廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★ポリドールMR5000番台シリーズ 紙ジャケ・コレクション発売!

2007年03月08日 | J ROCK MASTERPIECE
 
ディスクユニオンに予約注文しておいた、明日3月9日(金)発売の “ポリドールMR5000番台シリーズ” 紙ジャケ・コレクション(全11タイトル発売)の中から、私が厳選した5タイトルが本日早くも自宅に届きましたーっ!!

初回限定生産でオリジナルに忠実な紙ジャケット仕様に復刻された同シリーズでは、これで何枚目の購入になるのか判らない、PYGの『オリジナル・ファースト・アルバム』だけが実は目当てなのでありました(笑)が、なになに5タイトル同時購入すると 『紙ジャケ収納ボックス』 が購入者特典としてもらえる(!)と書かれていましたので、結局、11タイトルの中から以下の5アルバムを選んで、まとめ買いの注文をしてしまった次第であります、ハイ(苦笑)!!


◎石川晶とカウントバッファロー・ジャズ&ロック・バンド 『バキシンバ-アフリカの想い出-』 (PROA-82) ※初CD化
⇒全曲オリジナル!ギターは杉本喜代志、ハモンドオルガンにミッキー吉野&前田憲男らを擁し、ジャズ・ドラマー石川晶がアフリカを題材にさらなる新世界に挑んだジャズ・ロックの大作。
アフリカを題材にしながらも、洋楽のグルーブ感、パーカッションとハモンドオルガンのアンサンブル、とどめにギターとベースのうねりが渾然一体となった実に独創的な石川晶の新しい世界にクラクラする。
本作は記念すべきMR5000シリーズの第一作目。ロックファンはもちろん、ジャズファンにも大きくアピールしたい一枚。間違いなく本作はビクターより1970年にリリースされた『エレクトラム』と並ぶ石川晶の代表作。記念すべき初CD化!!


◎PYG 『 PYG!(ORIGINAL FIRST ALBUM) 』 (PROA-81)
⇒沢田研二(vo)、萩原健一(vo)、井上堯之(g)、岸部修三(b)、大野克夫(kb)、大口ヒロシ(ds)というタイガース、テンプターズ、スパイダースのGS3大グループのメンバーから成るスーパーバンドの唯一のスタジオ録音盤。
ニューロック的アプローチを巧みに取り入れた日本のロック史上に燦然と輝く名盤。ブタの鼻を押すと「ブー」と鳴く特殊紙ジャケ仕様。(※「ブタの鼻」は押し方によって鳴りにくい事がございます。また電池の寿命が切れると鳴らなくなります。ご了承下さい。)


◎田畑貞一 『スマッシュ・イン・ザ・ロック』 (PROA-87) ※初CD化
⇒GSのほとんどのレコードで(石川晶と共に)ドラムを叩いたと言われる名ドラマー、田畑貞一。渡辺貞夫(1958~)、宮間利之ニューハード(1968~)などへの参加を経てのリーダー・アルバム。
日比谷野音10円コンサートなどで交流の深かった成毛滋 (g) 、柳田ヒロ (org) らと作り上げた、今では信じられないくらい猛烈なジャズ・ロック・アルバム。この10年再評価高く特にハモンドをフィーチャーしたM3は1996年クラブ・サーキットでヒットしたキラーチューン。小林克也がVoiceで参加(M1)している点も見逃せない。フードブレイン 『晩餐』 、柳田ヒロ 『ミルクタイム』 と是非並べておきたい一枚。大推薦盤。


◎クニ河内 『歌えなくなる前に』 (PROA-89) ※初CD化
⇒ハプニングス・フォー解散後、『僕の声が聞こえるかい』(1972年5月)に続いて同年11月にリリースされたソロ2作目。
「音楽と名のつくものは全て好き」という氏の言葉どおりバラエティに富んだ内容で、MR5000番台にふさわしい作品。
人生を達観することなく真正面から捉えた世界、そこにクニ独特のポップな楽曲が被さり非常に聴きやすく仕上がっているのがなんとも彼らしく、自身が「非常に大切なアルバム」と言うのもうなずける。
鍵盤とロックと歌が見事に溶け合った、ベンフォールズ・ファイブより20年以上早い「元祖鍵盤ロック」の決定盤。長い間CD化が望まれ続けていた作品、待望の初CD&初紙ジャケ化。


◎森下登喜彦と彼の友人達 『TOCCATA ぷ-1 』 (PROA-83) ※初CD化
⇒電子音楽の大名作 『水木しげる妖怪幻想』 を生んだ鍵盤奏者/作曲家の森下登喜彦のファースト・アルバム。もともとはジャズ、クラシック畑出身。前衛色の強いインストパートで挟んだコンセプチュアルに展開する作品。パイプオルガンやピアノファズギターの他、激しいチェレスタやゴングの音が非常にショッキングな世界。そうかと思えば、ソフト・ロック/ハーモニーポップ的楽曲がひょっこり顔を覗かせたり。プログレ、ジャズロック、ソフトロック、現代音楽・・・。自分が生きた時代と寄り添いながら、自分の音楽を高めようともがいた軌跡。全音楽ファン必聴。


同時発売された全11アイテムの中からどの5タイトルを選ぶかで、かなりその人の趣味・嗜好性を垣間見ることができますけど、僕の場合はなんとなくこの選び方が判ってもらえるかな~と思っておりますが、いかがでしょうか(苦笑)。




5タイトルまとめ買いということで、今回は特典として 『紙ジャケ収納ボックス』 のほか、3タイトル以上同時購入者が先着でもらえる特典ディスク 『MR5000番台特典盤CD歌モノ編』 (※コチラも紙ジャケ仕様!) とPYG購入者がもらえる 『PYGミニチュア復刻帯』 も合わせて送られてきました。オマケが多いと、なんだかかなり得したような気分になれますが、逆に考えると特典欲しさに無理して5タイトル買ったとも云えますので、微妙なところではありますね。ま、初回限定生産の紙ジャケ仕様なので、とりあえず買っておいても損はしないと踏んだんですけどね(苦笑)。


特典ディスクとして付いてきた 『MR5000番台特典盤CD歌モノ編』 は、MR5000番台シリーズの味でもある「歌モノ」をコンパイルしたもの。全10曲入りで、オリジナルのアルバムには収録されなかったシングル・ヴァージョン(※他の既発盤CDなどで音源自体は聴くことができますが)や現時点ではこのサンプラー盤でしか聴くことができない未CD化曲なども含まれるため、もらって嬉しい特典CDだと思いますね。MR5000番台シリーズと同様に紙ジャケ仕様ですし、ジャケット・デザインも激レアな葡萄畑のシングル盤 『おもしろ倶楽部のテーマ~恋する男たち(※モデル:今野雄二!!)』 から転用されていますので、葡萄畑ファン以外の方でも欲しくなる、手に入れたい特典サンプラー盤ではないでしょうか(笑)。ちなみに収録曲は以下の10曲でありました。




◎特典盤CD 『MR5000番台特典盤CD歌モノ編』

01. 葡萄畑「今にもへしゃげそう」
02. 佐藤健「僕は今ひとり」
03. まさるとしゅう「冷たい悪魔」
04. ラヴ・アップル「砂となった城」
05. RAM(ラム)「つくり噺し」
06. PYG「花・太陽・雨 シングル・ヴァージョン」
07. 乙女座「光を駈けて」
08. 江口晶「風景」
09. 葡萄畑「おもしろ倶楽部のテーマ~恋する男たち」
10. 葡萄畑「恋する男たちのボサ・ノバ」



※そしてこちらがディスクユニオン限定特典の 『PYGミニチュア復刻帯』 です。



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