蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

民主党代表選に思う―誰がなっても今のままでは…?―

2015-01-12 22:17:00 | 時事所感
2015.1.12(月)はれ。寒気、風強し。

 今月18日の民主党代表選を巡って、様々に報じられている。細野氏と岡田氏が拮抗しているとか…。
 三氏の主張を新聞やTV討論で垣間見たが、いずれも似たり寄ったりで、民主党再生を言うにはほど遠く感じる。
 まあ、当面の看板の架けかえぐらいなら、少しでも若さと世代交代を買って、細野氏というところではないか。

 だが、今の民主党支持者の中核をなしているとかの労組票を考えれば、僅差で岡田氏というところで決まるのではないか。
 あの使い古しの弁当箱のような笑顔もめったに見せないようなオジサンさんがなったのでは、ますます民主党は古色蒼然、路傍の骨董市のおまけにもならならいのではないか…と私は危惧するのだが。

 先日、書店の店頭で「民主党政権失敗の検証」日本再建イニシアティブ著、中公新書がめにとまり買ってきて一読したが、なかなか良く整理されていてなるほど、こういうことだったのかと少し納得がいった。
 だが、今回の三氏の代表選出馬での主張には、この著書グループの親切親身な指摘が少しもくみとられているようにはみえない。

 三氏が主張していることは、自民党の政策の弥縫策に終始している観しかない。これでは駄目だ。
 今の世界、もはや安全保障問題にしろ、経済にしろ、金融にしろ、環境問題にしても一国であれこれできることは何一つないのではないか…。
 いやもおうもなく、世界各国は一つのテーブルについて連携して問題解決に我慢強く議論し、協調していく以外に人類の明日はないところにきていいるのではないか…。
 
こうした今こそ、民主党が自民党との違いを見せるためには、安全保障を始めとする世界各国共通の政策課題に挑戦していく気概と見識を示し、国際的視野に立った諸政策を実行あるものしていく政策を分りやすく主張していくべきではないのか。でなければ、再びは国民の目を民主党に向きなおすことはできないのではないか…。


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