Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

2016年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム
10代の頃は酒も飲まなかったし、世間知らずだった。20代の頃は酒を飲んで人と口論して尖っている時代だった。
素面の時も勢いが残っていた。20代後半が一番酒を飲めた時代だった。
経験することが全て楽しくて、酒もとても楽しく、美味しく呑んだ。30歳で働いていた設計事務所を辞め、独立した。
 
30代の頃はいろいろと挫折も経験した。そんな時、酒は引きこもった気持ちを解放してくれた。
悔しさのあまり泣きながら飲むときもあった。モチロン、楽しい酒のほうが多かったが、酒量は確実に減っていった。
ただ、たくさんの人に出会った時代でもあった。出会いがあれば酒を飲む機会も増えた。
 
40代の頃は酒が飲めなくなるのを自覚できるようになった。特に後半はもう飲まなくてもいいかな、
と思いながらグラスを傾ける時が多くなった。20代の後半は日本酒の1升ぐらい平気で飲めたが、
酒量が減るに従って酒への欲望が減っていった。が、しかし、酒はやはり生活に欠かせないものであった。
 
50歳になった今、少しの酒で気分よく飲める酒がいいように思えるようになった。勢い余って飲みすぎることは
まだあるが、酒に対して確実に気持ちは控えめになった。30年くらい飲み続けていると酒に対しての気持ちは
変化していく。ようやく酒が愛おしく思えるようになった。肝臓よ、もう少し頑張ってくれ。
 

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