活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月20日】

2013-04-20 | 電子書籍

登山家山野井泰史の自らの登山歴を書いた垂直の記憶の続きを読みました。登山家というのは概ね人と交わることが得意でなく、都会が嫌いで人がいないところを目指すと山になるという感じですね。山登りは手段であることが多いのですが、山野井さんなどは山登りそのものが目的でありますね。登ることに意味がある、とでもいうのでしょうか。自分などは(低山ですが)山登りは山に浸るための手段という意味です。もちろん、ヘリコプターでぽとんと落とされてもいいかというとそうではなく、山登りそのものの過程も重要なのですが。

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【4月19日】

2013-04-19 | 選書

ようやくピアニストのノートを読了。この本の評判はともかく、自分には半分も理解できませんでした。まず、あとがきを読むのがこの本の流儀かもしれません。哲学と古典引用と自分の覚え書きがダラダラと出てくるのですが、ここの何処が面白いのか?頭のいい人しか面白くないのでしょう。でも、確かにこのピアニストの現代音楽界への思い入れは判りました。そして、一曲一曲への思い入れ、楽譜と練習などはおぼろげながら判ったような。CDを一枚も持っていないので、作中何回も出てくるシューベルトのソナタを買ってみようかと思いました。ちなみに、3・11の震災のとき、多くの外国人音楽家が来日を拒否した中でこの人はあえて来日をしてくれたのでもあります。

「ピアニストのノート」ヴァレリー・アファナシエフ 講談社選書メチエ

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【4月18日】

2013-04-18 | 選書

ピアニストのノートを一生懸命読んでおります。本人の散文の間に、音楽家の本音みたいのが書かれていてそれはそれで面白く、そこが読みたいところだったみたいな感じです。飲み会があって、こんなときにこの本を読めばあっという間に睡眠状態になるので、帰りの電車はiPadを広げてFF5をやっておりました。

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【4月17日】

2013-04-17 | 選書

ピアニストのノートはいくつかの新聞書評でもいい評価をもらっています。著者本人も日本でもCDがかなり出ていて、6月に東京でコンサートがありますがもうチケットは売り切れです。ピアニストとしての本業の他に哲学と小説も書きます。ですが、読む人を選びますね。新聞書評をするくらいの人はこの手の哲学っぽいものは読めるのでしょうが、市井の小父さんにはちょっと睡眠薬になってしまいます。

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【4月16日】

2013-04-16 | 選書

ピアニストのノートを昨日から読んでいますが、面白い部分(ピアニストの本音が聞けて)と訳のわからない部分とが交互に出てきます。訳のわからないといってもこちらの頭が悪いから理解できないのでしょうが(でも言い回しも今ひとつ判らない)、この人はピアニストでありながらかなり哲学者なのだと思いつつ読んでいます。

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【4月15日】

2013-04-15 | 選書

ピアニストのノートという最近の選書としてはちょっと売れている、ロシア出身のピアニスト、ヴァレリー・アファナシエフの本です。ピアニストはどういう気持ちで作曲家の作品と対峙するのかという、ちょっとクラシック音楽を聴く身としては興味ある内容なので読み始めたわけですが、これがなかなか硬派な内容です。哲学というか、形而上学というか、表現や引用が難しくて、自分の頭ではついて行けないところも多々ありますね。脳内不明です。

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【4月14日】

2013-04-14 | 単行本

司馬遼太郎に最初に出会ったのは中学生のときでした。クラスメートから読んだからやるよと文藝春秋社の簡易装丁単行本の十一番目の志士をもらって読んだのが最初です。中学生としては当時としてはませた本だったかもしれませんが(何せ40年以上前の話)、読み始めたら面白くて止まらないこと。司馬遼太郎が直木賞を取った梟の城と同じようなエンターテイメント性豊かなストーリーです。幕末長州藩の腕利き険士という主人公の話ですが、巷ではこの作品はあまり有名ではありませんね。同時代は燃えよ剣とか花神とかいっぱいありますから。本棚にとってあって、紙も古く黄ばんでシミも出ているのですが、ちょっと手にとって懐かしく読み始めたら止まりません。休日の時間潰しに最適です。FF5と半々に時間をつぶしました。

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【4月13日】

2013-04-13 | 新書

昨日読み終わった経済学に何ができるのかをラインマーカーをつけながら二度目読み。一冊を午前中で拾い読みしました。

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【4月12日】

2013-04-12 | 新書

経済学に何ができるのかを読み終えましたが、どちらか言えば経済思想的な内容でした。文明社会の制度的枠組みを考えるということで、自由とか平等とか幸福とか正義とかは安定した経済基盤の上にあるのですが(先進国であっても発展途上国であっても)、つまり社会とは経済そのものというわけです。物々交換であってもそれは原始経済であり、さらにお金が動く現代経済はお金の動きを学問することが経済学であって、それを読み解くことが生活レベルの向上につながるということになります。一回読み終えてさらにマーカーを持って二度目の読み直しをした本でした。

「経済学に何ができるのか」猪木武 中公新書

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【4月11日】

2013-04-11 | 新書

経済学に何ができるのかを引き続き。新聞を読んでいて出てくる社会的現象、景気とか金融とか(アベノミックスも含めて)などの他に、格差とか不平等とかいうのも経済学の中で語られるもので、特に景気問題と一緒に話題になる格差の問題について、どう経済学は関わろうとしているのかなどなど、諸問題をこうすれば解決できるという切り口ではなく、経済学からの考え方と考えてきた人の話などが記述されていて、なかなか経済学の新書にしては切り口が新しいなぁと思いながら読んでいます。

 

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