○ 本当の自分に真摯に向き合う
本当の自分は、 仕事や家庭, 社会での役割とは無関係です。
遺伝的なものと、 信念, 経験, 意見などが混ざり合ったものです。
自分の核となる 信念や態度を見直して、 以下の質問に答えてみてください。
・ その信念は、 しっかりとした根拠に基づいていますか?
・ その信念によって、 皆さんは幸福, 健康, 安全を得られますか?
・ その信念は、 必要なものを与えてくれますか?
自分が何を感じて、 物事にどのように反応するかに 注意を向けてください。
考えや感情を 価値判断しないことです。
身体が何を伝えようとしているかにも 耳を傾けてください。
今の生き方は、 自分の価値観に沿っていますか?
それとも妥協の産物ですか?
○ 自分で選ぶ
生活のなかで どのように反応するかは、 自分が決めていることに気付いてください。
皆さんには選択肢があります。
「彼のせいで~」 「彼女が無理やり~」 などの台詞は、
語彙の中からなくしましょう。
「私は~しなければならない」 と言うよりは、
「私は~することにする」 と言ってください。
○ 過去から学ぶ
長い間 試してもうまくいかないなら、 それをやめてください。
救助する人は、
自分は尽くすだけ, 相手は搾取するだけの 人間関係を経験しており、
健全なロマンチックな付き合いを 知らないかもしれません。
〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕
(次の記事に続く)