プレイでは犯人の特定が困難という探偵のいないサスペンスドラマ。

プレイヤーは主人公視点なので、自分の行動ひとつで凄惨な結末を迎えてしまうかと思うとスリルがある。



で、ここからはプレイを終えての感想。ネタバレ強。

ちなみに、俺のはPSP版。


初プレイは犯人が分からないけど事件解決?みたいなエンディングで、

2週目に挑む気を促進してくれた。

真相を暴く使命に燃える俺。

次ですぐ犯人が分かって追い詰めるところまで逝ったのに撲殺されてバッドエンド。

次は選んでない選択肢を優先的に選んでいたら、階段から落ちたところで刺されたりジェノサイドされたりなにこのゲーム。

6週くらいした後、攻略サイトを見ることに。

ほとんどのエンディングは見たと思うが、なぜか釈然としない部分があった。

「言われてるほど神ゲーじゃないな」とか「正直微妙」とか。

これは・・・Fate/stay nightのときの感想と同じじゃないか・・・!?

俺が好むハッピーエンドの条件が厳しすぎるのか!?

そう思っていた時期が俺にもありました。

(Fateは解らず終いだがw)ダブルキャストは理解できた。

理解できた瞬間、神ゲー認定。

なるほど、「ひぐらし」がこれを元にしたって言われても許せる。

どちらも神ゲーなので、パクリの一言で済ませるのは許さないが。

(ひぐらしVSダブルキャストはちゃんと次回に書くのでご容赦を。)


だが、ダブルキャストは・・・意地が悪い。

おそらく、達成率が100%になっても俺の脳ミソじゃ理解できなかった内容だ。

ポイントは、視点を変えて考えること。

その助けとなるのが、考察サイトとドラマCD。

これがなかったら微妙ゲーというレッテルのまま終わっていた。本当に感謝。

このゲームをホラーだのサスペンスだのとしか見られなかった俺の、いや主人公の視点が愚かだ。

もしや、これもミスリード?

意味を理解したあとにもう1度プレイすると、本当に良くできているなと感心する。


それにしてもシナリオライターの意地悪さもすごいが

考察サイトに書いてる人もすごいな。

なんでこいつはここでこんな行動をするの?

といった疑問に対する答えが書いてあるようなものだ。

興味のある方は以下を検索してほしい。


参考

考察サイト・・・一夏の幻

ドラマCD・・・ニコニコ動画




10年前の作品とは思えないクオリティだった。

さすがに時代を感じる演出だが逆に好みだな。

IG制作の作画や動画も素晴らしいな。


こんな感じで

ベタ褒めの文ばかりだったが、次回はいよいよスーパー検証タイムに入りたい。





最後に

ダブルキャストとは、演劇などで、一つの役に二人の俳優をあて、交代で出演させ、上演すること。