熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

ひとりごと(母の作品)

2013-11-27 20:41:05 | ひとりごと

私は毎晩7時になると夕食を届けに実家に行きます。

私が具合の悪い顔をしていると、心配性の母が心配をするので、

実家に行く時だけは毎日元気で顔を出すことにしているのですが、

昨日の母は特別でした。

玄関先で私が行くのを待っていました。

「誉めてもらおうと思って待っとったんだに!」

車から降りるとすぐに声をかけて来ました。

 

 

母は12月に85歳になります。

数年前に脳梗塞になったり、乳癌で手術をしたり、

年を取ってからもいろんな病気をしたので、今は週一回デイサービスに通っています。

母は昔から洋裁や和裁などが得意だったので、

通っているデイサービスでは

母に特別、押絵を作る時間を1時間ずつ取ってくれたのだそうです。

 

1週間に1時間、1年間かかってこんな作品が出来上がりました。

「凄いね!!」思わず声に出ました。

自分にはできない事なので「ほんとにすごいね!!」って言うと

母はほんとに嬉しそうでした。

 

私たちが子供の頃、親に誉められることがどんなに嬉しい事だったか・・。

いつの頃からか、親を見守り、誉めるようになっていました。

 

それにしても、今やお掃除も洗濯も料理もほとんどできないのに、

こういうことはちゃんとできるのは、不思議なものです。

 

 


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