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てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

朝日新聞県内版でシネマdeてつがくカフェが報じられました。

2014年02月12日 07時18分23秒 | メディア掲載


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2014年2月12日付の朝日新聞福島県内版で、映画『ハンナ・アーレント』を題材にした第3回シネマdeてつがくカフェが報じられました。
しかも、今回の記事は「罪と悪 高校生の哲学って?」という見出しで、参加して下さった高校生に焦点が当てられています。
市内の高校に通う生徒さんとお誘い下さった先生の発言が掲載されていますが、これまで学校現場で見向きもされなかった哲学に注目いただけたことは望外の喜びです。
映画『ハンナ・アーレント』の最終上映では、確認できただけで20人以上の高校生が来場していました。
若い世代の哲学に対する関心度の高さに焦点を当ててく下さった朝日新聞社福島支局の笠井様には厚く御礼申し上げます。
今週2月15日(土)16:00からの第22回てつがくカフェも盛況に賑わいそうです。
どしどし若い世代の参加をお待ちしております。


第3回シネマdeてつがくカフェが福島民友に取り上げられました!

2014年02月01日 00時37分46秒 | メディア掲載
 

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既に「参加者感想」で紹介されましたが、福島民友新聞で第3回シネマdeてつがくカフェが記事として取り上げられました!
福島でも異例の参加者数だったことは、すでに報告した通りです。

さて、昨日は映画『ハンナ・アーレント』上映最終日でした。
その日、ワタクシ(渡部)は授業で教える高校生12名と一緒に観に行きました。
他校の生徒もちらほら散見されます。
いったい、『ハンナ・アーレント』を観ようとする高校生が目立つ映画館など全国にどれだけあったでしょうか!
しかも、哲学的かつ詩的な台詞ばかりだし、ストーリーも難解なこの映画は、ある程度時代背景やアーレント思想を知らないと難しいかなと心配もありました。
しかし、鑑賞後の高校生たちの感想は「難しかった―!けれどすごくおもしろかったー!」というもの。
知的な難しさを味わいながらも、この映画の醍醐味を味わえるというのは、高校生の感性の豊かさと同時に、この映画がいかに成功しているかを物語っている証拠でしょう。
とりわけ、最後のアーレントによる7分間の演説は圧巻だったようです。
これは、アーレントが若い世代にこそ響く思想家であることの証でしょう。

なぜ、いまアーレントなのか?
その理由は若い世代ほど感受していることを思い知らされたものです。

雑誌「男の隠れ家・4月号」に載りました!

2013年02月27日 21時01分00秒 | メディア掲載
               

あの雑誌「男の隠れ家・4月号」に、なんとてつがくカフェ@ふくしまが載りました
同雑誌では「人生に活かす「哲学の世界」」という特集テーマを掲げ、ニーチェやショーペンハウアー、カント、ヘーゲル、ハイデガー等など名だたる哲学者を紹介する一方、「思索だけでなく体感もしたい「哲学スポット」を訪ねる」というコーナーで、各地の哲学カフェを取り上げています。

@ふくしまもそこでこんな感じに紹介されています。
 

以前、ヨースタイン・ゴルデル著の『ソフィーの世界』が翻訳・出版された時期に哲学ブームが起こりました。
そのときの哲学ブームが、難解な哲学を童話調でわかりやすく著したことがウケたものであるのに対し、昨今の「哲学ブーム」はむしろ、自分自身で「哲学する」ことに関心が移行しているように思われます。
そのような中で全国各地に哲学カフェが広まっているのではないでしょうか。
それにしても情報誌に哲学が特集されるなんて、しかも気軽なお出かけ空間として哲学カフェが紹介されるなんて隔世の感がありますが、ちょっと哲学が気になっている方々には、どしどしご参加いただければ幸いです。

朝日新聞東京版に特別編第2弾の告知記事が掲載されました

2012年03月09日 17時00分00秒 | メディア掲載
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いよいよてつがくカフェ@ふくしま特別編第2弾が明日に迫りました。
今回は哲学カフェ取材関係でお世話になった色々なメディア関係の方々に告知のお世話になりました。

今日は朝日新聞東京版に掲載していただきました。
〈3.11〉をめぐる震災・原発の問題は福島だけの問題ではありません。
福島第1原発事故で拡散した放射能は日本はおろか世界規模の大問題ですし、さまざまな研究結果から首都圏直下型大地震の危機も遠い先の話ではないことも明らかになってきました。
その意味でも、〈3.11〉を〈フクシマ〉で考えることはこれからの日本社会や国際社会を考えることでもあると考えます。

しかし〈3.11〉をめぐっては、被災当事者の内部/外部の温度差や認識の違いに苦しむケースもありました。
「なぜ放射能から逃げないのか」
少なからぬ福島の親は、原発災害の外部に立つものによってこうした批判に晒されました。
出来事の渦中にある親が決して安易にその選択をしているわけではない、にもかかわらずです。
すると批判を浴びせられた側は反射的に、「被災の苦しみは被災の渦中にあるものしかわからない」と考えたくなるものです。
こうして災害当事者の内部/外部という不毛な分断も生じかねません。
果たして、こうした内部/外部と分ける思考法を乗り越える可能性はないだろうか。
いや、それでも被災地の内部/外部はやはり分けて考えることの方が適切ではないか。

こうした問いも含めて、ぜひ福島内/外から多くの方々にお集まりいただき、さまざまな見方・考え方を交錯させて新しい見方が生まれれば幸いです。
どのくらいの参加者にお出でいただけるのか、まったく予想もつきませんが、あの日から一年を迎えるにあたり皆様にとって有意義な機会となることを世話人一同期して明日を待ち望みたいと思います。

あらためまして以下に明日の案内を記載させていただきます。

てつがくカフェ@ふくしま 特別編 第2弾

テーマ : あれから1年 〈3.11〉で何が変わったか?
          ―震災・原発をめぐって―


日 時 : 3月10日(土) 14:00~17:00

場 所 : 福島ビューホテル 安達太良の間 (福島駅西口正面 ・ 西館3階


参加費無料、飲み物無料、事前申し込み不要
(当日参加可ですが、準備の都合上あらかじめ下記まで参加の連絡を頂けると助かります)

主催 : てつがくカフェ@ふくしま ・ 法政大学サステイナビリティ研究教育機構

問い合わせ先 : fukushimacafe@mail.goo.ne.jp (左欄 「メッセージを送る」 よりどうぞ)


特別編第2弾の告知記事をお書きいただいた朝日新聞の大室様には大変お世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。

毎日希望新聞に特別編第2弾の案内記事が掲載されました

2012年03月06日 19時47分03秒 | メディア掲載



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いよいよてつがくカフェ@ふくしま特別編第2弾の開催日が近づいて参りました。
そして本日、毎日新聞の希望新聞にその第2弾の案内記事が掲載されました。
ネットの記事はこちらからご覧いただけます⇒http://mainichi.jp/select/weathernews/archive/news/2012/03/06/20120306ddm012040023000c.html
PDFでも見られます(2012年3月6日記事)⇒http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/etc/pdf.html

今朝にはさっそく、この記事をご覧いただいた東京の読者の方から参加希望の問い合わせをいただきました。
記事を作成いただいた望月様、誠にありがとうございました。
ぜひ多くの方々においでいただき、実りある会になることを期したいと思います。




ラジオ福島で特別編第2弾の開催が告知されます

2012年02月25日 13時27分03秒 | メディア掲載
前回、てつがくカフェ@ふくしまをラジオでご紹介下さったラジオ福島さんのご協力を得て、3月1日(木)17:20より同局番組で特別編の告知が放送されます。
今回は世話人・渡部が録音取材を受けたものが4分ほどの時間で放送されるそうです。
自分の声を聴くことほど恥ずかしいことはありませんので、私自身が番組放送を聴くかどうかは微妙ですが、
皆さんにお聞きいただいたご感想を後でお聞かせいただければ幸いです。

第8回のカフェでは、前回の放送をお聞きになって来られた方もいらっしゃいました。
さすがラジオの力です!
そして、今回もまたこの放送をお聞きになった多くの方々に特別編にご参加いただければ幸いです。
告知のご協力をいただきましたラジオ福島の八木さんには、この場を借りて御礼申し上げます。

読売新聞夕刊に載りました

2012年02月16日 22時44分16秒 | メディア掲載
第8回てつがくカフェ@ふくしまが読売新聞夕刊(2012年2月16日付)の記事に掲載されました。
夕刊紙は首都圏のみなので福島では入手できませんが、以下のような内容の記事でした。
取材にお越しいただいた針原さん、ありがとうございました。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=54589&from=yolsp(YOMIURI ONLINEはこちら)

市民が対等な立場で、「生」や「死」など、身近で大切な事柄をテーマに語り合う「哲学カフェ」。東日本大震災の後、特に福島や仙台で活発に行われている。対話によって、人々は何を得ているのだろうか。(針原陽子)

【市民、対等な立場で】
「てつがくカフェ@ふくしま」で「幸せ」について語り合う参加者たち(福島市で) 1月下旬の雪の夜。JR福島駅からほど近いレストランで開かれた「てつがくカフェ@ふくしま」に、約20人が集まった。この日のテーマは「幸せって何だろう?」。

「『幸せ』とはどういうものだと思いますか」。議論の進行役の問いかけに、20歳代の女性が手を挙げた。「自分が一番悪い状態だった時に比べて良い状態であれば幸せ」「過去などと比べなくても、自然に感じる『幸せ』もあると思う」

「自分が『幸せ』と思えば幸せ」という意見が出され、複数が賛同する一方で、「他人から見れば不幸でも、本人が幸せと思えば幸せなのか」「自分と周囲の幸せがぶつかる場合はどうなのか」などの問いも生まれる。

話がストーカーやパレスチナ問題にまで及んだ後、進行役が「東日本大震災以降、不幸せになったと感じますか」と質問を投げかけた。会社員男性が「自分と家族は幸せだと思っているのに、『福島に残っている子どもは不幸だ』と言われる」と発言。教員の男性は「原発の爆発以降、『不幸とは自分の意思でどうにもならないこと』と思うようになった。関与できないところで不幸をつくるのはやめてほしい」と話した。

終了後、参加者からは「いろいろな考え方があるとわかるのがいい」「いつも以上にもやもやした」などの感想が漏れた。会社代表の30歳代女性は「まじめに議論する機会が身近にあるのはありがたい。職場などでは『深刻な話をすると、何か影響が出るかも』とためらってしまう」と話した。

◇ 哲学カフェは、1992年、フランスの哲学者がパリのカフェで始めた。日本では2000年ごろから広まったとされる。哲学カフェのルールは、参加者が肩書抜きの対等な立場で対話することと、ある程度、哲学の知識のある人が進行・整理をすること。できればコーヒーなどを飲める場で開くのが望ましいという。

東北では、昨年3月の東日本大震災を契機に、活発に開かれるようになった。震災後に始まった「@ふくしま」はすでに8回開かれ、初回が10年5月の「てつがくカフェ@せんだい」は、計16回開かれている。

「@ふくしま」世話人の一人である福島大教授(倫理学)の小野原雅夫さんは「『思いを語るだけ』でも意味がある。特に福島は、放射能の問題などについて人々の感じ方の温度差が大きく、『思ったことを話せる場がなかった。話せてよかった』という感想が多い」と指摘する。

「@せんだい」主催者の、東北文化学園大准教授(臨床哲学)の西村高宏さんは「東北には『対話を通じて自分の考えをたくましくしていく』場がなかった。特に震災以降、被災者が自分の言葉で体験を語ることで、震災をとらえ直すことが重要だと思う」と話す。

「てつがくカフェ」は、岩手県と山形県でも昨年12月に第1回を開催。西村さんは「今後も東北の中で活動を広げていきたい」と話している。

ラジオ福島で紹介されます

2012年01月18日 20時21分34秒 | メディア掲載
このところメディアからの取材が立て続けです。
今度はラジオ福島から取材をいただきました。

1月20日、今週の金曜日の朝10時35分から「うつくしまリサーチ」という4分間のコーナーで「てつがくカフェ@ふくしま」をご紹介いただけるそうです。

ありがたいことです。
勤務時間中なので世話人は放送内容を聞くことができませんが、ご興味のある方はぜひ聴いてみてください。





毎日小学生新聞に載りました

2012年01月05日 11時50分03秒 | メディア掲載


先日行われた第7回てつがくカフェ@ふくしまの開始前に、毎日小学生新聞の記者の方から取材がありましたが、その取材内容が毎日小学生新聞(1月5日付記事「哲学しよう:/下(その1) 各地に哲学カフェの集い」)に掲載されました。


当日のカフェの様子や、小野原さんの「哲学カフェの意義」は「その場の空気に押されて黙るのではなく、対等な関係で真剣に語り合う向こうにいい未来があると思っています」という言葉が記載されています。

このほかにも毎日小学生新聞では「子どもと哲学」を特集しており、「哲学しよう:/下(その2止) “根っこ”の疑問に向き合う」や「哲学しよう:/中(その1) 絵1枚で鑑賞1時間」など興味深い記事もあります。
哲学的な対話が、これからの未来社会を築いていく子どもたちにとって必要な営みであるものとして注目していただいているようです。

「てつがくカフェ@ふくしま」としましても、大人たちによる対話に止まらず、小中学高校生にも関心を持ってもらえるような哲学的対話活動を展開できればと思っています。