「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

診断基準6, 9

2012年09月26日 22時54分41秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
診断基準6. 顕著な気分の反応による、 不安定な感情

(通常は2~3時間続き、 2~3日以上続くことはまれ)

 大抵の人は 気分が悪いと感じると、

 気分を良くするために 何かすることができます。

 ボーダーの人は それが難しく、

 数時間のうちに 強い怒りから抑うつ, イライラ、 不安というように揺れ動きます。

 それを予測できず、 とても疲れてしまうのです。


診断基準9. 一過性の妄想様観念, または重い解離症状

 解離は、 非現実感, 違和感, 感情の麻痺, 感情の分離を感じるものです。

 ボーダーの人は 苦しい状況や感情から 逃れるために、 解離を起こします。

 “抜け出た” ような感じから 解離性同一性障害まで、 様々なレベルがあります。

 ストレスが多いほど、 解離しやすくなります。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕