活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月20日】

2011-04-20 | 新書

ようやく万葉秀歌上巻を読み終えました。あと少しなのに、余韻を感じつつ一首一首読んでいくと全く進みませんが、これはしょうがないところでしょう。散文と韻文の違いですね。斎藤茂吉の解説もいろいろな意見を引きながらわかりやすく(一首一首意味をつけてくれて)読みやすいです。柿本人麿、山上憶良、山部赤人、額田王、天智天皇、持統天皇、大伴旅人などの有名な歌人の他に読み人知らずもあって、万葉集のバラエティさが和歌には全くのド素人の自分にもわかりましたし、なかでも山部赤人の自然を読み込んだものは、すんなり読めていい感じでした。
本の窓5月号が来て、新連載が二つあり、亀和田武のエッセイが面白くまた火坂雅志の連載歴史小説も面白く、特に今月は菅原文太と樋口陽一(憲法学者)の日本国憲法をめぐる対談も面白かったというかためになりました。アメリカから押しつけられたといわれてきた我が憲法も実は日本人の憲法研究会の影響を大きく受けていたという話がへぇという感じでした。

「万葉秀歌上巻」斎藤茂吉 岩波新書

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【4月19日】

2011-04-19 | 選書

信長革命を往きの車中で、万葉秀歌を帰りの車中で読みました。万葉秀歌は新書のくせになかなか読み終わりませんね。1ページ読むのに5分くらいかかります。2首も載っているとそれくらいですね。あと1日はかかりそうです。それに比べて信長革命は順調に読み進められます。信長が安土城を造った背景を読むと、なるほど何であんな所にという理由がよくわかりました。そして、正親町天皇から右近衛大将を授かった段階で事実上安土幕府が出来ていたというのがへぇという話でした。征夷大将軍でなくても幕府は開けるという論理があったのですね。さらに言えば信長は平家を名乗っていますから源氏幕府でないところも面白い。

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【4月18日】

2011-04-18 | 選書

信長革命を読んでいます。信長、秀吉、家康はもっとも多くの著述がある人物だと思いますが、よく言われるのはあなたはこの3人のうちのどのタイプというものですね。3人で誰を選んでも共通しているのは、人を圧倒的に惹きつけたということではないかと思います。さて徳川時代の信長は残忍な性格であったと嫌われていたそうです。ホトトギスが鳴かぬなら殺してしまえと言ったとか言わないとかですが、確かにそういう一面もあったものの、一方では非常に優しい一面もあったようです。最近の研究ではそういう面が掘り起こされているようです。

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【4月17日】

2011-04-17 | 雑誌

ちょっと溜まった鉄道全路線公営鉄道・私鉄版2号から4号までを読みました。昨日は初夏の陽気だったのですが、今日は朝方は10℃と寒かったのでこたつに入って読んでいました。THE NIKKEI MAGAZINEも朝刊に入っていたのでこちらも読みました。ご飯茶碗特集で、現在は100円ショップの安物茶碗で食べていますが、益子とか陶器の産地でいい柄のお茶碗を買ってくるのもいいなぁと思いました。

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【4月16日】

2011-04-16 | その他

今日は活字休養日でありました。それにしても初夏のような陽気でありました。気温が高くなると被災地では遺体の捜索が大変でしょうねぇ。ヘドロが津波でばらまかれた地域では匂いも相当なのではと案じられます。

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【4月15日】

2011-04-15 | 雑誌

歴史人5月号の残りを読んでから、信長革命という本に突入。歴史人にはCSの時代劇チャンネル情報のページがあって、桃太郎侍とか素浪人月影兵庫とかの放送の話が載っているのですが、そういえば今日は鬼平の新作をやっていました。池波正太郎の原作はとうにドラマ化し尽くしているので本当の新作となるのですが、原作の味を損なわないように作られていますね。鬼平はBSで再放送されているのですが、初期のものはもう20年も前のものですから出演俳優の当時と今とを比べると歳取ったこと・・・。信長革命は選書の信長研究書というところ。読み始めから面白いです。

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【4月14日】

2011-04-14 | 雑誌

書店店頭で山積みになっていた雑誌歴史人5月号を手にとって買ってしまいまして読んでいます。歴史ブームなので歴史雑誌がいつのまにか店頭を賑わせております。かつては歴史読本くらいしかなかったのに、別冊とか特集とかムックとか歴史物雑誌が本当に多いと実感します。この歴史人というのもKKベストセラーズが出版元で歴史書籍とはほとんど縁のない出版社です。5月号の特集は激論古代史の謎ということで、卑弥呼から大化の改新くらいを特集しています。歴史の中でも戦国時代と古代史というのが人気のあるところだと思いますね。
万葉秀歌は少しずつ読み進めているというところで、実際一首一首何回も読み直しながら進むという読み方にせざるをえないので、なかなか薄い新書のくせに読み終わりません。

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【4月13日】

2011-04-13 | 文庫

地底旅行を読了。アイスランドの火山地下からイタリアのエトナ火山につながる地底大洞窟冒険記であります。最後に火口から出てくる時は火山噴火と一緒に出てくるのでありまして、超超お笑いものです。が、空想奇天烈物語として十分楽しめるお話です。ベルヌはこれと十五少年漂流記をこれまた大昔に読みました。ベルヌの後にHGウェルズが登場して本格SFの時代の幕が上がるわけですね。

「地底旅行」ジュール・ベルヌ 創元推理文庫

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【4月12日】

2011-04-12 | 文庫

地底旅行を一気に読み進めてあと少しで終わりです。アイスランドの火山火口から地球の中心に向けて徒歩旅行を始めますが、洞窟を数百キロ歩いた後に、巨大な地底湖にぶつかります。そこは雲も風も嵐もあり、電気の関係で明るさもあり、巨大キノコやはたまた恐竜まで生き残っているところでした。奇想天外な発想ですが、巨大な地底湖は実は存在し、それは南極大陸の氷河の下3000mにあるそうです。ただ汚染を防ぐために何物も調査のボーリングなどは行っていないとか。
床屋に行ったので待ち時間に週刊文春などを読んでおりました。本当は週刊ポストがあると良かったのですが。最近の週刊誌では一番まともで良心的な記事を書いているような感じがします。

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【4月11日】

2011-04-11 | 文庫

ジュール・ベルヌの傑作の一つ、地底旅行を読んでいます。これは中学生の時に買った文庫本の読み直しで、40年も前の黄ばんだ文庫本です。つい最近映画にもなりましたが、19世紀のSFとしては創造力豊かな、ひょとしたらこんなことがあり得るかもしれないという冒険ものでありますね。ケービングという洞穴探検のスポーツがありますが、こういう世界があると面白いなという期待があってのスポーツではないかと思ったりします。
ちびちび読んでいる万葉秀歌、今日は5首ほど。

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