「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

友人の臨床心理士の一言

2006年02月09日 20時33分02秒 | 心子、もろもろ
 
 心子が境界性人格障害だと分かったのは、実は臨床心理士の友人に相談したときでした。

 心子と恋人として付き合いはじめてしばらくした頃、トラブルが重なって心子にどう接したらいいのか困惑し、僕はその友人に電話をしました。

 心子のことを話すと彼女は言いました。

「その人、ボーダー入ってるんじゃない?」

僕はその当時ボーダーについては、最近若い人の間で増えているらしいが、接するのが難しい問題のある人、という大雑把なことしか知りませんでした。

 心理士の友人は、ボーダーの人はピュアで人を魅了するものを持っている,でも関わっていくにはこちらも命を諸共にするくらいの決意がいる,巻き込まれたらお終い,自分の全人格でぶつかるしかない、などと教えてくれました。


僕はボーダーについて詳しく知ろうと、書店で「境界例」の本を物色しました。

(「境界例」という言葉は最近あまり言われなくなってきているようですが、「境界性人格障害」より広い領域を指す通りのいい用語として使えるのではないでしょうか? 

 ↓TB参照)

(続く)
 
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