司馬遼太郎に最初に出会ったのは中学生のときでした。クラスメートから読んだからやるよと文藝春秋社の簡易装丁単行本の十一番目の志士をもらって読んだのが最初です。中学生としては当時としてはませた本だったかもしれませんが(何せ40年以上前の話)、読み始めたら面白くて止まらないこと。司馬遼太郎が直木賞を取った梟の城と同じようなエンターテイメント性豊かなストーリーです。幕末長州藩の腕利き険士という主人公の話ですが、巷ではこの作品はあまり有名ではありませんね。同時代は燃えよ剣とか花神とかいっぱいありますから。本棚にとってあって、紙も古く黄ばんでシミも出ているのですが、ちょっと手にとって懐かしく読み始めたら止まりません。休日の時間潰しに最適です。FF5と半々に時間をつぶしました。
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