廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★John Paul Jones 「Wizoomard」

2007年12月11日 | LED ZEPPELIN
 
先週末のオフ会の途中で立ち寄った西新宿BTRで、思わず衝動買いしてしまったのが、このジョン・ポール・ジョーンズのライブ盤 『Wizoomard』 でした。2枚組みCDRで税込価格5700円。現地時間でもうすぐ再結成ライブが行われるツェッペリンを祝して、今回は本作を取り上げることにしましょう!!

2000年3月14日に、ニューオリンズのライブハウス「ハウス・オブ・ザ・ブルース」で録音されたステレオ・サウンドボード音源で、音質は最高!!ライブ演奏を開始した直後のみ、録音レベルが安定するまで多少不安げな感じも見受けられましたが、演奏が進むにつれ録音状態も安定し、今まさに目の前で演奏しているかのような生々しい重低音ベース音が、怒涛の如く次から次へとスピーカーから飛び出してきました。実に気持ちのイイ音です。

ツェッペリンの要はよくリズムセクションだといわれておりますが、ジョン・ポール・ジョーンズのベース・プレイを聴いているとたしかにその通りだということがよくわかりますね。ロバート・プラントとジミー・ペイジの存在はたしかに大きいものがありますが、ツェッペリンの音楽を決定づけているのは明らかに、強力なリズム・セクションであるジョン・ボーナムのドラムスとジョン・ポール・ジョーンズのベースであることが、よく理解できます。ペイジ&プラントの演奏も最高ではありましたが、ある意味、上記ユニットに決定的に不足していたのは、このエッセンスが欠けていたからなんでしょうね。こればかりはどうしようもなかったとは思いますが、それだけにツェッペリンの存在意義と解散後の喪失感はやはり大きなものがあります。

明日になれば、世界中のブログで再結成ツェッペリンの話題で持ち切りになるはずですから、遠い海の向こうで行われた彼らの雄姿に思いを馳せつつ、再びこのジョンジーのライブ音源を聴きながら眠りにつきたいと思います。というか、こんな激しい音楽を聴いていたら安眠できないって(爆)!!


◎John Paul Jones 『Wizoomard』 (S.D.R.RECORDS, SDR CD 234/35)

DISC.1:
01. Zooma
02. Goose
03. Grind
04. The Smile Of Your Shadow
05. Nosumi Blues
06. No Quarter
07. Spaghetti Junction
08. Going To California
09. Steel Away
10. Snake Eyes
11.Nobody's Fault But Mine

Disc.2:
01. John Paul Jones Triple Neck Acoustic Solo
02. Crackback
03. Bass And Drums Jam incl. Heartbreaker
04. B. Fingers
05. Jump Blues
06. When The Leaves Breaks
07. Tidal
08. Trampled Under Foot
09. Black Dog

JOHN PAUL JONES ORCHESTRA:
John Paul Jones - guitars, bass, keyboards
Nick Beggs - stick
Terl Bryant - drums

※Live At House Of Blues, New Orleans, LA. March 14th 2000

BONUS TRACK:
10. Dazed And Confused
11. How Many More Times Jam / Dazed And Confused Jam

※Live At Manchester, TN. June 15th 2007 [Bonnaroo Music & Arts Festival 2007]





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2 コメント

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やっぱり聴いてみたい (大介(東京都))
2007-12-11 21:59:48
ZEP再結成にクロスさせるところなんかさすがですね!

やっぱり陰に二人のリズムは必要不可欠でしょうね、じみへんさんの文章でやっぱり欲しくなる聴きたくなるアイテムですよ~~~。
SB音源ですから尚更です。

再結成ライヴはいかに???
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大介さん (じみへん)
2007-12-13 02:16:47
ええ、掲載タイミング的にはバッチリの購入でした(笑)

元々、ジョン・ポール・ジョーンズのソロアルバムは大好きでしたが、
こうやって高音質のライブ盤で聴けると尚更、感慨が増しますね。
今回の再結成ツェッペリンの成功は、このジョン・ポール・ジョーンズと
ツェッペリン・マニアでさらに実力を増したジェイソン・ボーナムの力量が大きかったと思います。
もちろん、ジミー・ペイジとロバート・プラントのリハビリ効果もありましたけど(苦笑)
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