
ヴィクトリア・ロイド=バーロウの『鳥の心臓の夏』
を訳しながら、よく聴いた曲がある。
Mary Blackの “Babes in the Wood“だ。
曲もそうだが、歌詞がなんだかサンデーの気持ちをうたっているような気がする。
Babes in the wood walking thru' snow
Big bad wolf at the window
Not much choice in the matter now
Some must lead some must follow
Touch can mean distance to some people
Touch can mean prison or be like a cage
I always thought that life could be more simple
Specially in this day and age
They got the time they got the need
The world's getting weird the wolf's running free
But that's another story this is their story
訳せば、こういうことになる。
森の中の子供たち 雪の中を歩く
窓の外には 悪いオオカミ
もう選択の余地はほとんどない
誰かが導き 誰かはしたがうしかない
触れることは 人によっては距離生み出す
触れることで 牢獄に閉じ込められるように感じることもある
人生はもっと単純でいいはずだと ずっと思っていた
特に 今のような時代なら なおさらそうだ
あの人たちは時間を手にし 必要なものも得る
世界はどんどん奇妙になり オオカミは野放しのまま
でも それはまた別の物語 これはあの人たちの物語
わたしは普通だと思うが、まわりの人たちはそうは思わない。
まわりの世界はどんどん奇妙になっていくし、鳥の心臓を持った人たちがわたしの生活にずかずかと入って来る。
でも、それは別の話。それはあの人たちの物語。
Mary Blackは1992年にこの曲が収録されたBabes in the Woodsの世界ツアーで来日したが、その際〝アイルランド音楽のスペシャリスト〟野崎洋子さん(@mplantyoko)のおかげで、ある英語学習誌にこのアイルランドの歌姫にインタビューすることができた。
このShort動画を作りながら、メアリー・ブラックのその公演と(もちろん “Babes in the Wood“は歌ってくれた)とインタビューのことをふと思い出した。