立ち喰い Style

ファストフードの原型、立ち食いという様式美

JR南浦和駅 「めん処 一ぷく 南浦和店」 '15/9/30閉店

2014-01-04 14:53:44 | 駅そば
2015/9/30 惜しまれつつ閉店

以下は営業時のレポートとなります。
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JR京浜東北線とJR武蔵野線の南浦和駅 改札内にある店。
運営はJR東日本都市開発。南浦和店の他、東京駅の丸の内北口を出て右手の高架下にある「丸の内店」など複数の店舗がある。
社名の示す通りにJR東日本の駅舎内や隣接する駅ビル、高架下施設などを開発/運営するのが本業だが、飲食事業を主体するJR東日本傘下の兄弟会社にテナント運営を任せずに自らが飲食事業にも参画するカタチも取っており、運営している業態は実に幅広い。

さて、話は南浦和店に戻ります♪

改札横の角地に引っ付いている店舗。
右手には立ち食い用のカウンター(カウンターの前は壁、厨房とは壁で完全に隔てられている)。
左側には通路の壁際に立ち食い用のテーブルを配置している。


特筆すべき点は、非常に小さい映画のチケット売り場にも似た感じの「受け取り口(右の小窓)」と「返却口(左の小窓)」が並んで一箇所にしかない点。
※割り箸と七味も、この受け取り口においてある。
内側の厨房と外のお客側を繋ぐ開口部はココしかないので、一番右手の券売機で買った食券を窓口の受け取り口の方に出して......そのまま出来上がり待って受け取り、七味を振り、割り箸を手に(あるいは口に咥えて)それぞれが食べる位置に移動し、食べ終わったら、また、返却口まで持っていく。
そして、すぐ左向け左して左手にある冷水機で水を飲んで「ごちそうさま」とコップも返却口に出す♪というキビキビとした流れがしっかりキッカリできている。これは設計の勝利だなー。

混雑時にはカウンター、テーブルとも埋まっているため、丼を受け取った後、受け取り口から、ちょいと離れてコンコース上でおもむろに食べる流儀もお客に定着しているようで素晴らしい。


片手で丼を持っての完全スタンディングで、天ぷらそば(380円)
固めの茹で麺に、ちょっと薄めだけど熱々のツユ。
ペラい天ぷらがベストマッチだよ。

なんてことない駅そばだけど、遅い時間でも混むのは判る。
だって、飲んだ後でも、ちょっと寄りたくなっちゃうもの。

なお、南浦和駅の東口には「山田うどん」の立ち食い店舗があった。次は連食したいな。


立ち食い様式美:★★★★☆

めん処 一ぷく - 南浦和(そば) [食べログ]

2014/8/7 追記
消費税増税を経て、天ぷらそば 10円値上げで390円に。


海老と茄子のかき揚げそば 430円。
前回はお客さん多数で見えなかった厨房内も見えました。

そばもうどんも興和物産の袋入り茹で麺なんだね♪

2015/9/21追記
あぁ、なんということでしょう…。
次から次に行われている駅構内工事によって南浦和駅の駅ナカの店舗はどんどん閉店していたのですが…ついに「一ぷく」にも、その日が来てしまうようです。

オバちゃんによるとJR側からの立ち退き要請が原因のようですから、隣駅のように閉店後にリニューアルして別ブランドの立ち食いそば店ができるという事も無さそうです。→「JR武蔵浦和駅 彩むさし

駅前の立ち食い「山田うどん」が閉店したのも工事用のスペース確保に関係するとかしないとか…。
※参照blog:「「駅ナカ」「駅チカ」が消えていく……」 [fujii7 Diary]
 上記blogで言及されている「ちゃぶぜん」も既に閉店しています。


武蔵野線を降りて店舗に向かうと、すぐに今も工事が行われているのが判ります。
以前は立ち食い用にハイテーブルが置かれていた場所もこんな感じに。

左脇のスペースがこの有り様なので狭く感じますね。


あのさ、受け取り口と返却口の真ん中で喰われると邪魔なんだけど…ま、テーブルもなくなっちゃったしね。

今月末、「2015年9月30日」を以って閉店です。

カウンターなんざ、イラねぇんだ♪♪
受け取り口にしか七味が無いのは、そこで振ったら、後は適当にその辺で喰え!ってコトさ♪♪
水を飲むのは喰い終わった後にしな!そしたら、コップ置くとこ要らんだろ♪♪

天ぷらそば 390円。
プニプニの興和物産 茹で麺、ややジャンクな関東ツユ、天ぷらの油とオバちゃんの愛情で美味さドーピング!!


うーん、「かつカレー」食べてないなぁ。
もう一度、行くか…?
コメント (9)
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