「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性人格障害の診断基準

2006年02月10日 11時48分59秒 | 心子、もろもろ
 
 僕は何冊かの本を読み、インターネットでも調べました。

 境界性人格障害の特徴は、感情や対人関係,自己像(自分のイメージ)の不安定さだといいます。

 特に衝動,怒り,愛情飢餓が強いとありました。

 アメリカ精神医学会の精神科診断基準「DSM-Ⅳ」(1994年)を要約してみます。

(BPD関係の人たちはもう嫌というほどご覧になっているでしょうが。)

 
・見捨てられることを異常に恐れる。

・相手に対する過剰な理想化と過小評価との両極端を揺れ動く、激しい対人関係。
(俗にジェットコースターと言われる)

・不安定な自己像(同一性障害)。

・衝動的で自分を破綻させるような行為(過食,浪費,セックス,物質乱用など)。

・自殺行為や自傷行為を繰り返す。

・目まぐるしい気分の変動,不安定な感情。

・慢性的な空虚感。

・不適切で激しい怒り。それを制御できない。

・一過性の妄想観念,解離性障害。

以上のうち、最低五項目が該当すれば境界性人格障害と診断されます。

 大半が心子と合致していました。

(続く)