10月10日(火) 快晴。暖。
新聞休刊日。しかたない。スパモニを視る。北朝鮮核実験、如何(ドウ)見るか。コメンテーターが綺羅星のごとく勢揃い。見れば、昨日、引用させていただいた防衛庁、武貞主任研究官もご臨席である。こんなに早く実物の謦咳に触れられるとは思ってもみなかった。
残念ながら、TVのスイッチを入れたのが少し遅く、肝心のコメントは聞けなかった。
が、その場の余韻から、昨日、紹介させていただいた内容の話をしたようであった。それに対して、アメリカがそれを傍観するだろうかというようなコメントを、他のコメンテーターがしていた。
武貞氏は最後に、今後日本としてはどうすべきかと司会者から振られた質問に対して、そこは防衛庁の職員らしく。「国民の皆様には、やはり、こうした事態に対して、日本の防衛(国防だったか?)のあり方について、これを機会にもっと真剣にひとりひとりに考えていただきたい…」というような趣旨の発言をしていた。
案外当たり前の発言で、先の見通しのユニークさに比べると、少々がっかりしたが、それはないものねだりというものだろう。
そして街の声はと、街頭を行く人にマイクが向けられた。
その中に、案の定、「日本舐められているよ、日本も核武装すべきだ」という声があった。
これに対して、核武装するとなれば20兆円も軍事費がかかるとコメンテーターが注釈していた。
これでは、消費税10%アップどころの話ではなくなるのだ。そして、一度、軍事大国への道を歩み始めたら、後戻りはできず、結局、暴発して、またぞろ破滅するまで正気にもどることはないということを、たった5、60年で人は忘れてしまうのだろうか…と、いうことである。
この番組が終わったら、もう10時だ。
空を見上げれば風もない、秋晴れの好天。写生にいこうかと思ったが、午後1時からは国会中継「衆議院予算委員会集中審議」がある。民主党は、前原議員が質問に立つという。久しぶりにどんな顔をして、檜舞台に立つのか見たくもある。
出かけるのはやめた。
1時になった。TVを付ける。
前原氏が質問にたった。安倍宰相閣下の御著書「美しい国」をかざしての糾弾である。「ここに書かれていることと、ことごとく違うではないか?靖国、A級戦犯、政経分離、村山談話、従軍慰安婦問題、全て総理になって考え方を変えたのか?」と迫る。
だが、宰相閣下は、ひたすら安全運転、そんな挑発に乗る訳がない。ひたすら忍の一字あるのみ、暖簾に手押しだ。のらりくらりのナメクジ答弁。
その後、野党各党が質問に立つが同じことの蒸し返し。これでは答える方も嫌になるだろう。宰相閣下にいたく同情した。こちらも聞いていて途中、うつらうつらの子守唄だ。
野党は、何故、事前に連携して重複した質問とならないよう、調整して臨めないのだろうか?貴重な国会の時間と歳費の空費である。
終われば、五時。秋の日は釣瓶(ツルベ)落としだ。一日を棒に振った。もっとも、山家の隠居の一日なんて何をしようと、たいした変わりはないのだが。
そこで、狂歌一首。
「秋日和 北核実験で 棒に振る 国会質疑 行きつ戻りつ」 ー蛾遊庵山人ー
と、思うこの頃、さて皆さまはいかがお思いでしょうか?
新聞休刊日。しかたない。スパモニを視る。北朝鮮核実験、如何(ドウ)見るか。コメンテーターが綺羅星のごとく勢揃い。見れば、昨日、引用させていただいた防衛庁、武貞主任研究官もご臨席である。こんなに早く実物の謦咳に触れられるとは思ってもみなかった。
残念ながら、TVのスイッチを入れたのが少し遅く、肝心のコメントは聞けなかった。
が、その場の余韻から、昨日、紹介させていただいた内容の話をしたようであった。それに対して、アメリカがそれを傍観するだろうかというようなコメントを、他のコメンテーターがしていた。
武貞氏は最後に、今後日本としてはどうすべきかと司会者から振られた質問に対して、そこは防衛庁の職員らしく。「国民の皆様には、やはり、こうした事態に対して、日本の防衛(国防だったか?)のあり方について、これを機会にもっと真剣にひとりひとりに考えていただきたい…」というような趣旨の発言をしていた。
案外当たり前の発言で、先の見通しのユニークさに比べると、少々がっかりしたが、それはないものねだりというものだろう。
そして街の声はと、街頭を行く人にマイクが向けられた。
その中に、案の定、「日本舐められているよ、日本も核武装すべきだ」という声があった。
これに対して、核武装するとなれば20兆円も軍事費がかかるとコメンテーターが注釈していた。
これでは、消費税10%アップどころの話ではなくなるのだ。そして、一度、軍事大国への道を歩み始めたら、後戻りはできず、結局、暴発して、またぞろ破滅するまで正気にもどることはないということを、たった5、60年で人は忘れてしまうのだろうか…と、いうことである。
この番組が終わったら、もう10時だ。
空を見上げれば風もない、秋晴れの好天。写生にいこうかと思ったが、午後1時からは国会中継「衆議院予算委員会集中審議」がある。民主党は、前原議員が質問に立つという。久しぶりにどんな顔をして、檜舞台に立つのか見たくもある。
出かけるのはやめた。
1時になった。TVを付ける。
前原氏が質問にたった。安倍宰相閣下の御著書「美しい国」をかざしての糾弾である。「ここに書かれていることと、ことごとく違うではないか?靖国、A級戦犯、政経分離、村山談話、従軍慰安婦問題、全て総理になって考え方を変えたのか?」と迫る。
だが、宰相閣下は、ひたすら安全運転、そんな挑発に乗る訳がない。ひたすら忍の一字あるのみ、暖簾に手押しだ。のらりくらりのナメクジ答弁。
その後、野党各党が質問に立つが同じことの蒸し返し。これでは答える方も嫌になるだろう。宰相閣下にいたく同情した。こちらも聞いていて途中、うつらうつらの子守唄だ。
野党は、何故、事前に連携して重複した質問とならないよう、調整して臨めないのだろうか?貴重な国会の時間と歳費の空費である。
終われば、五時。秋の日は釣瓶(ツルベ)落としだ。一日を棒に振った。もっとも、山家の隠居の一日なんて何をしようと、たいした変わりはないのだが。
そこで、狂歌一首。
「秋日和 北核実験で 棒に振る 国会質疑 行きつ戻りつ」 ー蛾遊庵山人ー
と、思うこの頃、さて皆さまはいかがお思いでしょうか?
核の恐怖を一番知る日本は、被爆国として他の国より強く抗議しなければいけない、と思います。
昨日より飼っている金魚の具合が急に悪くなり、ネットで調べていろいろな治療をしました。
どうか生き返って欲しいと思います。
みんな大事なたったひとつの命。
核廃絶!北朝鮮だけではなく世界が思いを同じにしなければならないと感じます。
核に金魚、唐突で申し訳ありません!
予算委員会は「花形」委員会ですから、どの党もいいところを見せたいのでしょうね。
「わが党こそが安倍政権を追い詰めて、一本(二本、三本?)取ったのだ」とアピールしたいんでしょう。
たまには与党側が立ち往生してしまうような光景を見たい気がします。
視ていておもしろかったのは、野党議員の質問に直ぐ傍に座っている、杉浦大三議員でしょうか、いろいろと話題を振りまいた。彼が、民主党前議員の質問に一々納得したみたいに頷いていたのには、笑いをさそわれました。
こういう光景は、TVの功徳ですね。新聞はそこまで決して書きませんから。
それはそうと、<たまには与党側が立ち往生してしまうような光景を見たい気がします。>本当にこういう光景を見たいですね。
そうなってこそ、与野党の政権交代の展望が開けてくるのではないかと思います。
ところでさくら様、<核廃絶!北朝鮮だけではなく世界が思いを同じにしなければならないと感じます。>とのこと。
そのためには、日本が、このような時こそ、核を持たない国々に、呼びかけて東京で一同に会し、どうすればこのような無法国家を牽制、制御できるかを、そして核保有国に対してはその廃絶をどうやったら、迫れるかを、真剣に叡智を結集して討議すべきではと思うのですが、とてもそんな気概は、残念ながら今の政権に求めようもないようですね。
そんなことを思ってしまいます。
今朝の、スパモニで、広島、長崎の原爆投下の裏話をしていましたが、長崎に落としたのは当初の目標は小倉だったとか。それが雲で視界不良のため、代替目標であった長崎に投下されたとか。
若し、小倉に落とされていれば、小倉で暮らしていた私の伯母一家も全滅させられていたかと思うと、まことに身勝手ながら、原爆は他人事みたいに感じていたことが俄かに自分にも身近なことだったのだと、何か実感をもって迫られる感じがしました。
人間、悲しいかななかなか他人の痛みを実感できないところに、同じことを何度も繰り返し行う業を思います。