蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

草の中から?ー夏の忘れ物

2005-10-13 19:05:44 | 田舎暮らし賛歌
 10月13日(木)快晴 
 
 二日続きの好天。赤松の梢遥かに鳳凰三山の山嶺が朝日をいっぱいに受けてやや赤みの混ざった青紫色にかがやいている。もう紅葉がそろそろ始まっているのだろうか。

 こうゆう日には何かいいことがありそうな気分になる。
 そして自然と体まで動かしてみたくなる。

 そうだ、今日こそは前から目障りになっている庭先のささやかな畑で,実をもいだあと立ち枯れになったままのとうもろこしの残骸を片付けようと思った。そのあたりは一面雑草の群れとなっている。

 畑に立ってみると前面の赤松の陰になっているせいか、朝露でびっしょりとぬれている。大鎌を振ってみるが、刃が欠けているのと、野放図にはびこるままにまかせた雑草のしぶとさが拮抗してなかなか思うようにははかどらない。

 すぐにはあはあと息切れし、汗みずくになる。
 刈り取った草を一抱え二抱えするうちに、ごろっと何かが転がって出た。
 立派なかぼちゃである。
 たった二株買ってきて植えておいたかぼちゃは、この夏縦横無尽に蔓を伸ばしそこここに実をつけた。もう7、8個はとったつもりだったがまだ取り残しがあったのだ。
 合計三つもでてきた。

 さらに、取り残したサツマイモの根っこからも大きなサツマイモが2,3個でてきた。

 汗をかいた心地よさと思わぬ収穫で、何か得した気分になる。
 
 朝の予感は確かだったのだ。

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