「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

診断基準4. 自己を傷つける可能性のある 衝動性

2012年09月23日 19時46分00秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
 浪費, 性行為, 物質乱用, 無謀運転, むちゃ食いなどです。

 ボーダーの人は、 無鉄砲とも言える衝動性によって、

 空虚感を満たそうとしたり、 自己同一性を得ようとするかもしれません。

 ボーダーの人の23%が 物質乱用の診断を受けています。

 物質乱用は 次のような特徴があります。

・ 乱用がひとつの薬物に限らない (薬物とアルコールの合併)

・ 抑うつを呈しやすい

・ 自殺企図や事故を起こしやすい

・ 衝動性のコントロール能力が低い

・ 反社会的傾向を持っている

 薬物とアルコールを乱用していると、

 何がBPDによるもので 何が薬物によるものか、 区別が難しい場合もあります。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕