きずな(絆)という漢字は書けないが、アメリカの古い歌<永遠のきずな>は歌えます(2011.12.12)

2011-12-13 21:51:25 | Weblog

*朝日新聞2011年12月13日付朝刊

 今年、2012年を一字で表す漢字は、<絆>だそうです。東北大震災、それに続く、福島第一原発事故の被災から、人と人の<きずな>の大切さが、今年ほど強く感じられた年はなかった、というのです。

 たしかに、テレビなどメディアは、きずな、絆と言い続けたように感じます。

 ワタシなんか、何十年と生きてきましたが、きずな・絆なんて、書いたことも、言ったこともないでしょう。

 おそらく多くの人にとっても、そんな、わざとらしい、言い方なんて、日常語ではなかったでしょう。

 きずな、の漢字を書いたこともありません。きずな、の漢字が書けないのです。

 きずな・絆だけでは、どうしようもない現実もあるでしょうに。

 

 【おまけ】

*1972年に発売の、このレコードは、フォークソングからカントリーロックに、はやり(ブーム)が移っていく頃、よく聞いていました。

*きずな・絆で思い出すのは、アメリカの古いカントリーソングです。いっときよく聞いていたカーター・ファミリーの持ち歌です。“Will the circle be unbroken”(サークルは壊れない、つないだ手はほどけない)に、日本のレコード会社は、<永遠のきずな>と名付けました。

*フォークソングのコンサートのフィナーレでは、出演者が全員登場し、<This land is my Land>がよく歌われました。カントリーソングのコンサートのフィナーレは、<Will the circle be unbroken>(永遠のきずな)が歌われてきたのです。

*レコード・アルバム“Will the circle be unbroken”は、第1集(LP)は1972年、第2集(LP)は1989年、第3集(CD)は、2002年に発売されてきました。日本盤の発売は、第1集だけです。

*この間8月初めに、Amazonで、1集~3集がセットのCDになって発売されていることを知り、また買ってしまったのです。

*まあ、1970年代“Will the circle be unbroken”(第1集)は3枚組レコードで6000円(≒家賃)もしたのですが、よく聞いていましたね。CDで持っておくのもいいだろう、と。

*第3集;マザー・メイビル追悼盤(2枚組CD)。

*第3集は、カーター・ファミリーのメービル・カーターの追悼盤(CD)ですから買わないわけにはいきませんでした。

*<Will the circle be unbroken>(永遠のきずな)は、パーティやコンサートのフィナーレに、全員で歌い、演奏するのに、欠かせない曲なのです。