
1990年にアナログ7インチオンリーで発売されたダイナソーJrのシングル盤 『the wagon』 です。メジャー移籍後に同曲のマキシCDシングルもリリースされましたが、こちらにはアルバムに収録されたものとは別バージョンの演奏が収録されている点がミソです。B面に収録されている「better than gone」は準メンバーであるDon Flemingの曲で、なんとヴォーカルまでDonがとっております。当然、2曲ともこのアナログ7”シングルでしか聴けないので貴重な音源です!!
この貴重な7”シングル盤を今回、縁あって最近仲良くしていただいている音楽親友の某氏より譲っていただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございました!!
さて、ダイナソーJrのディスコグラフィーを調べるとこの7”シングル盤はメジャーデビュー前に在籍していた「SUB POP」レーベルから発売されていることになっておりますが、今回頂戴したアイテムにはどこにも「SUB POP」の名前が入っておりません。そこでもう少し詳しく調べてみましたら、事の真相が判明しました。要は製造している国が違った訳で、オリジナルの「SUB POP」レーベルのものはUS盤、今回入手した「GLITTER HOUSE」レーベルのものは西ドイツ盤だったという訳です。中身に関してはまったく同じですので、逆に考えるとプレス枚数が少なかった西ドイツ盤の方が、現在ではもしかしたら貴重度は高いかもしれませんね(笑)。尚、US盤についてはホワイトビニール盤で1万枚販売されましたが、これとは別に200枚限定のパープルビニール盤のものも当時は限定発売されたそうです。これも中身はまったく同じなので、コレクターとしてはどこまで追求していけば満足できるかで、そのマニア度の度合いが計れる「隠れキリシタンの踏み絵的存在」である貴重なアイテムだと云えるかもしれませんね。いや~実に奥が深い(苦笑)。
◎Dinosaur Jr. 『the wagon』 7" Single (GLITTER HOUSE, gr-0097)
A面:the wagon (J.Mascis)
B面:better than gone (D.Fleming)
J.Mascis:guitar.vocals
Murph:right drums
Jay Spiegel:left drums
Don Fleming:guitar,vocals
このバンドに興味を持ったのはソニック・ユースとの交友バンドというところからでした。
多分ニールのトリビュート盤あたりが最初かな、来日公演も観に行きました。
俺にとっては結構微妙な位置の人なんですよ。
ニューヨーク・パンク直系の音ソニック・ユースは俺にはストライク(このバンドはテレビジョン、リチャード・ヘルのまさに発展型!)。
シアトルから登場のこのバンド、微妙にそれとは違うと感じ離れてしまいました。
ただその他のグランジ系のバンドとも全く違う異端性のあるバンドだと思います、俺にはストライクからボール半分ずれたボール(笑)。
ニルバーナ含めたグランジ系のバンドは完全ボールでした、ここらを聴くならラモーンズ聴いていたい。
でもマッド・ハニーは結構好きだったな。
ソニック・ユースのハロウィーン・ライブのオリジナルとかは家宝です。