立ち喰い Style

ファストフードの原型、立ち食いという様式美

人形町 「小諸そば 人形町駅前店」 '20/7/31閉店

2018-03-28 17:19:29 | そば・うどん
2020/7/31 閉店

以下は営業時の記事となります。
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人形町交差点の程近くにある店。交差点には「富士そば」や押出し式製麺 十割の「はせ川」もあるし、
近隣には「きうち」「寿々木屋」「福そば」「六文そば」「おにやんま」etc...と大激戦区の只中。

以前は普通の「小諸そば」でしたが、3/13にリニューアルオープンして進化したネオ小諸鎌倉橋店」と同じテイストの外観に生まれ変わりました。

店頭のタペストリーや

店頭の食品サンプル周りも少しだけお洒落に高級感を演出しております。

提供価格はかけ・もり 290円(一般店より30円高い)、二枚もり 350円(一般店より30円高い)
...つまり、大盛り+30円、二枚もり+60円となっており、一般店舗と同じく+30円、+60円の設定。

たぬき 340円(30円高い)、きつね 380円(30円高い)、いか天そば 400円(30円高い)
かき揚げそば 390円(30円高い)、 かき揚げ玉子そば 440円(30円高い)、玉子単品 50円(10円高い)
その他、ミニ丼とのセットなども、おおよそ30円高い設定になっている。
満腹天丼セットは640円と一般店より30円高いが、満腹上天丼セットは690円で一般店と同一価格。
※セット単価を700円越えにしたくはなかったのだろう
※「ヒレカツ丼セット」というのは、要するに一般店の「カツ丼セット」なのだと思われる。

「鎌倉橋店」よりは少し安いのだが......どういう事なのか?判りにくい。

店内に入ると左手にモノトーン基調のタッチパネル式券売機が一台。間口も狭いが奥行きもあまり無い狭小店舗。
右手が厨房となっており、厨房前のカウンター席(椅子無し)と壁側の椅子付きローカウンター席で構成。

固定式ではあるが回転する四角のスツールはクッションが付いた良い作り。
厨房前のカウンターは、入口側の1/3は受け渡し口的な使われ方をしており、奥には冷水機も設置されているので立ち食いカウンターとしても使える部分はかなり少ない。壁側のローカウンター席も7~8席程度しかないので全体の席数も少ない。

スタッフのユニフォームは一般店とは違う、鎌倉橋店と同じものだね。
食器類も一般店とは違う物、しかし、「鎌倉橋店」とまったく同じものではないようにも思う。
そば湯の入れ物も四角いタイプで一般店の丸型タイプとは違う。

一方で生麺が入っている麺ケースは如何にも「三ツ和」の物で、思い切って尋ねてみたところ、
「麺」や「つゆ」、使われている食材は一般店と変わりない同じものなのだそうだ。
それなら、大盛り+30円、二枚もり+60円と一般店舗と同じ設定なのは合点は行くが。。。

ネギ、わさび、小梅、七味の容器、ゆず七味は「鎌倉橋店」と同じヤツだな。


「冷やしたぬき」340円。器は軽いもので鎌倉橋店の陶器のものとは違う。
木製トレー付き、割り箸。(この木製トレーは「みさか」で使われているのは同じように思う)

一般店のものと見てくれは大差ないが、蕎麦は茹でたてを心掛けている様子だし、
天かすも天ぷらを揚げた際の副産物というよりは別途作っているもののように感じた。


リニューアルした人形町店は、鎌倉橋店と同じ「ネオ小諸」ではなく、
一般店との中間に位置する「普及型ネオ小諸」的なもののようだ。

店舗の外装/内装、ユニフォームや食器のレベルは上げているし、出すものについても相応の配慮はしてあるが、
それで基本的に「30円高い」というのはどうなんだろう?

「みよた」「みまき」「みさか」はチェーン店色を消した個店(を装った)展開をしているし、
今一つ、狙いがワカランなぁ。どうせなら鎌倉橋店と同じ食材と価格で行けば良いような気もするのだが......。
まぁ、多様な業態をあまり整理しないで続けるのが「三ツ和」でもあるので、そこは体質なのかもしれないな。

今後、まったくの新店舗やリニューアルする店舗は「普及型ネオ小諸」になっていく事も大いに考えられるねー。

個人的には同じ「小諸そば」の店名でスタイルや価格が異なる3種類の店舗が混在するのは...気持ち悪いな。


立ち食い様式美:★★★
※味の評価ではありません...あくまで「立ち食い」視点での評価

小諸そば 人形駅前店 - 人形町(そば) [食べログ]
※3/28現在 リニューアル後の口コミは投稿されていない
2018/03/15 小諸そば 人形町駅前店@人形町 [門仲的毎日。]

2018/4/26 追記
一般店の価格改定が2018/5/7に行われることになり、どうやら妙な価格設定は解消されそう。

店舗形態を含め「人形町駅前店」が今後の小諸そばのスタンダードとなるのだろう。
特殊な「普及型ネオ小諸」店舗という事ではなく。
すべての店舗の改装には相当な時間と費用が掛かりそうですけれどネ♪

2018/5/24 追記
店頭のショーケースも夏メニューになってた。ここでも「黒い蕎麦猪口」は使われてるネ♪♪

食器の運用ルールについては水道橋店のエントリーを参照
コメント
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