最近購入した本をいくつかご紹介しましょう。
先日、丸ビルに用事があった帰りに立ち寄った丸善で購入したのが、発売されたばかりの岡本太郎&岡本敏子共著名義の新刊『愛する言葉』(イースト・プレス刊)です。ついでに前々から買いたいと思っていた既刊『強く生きる言葉』『壁を破る言葉』2冊もまとめ買いしてしまいました。3冊で合計3150円でした。
以前、書店内で立ち読みした時にこの本、面白そうだなと思い、何度か手にしておりましたが、また今度でいいやと考えて購入しそびれていた単行本でありました。マイナーな出版社のせいか、どこの書店にでも置かれている訳ではなく、美術関連の書籍に力を入れている書店でないとなかなか見つからなかったというのも買いそびれていた原因のひとつかと思われます。
その気になれば、アマゾンでいつでも通販購入することも出来たのですが、なんとなく本は書店のレジで買う方が僕は好きなので、つい後回しにしていた気が致します。今考えてみると、仕事が忙しくて書店に足を運べなかったというのが最大の理由だったのかもしれませんが(苦笑)。
読み始めて小1時間で、一冊目の『強く生きる言葉』を読了。1ページにひとつの言葉(※岡本太郎氏の金言)が書かれているだけですので、たしかにこのぐらいの短い時間ですべて読み終えてしまいますが、言葉の意味は深く、表面をなぞっただけでは言葉の意味をすべて理解することは不可能です。たぶんこの本は何度も読み返しながら、岡本太郎氏が云いたかった本当の意味を少しずつ理解していければいいのではないか、と勝手に解釈しておりますが(笑)。久し振りに心が洗われる本に出会うことができましたね。
読了した単行本『強く生きる言葉』の中にはいくつか考えさせられる言葉がありましたが、今回読んでいて、とくに心に残った言葉は、
◎人生とは…「人生は、他人を負かすなんてケチくさい卑小なものじゃない。」
う~む、実に言葉の奥が深い。岡本太郎氏が発した言葉だからこそ余計にそう聞こえるのかもしれませんが、ううーむ、考えさせられますね。
それから、同書69ページに掲載されている岡本太郎氏の近影ですが、なんともいえないこの満面の笑顔。しかもズボンのチャックがなぜか半開き・・・。さすが岡本太郎氏と唸らされた一葉の写真でありました。いやはや感服であります(苦笑)。