現在、巷では「QUEEN+PAUL RODGERS」の再結成ネタで話題もちきりかもしれませんが、僕にとっての再結成ネタという意味では、2002年のバッド・カンパニー再結成の時の方がはるかに衝撃度は大きかったです(笑)。その時はまず、何も情報を持っていなかった段階で店頭でライブCDを見つけ「えっ!」と思ったのも束の間、続いて同内容のこのライブDVDがリリースされたんですから、たまりません!!しかも国内盤字幕スーパー付き、おまけに音声はドルビーデジタル&DTS5.1chサラウンド仕様ですから、もう完璧です!!国内盤は東芝EMIからの発売で税込価格4800円でした。そーいえば、最近だとこのライブDVD、ほとんど店頭で見かけないんですけど、早くも廃盤化されてしまったんでしょうか。紙ケース入りの輸入盤DVDは今でもたまにタワレコやレコファン辺りで見かけますが、プラケース入りの国内盤はもう置いてないですね。
さて、こちらのライブDVDですが、収録されたのは2002年1月22日、米カリフォルニア、デンバーのパラマウント・シアターで行われたライブ映像となっております。選曲は云わずもがなのヒット曲のオンパレードで、バッド・カンパニー時代の曲だけにとどまらず、フリー時代の曲からビートルズのカヴァーまで披露しております。とりわけフリーの名曲「Wishing Well」では元ガンズ&ローゼズのスラッシュと元ジャーニーのニール・ショーンがゲスト参加する(!)というオマケ付きです。彼ら二人とは、ポール・ロジャースのソロ活動期から交流が深かったため、今回のゲスト参加につながったんだと思います。そういえば反対に、その後行われたジェフ・ベックの回顧録的なライブには、ポール・ロジャースの方がゲスト参加して名ヴォーカルを披露していたことも思い出しました。持ちつ持たれつのギブ&テイクの関係って、見ていてもなかなかいいもんですよね(笑)。まあ、時代の流れからいって今後この傾向のライブコンサートって増えて行く一方なんでしょうけど、古くからのロックファンには嬉しい限りです。
今回の再結成バッド・カンパニーについては、本来ならばオリジナルメンバー4人での再結成というのが理想だったのでしょうが、1999年に発売されたバッド・カンパニーの2枚組アンソロジー盤に収録された新曲4曲でのレコーディングとその後、数回行われたツアーでオリジナルメンバーが奇跡的に集まっただけで、その後のワールドツアーに関しては、実際にツアーを廻ったのはポール・ロジャースとサイモン・カークの二人だけで、ミック・ラルフスとボズ・バレルは再結成ツアーの長期化を危惧して参加しなかったんだとか。ま、その気持ち判らないでもないですけどね、でも残念でした。ツアーを一緒に廻ったのは、ギターにミック・ラルフスとも親交の厚いデイヴ・コールウェル、ベースにはポール・ロジャースのソロ活動にも参加していたジャズ・ロックリーが起用されました。そうそう、このジャズ・ロックリーの名前をみて「えっ?」と思われた方、相当なロック通かもしれません(笑)。チャーの日英混成バンド「サイケデリックス」結成時のオリジナルメンバーとして参加していたのが、このジャズ・ロックリーであります。久し振りに彼の姿を見ましたが、映像で確認したところ、やはり彼に間違いありませんでした。こうやって思いがけないところで再会できると嬉しいですよね、お、よそでも頑張ってるな~!って気分になれて。懐古趣味だけにとどまらず、現在進行形のポール・ロジャースの活動を再確認するのにも最適なライブDVDだと思いますので、興味をもたれた方は是非観てみて下さい。ボーナス特典映像も入っておりますので、どうぞお楽しみに!!
◎BAD COMPANY IN CONCERT 『MERCHANTS OF COOL』 (TOBW-3054)
01. BURNIN' SKY
02. CAN'T GET ENOUGH
03. GOOD LOVIN' GONE BAD
04. FEEL LIKE MAKIN' LOVE
05. ROCK STEADY
06. MOVIN' ON
07. SEAGULL
08. READY FOR LOVE
09. DEAL WITH THE PREACHER
10. ROCK AND ROLL FANTASY~TICKET TO RIDE, I FEEL FINE
11. ALL RIGHT NOW
12. WISHING WELL (GUEST:Slash, Neil Schon)
13. BAD COMPANY
14. SILVER,BLUE AND GOLD
15. RUN WITH THE PACK
16. SHOOTING STAR
17. JOE FABULOUS (Studio Video Version)
[DVD BONUS FOOTAGE]
BAND BIOGRAPHY
BACKSTAGE INTERVIEW
REHEARSAL FOOTAGE
PHOTO GALLERY
そうですか、スズキさんの奥方はポールが好きなんですか。
私も75年3月3日に武道館にいました。
高校の先生に相談したら、関西に来ないなら行くしかないぞと、そそのかされたこと思い出しました。
また、当時バドカンのファンクラブに入っていたました。(笑)
ヤードバーズを名乗る方も名乗る方ですが、彼らのアルバムにゲスト参加してしまう
ジェフ・ベックも腰が軽いというか何というか。
でも、昔の仲間と距離隔てなくいまだに同じように付き合っているミュージシャンって
ジェフ・ベックぐらいなのかもしれませんね。
ジミー・ペイジもちょっとその傾向はありますけど、クラプトンあたりは
ヤードバーズの「ヤ」の字すら出て来ないもんね(苦笑)
かなり強引技といいますか、水と油の合体といった印象が強いですね、僕も(笑)
ポール・ロジャースもフレディ・マーキュリーと遜色ないぐらいに唄は上手いですけど、
バンドとして機能した場合は実力以外の要素も大きいので、果たして長い目でみた時の相性はどうなのかな、と。
僕もブートアイテムじゃこの組み合わせ、買う気はしないですね。
そのうち、オフィシャルでDVD発売されたら、きっと買ってしまうんでしょうが(苦笑)
ポール・ロジャースがバドカン再結成したがるのは、僕もどちらかというと肯定派ですね。
フリー再結成じゃなくて、バドカン再結成としているのが、ポール・ロジャースの良心だと思いますし。
主人不在でバンド名を名乗るという行為は一体どうなんでしょうね。
バドカンはポール中心なのでOKですし、キング・クリムゾンもロバート・フリップ存命中は大丈夫でしょう。
問題はドアーズとかヤードバーズの場合ですよね。
ま、ヤードバーズの場合はもう冗談の域にまで達しているので笑って許せますけど(笑)
これは凄く個人的な意見ですが、クイーンにポール・ロジャースは合わないだろな(笑)、興味深いけど金出して音源買う気にならないですね~。
私の友人にドアーズの熱烈なファンがいるのですが(もちろん私もです)、ジム抜きのドアーズはいらないそうです、それと同じかな。
ポール・ロジャースがメンバー変えてバドカンやるのは納得できるんですけどね。