*男雛(親王さん)を向かって右、お雛様を左に並べた家人さん。反対じゃないの?とのお話に、ワタシャ関西だからと家人さん。
何がどうしたのか、何がどうなったのか、家人さんがお雛様を出して並べました。ついぞ覚えのない、ということはありませんが、34、5年前に、娘のために買ったものです。
さすがに、古いなあという感じです。
豪華7段飾りではなく、お内裏様だけで華やかさにかけます。その時代、計画的にだんだんに揃えていこう、と気持ちもあったのですが、すぐにその感情は失せてしまいました。
娘も嫁入りのときに、持っていこうなんて全くなかったようです。
【おまけ】
*この頃、テレビニュースで、石段に千体だの二千体のお雛様を並べる観光地がいっぱい紹介されます。きっと不要になったお雛様の行く末のように思えて、実は少し悲しくなります。私は、商工会や観光協会への寄付は絶対しません。
*お雛様の左右の並べ方をネットで調べました。本来、向って右が男雛。つまり、右がエライ人(右大臣)、古来から日本は男尊女卑の国(今とは全く逆)。大正天皇のご即位のおりから、西洋にならって向かって右に女雛にするようになった。関西では、古来のやり方をかえていない・・・そうです。
*おかしいなあ。洋装の男女で、シャツなど男性用は、左が上、女性用は右が上になっているのは、お互いが胸元に手を入れやすいため、という俗説と矛盾します。
【おまけー2】
*ネットにこんなのがありました。天皇さんが南を向いて立って、日の出る東側、つまり左手側がエライ位置です。京都の右京区、左京区の位置関係ですね。
*どっちだっていいじゃない、たかが人形の世界じゃないかと思った、あなた。あなたは、結婚式とか披露宴で、どっちに立たされましたか。写真屋の言いなりでしたか。