廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★MARTHA VELEZ 「FIENDS & ANGELS」

2008年07月29日 | ERIC CLAPTON
 
こちらもつい最近、初CD化されたばかりのクラプトン参加作品。クリーム時代のクラプトンとジャック・ブルースがゲスト参加しているということで、昔からクラプトン・ファンには有名だった作品なのですが、ようやくオフィシャルCD化されたという次第です。アマゾン輸入盤税込価格で1550円でした。

アルバムがリリースされた1969年当時の英国を代表するギタリスト、エリック・クラプトン、ポール・コゾフ、スタン・ウェブの3人が揃ってゲスト参加していることでも話題になったアルバムで、このほかにもジャック・ブルース、ブライアン・オーガー、クリスティン・マクヴィ、ジム・キャパルディ、ミッチ・ミッチェル、ダスター・ベネットなどがゲスト参加している英国スワンプ・ロックの名盤ですね。いままで一度もCD化されていなかったこと自体が不思議なぐらいです。

僕も今回、はじめてアルバム全体を通して聴きましたが、60年代後半というあの時代の空気が色濃く反映された音楽嗜好性がやや強く感じられたものの、今聴いてもなかなかファンキーで素晴らしい作品だと思いました。ジャニス・ジョプリン風のヴォーカルもこの時代ならではのサウンドですので、まあこれはこれでご愛嬌だと思いますし。とくにゲスト参加しているギタリストたちのいずれ劣らぬ熱い演奏ぶりは要必聴、いやもう本当に最高ですっ!!

とくにクラプトンは1、4、7、9の4曲で非常にアグレッシブなギターを披露しており、これを聴かずして何を聴くんじゃい!といえるぐらい、素晴らしい演奏が収録されています。クラプトンの全ゲスト参加作品の中でもかなり上位にランクインされるアルバムだと思いますので、クラプトン・ファンを自称される方には必ず聴いてもらいたい一枚ですね。これまで幻のゲスト参加作品だと呼ばれていただけあって、やはりなかなかの名盤だと思いました。オススメですよ!!


◎MARTHA VELEZ 『FIENDS & ANGELS』 (WOUNDED BIRD RECORDS)

01. I'm Gonna Leave You (※ERIC CLAPTON参加)
02. Swanp Man
03. A Fool For You
04. In My Girlish Days (※ERIC CLAPTON参加)
05. Very Good Fandango
06. Tell Mama
07. Feel So Bad (※ERIC CLAPTON参加)
08. Drive Me Daddy
09. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry (※ERIC CLAPTON参加)
10. Come Home Sweet Man
11. Let The Good Times Roll