『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(ディズニーストーリーブック、講談社)も無事来月刊行できることになりました。
『スター・ウォーズ』全作を翻訳できたのは、翻訳者として信じられないほど幸運で名誉あることであり、関係者のみなさま、そして読者のみなさまに心より感謝申し上げます。
『スター・ウォーズ』の小説は映画にないシーン、キャラクターがたくさん登場する。
カイロ・レンがムスタファーでシスのウェイファインダーを手に入れるが、それが隠された場所を知らせるのが、the Eye of Webbish Bogだ。
スター・ウォーズ・ファンなら誰も知っているWookieepediaには以下の説明がある。
"I am the Eye of Webbish Bog. I know what you seek."
―The Eye of Webbish Bog, to Kylo Ren[src]
The Eye of Webbish Bog was a spider-like being that existed on the planet Mustafar. It was locked in symbiosis with a blind giant, living within a lake near the Corvax Fen. It claimed to have been tasked with guardianship of the Sith wayfinder of Darth Vader, and directed Supreme Leader Kylo Ren to its location after he destroyed the cultists protecting it.
https://starwars.fandom.com/wiki/Eye_of_Webbish_Bog
bogは「沼」だが、動詞として「泥沼に沈める; 妨げる, 遅滞させる」(研究社 新英和大辞典)のように使われる。
○Practical Example
We mustn't get bogged down in details.
「詳細を速やかに明らかにしなければならない」
Eye of Webbish Bogはもちろん『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』に登場する。
そしてこれが生息していたムスタファーはオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーが死闘を繰り広げた場所だ。
ここでアナキン・スカイウォーカーは死に、ダース・ベイダーが誕生する。
『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』はスター・ウォーズのこれまでの歴史がぎっしり詰まった1冊だ。
物語としても非常に読み応えがあると思う。どうかご期待ください!