活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月20日】

2006-08-22 | 雑誌
 日経が月一で入れてくる日曜版であるNIKKEI MAGAGINEはけっこう面白く、今日面白かったのは、今回のW杯敗因を探る様々な見方がある中で果物取得不足があるというのです。日本は参加各国の中でも取得率が下位の方だというのです。果物はクエン酸が疲労回復に効能があり、欧州の料理ではソースとかメインディッシュに果物が知らずに入っていて取得できたり、果物そのものが安価で(日本は世界的に見ると倍位するそうです)あることや取得の習慣があるのだそうですね。日本は果物離れがあるくらいだということで、選手も栄養管理をもっと考えていかないといけないのではという指摘です。
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【8月21日】

2006-08-21 | 雑誌
 本の窓の残りを読んでフォーサイト今月号を読みました。フォーサイトは新聞やネットニュースなどでは取り上げられないようなことであっても日本を読む上で重要な動きを知る上でけっこうな足がかり記事を掲載しているので面白いですな。金融庁の五味長官が異例の三期続投の背景や中朝関係がけっこうぎくしゃくしていること、海底油田のプラットホームの生活のことなどが印象に残りました。また、先月と今月でインドを特集していて自分はインドに進出するような企業に勤めてはいないのですが、これからインドとどうつき合っていくかをウォッチしてかなくてはならないと思いましたが、日本の親インド議員というのは森元首相ということでなんとなく頼りないなぁと思ったりしました。
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【8月19日】

2006-08-19 | 雑誌
 霊魂だけが知っているをちょっと休んで今日は本の窓が送られてきたので読みました。今月号は中沢新一が家を作るという連載が始まりこれが面白かったです。スペースを求めて田舎に家を作るということが発端。どういう家が作られるのか楽しみです。深田祐介の連載小説、沈丁花の迷宮も面白いです。
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【8月18日】

2006-08-18 | 単行本
 多くの科学者が霊魂の存在を確かめようとしていますが、そういう科学者は科学者としての主流派ではなく傍系の傍系に置かれている観があります。死んだ人間がその瞬間に体重に減るようなことがあれば霊魂が離脱したと証明できるとするのですが、臨終の人を重量計のあるベットに寝てもらうということ自体通常できることではなく、数例の実験が試みられたにすぎず結果も出ていません。科学の本流である素粒子物理などを勉強すると、また生体科学を勉強すると霊魂の存在は認めがたいものです。意識とはなにかという哲学的な考証も絡んできてしまい、また私には霊が見えるみたいな筋ともからんでしまい、霊魂は混沌としています。霊魂だけが知っているを読み続けています。
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【8月17日】

2006-08-17 | 単行本
 夏だからということではありませんが、霊魂だけが知っている、という本。別にミステリーでもオカルトでもなくて、アメリカのジャーナリストの女性が霊魂の存在は信じたいが信仰によって信じるというのには抵抗があるという人に向けて、霊魂実在の証拠を集めてみようということをまとめた本です。証拠がなければ信じないというのが著者の基本で、私には見えるんですみたいなのは証拠としない考え方です。まだ読み始めなのでおお、というところにはいたっておりませぬ。
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【8月16日】

2006-08-16 | 文庫
 新青年傑作集の残っていた半分を一気に読んでしまいました。病院の待合室で2時間も待っていたので読めてしまったわけです。どうもこの時代の小説にはキチガイとか精神病とかが犯人の性格である設定がけっこうあって、現代ではそういう設定は用いられないわけですから、当時のものの見方が反映されていると思います。
 面白かった一編は三人の日記というもの。薬剤師と担当医師と病人本人の同じ時期の闘病記を三者の立場から日記という形で並べたのですが、なかなかの習作だと思いました。三稜鏡というのも今言った精神病をあつかった現代では設定不可な内容なのですが、ちょっとおどろおどろしい内容でそれなりに面白かったです。

「新青年傑作選」光文社文庫
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【8月15日】

2006-08-15 | その他
 今日はお盆につき終日外出で目立った活字には触れませんでした。
 我が家は10年来朝日新聞を読んでいましたが春から日経にしておりまして、別に主義主張で変えたわけではなく、朝日は広告しか読むところがないのでというのが主な理由ですが、日経は番組欄が新聞のなかほどになって色刷りでもないので娘には不評です。実母の所によると東京新聞で、義母の所によると毎日新聞でどちらかといえばマイナー紙でありでも久し振りに読むと新鮮でした。
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【8月14日】

2006-08-14 | 文庫
 今日は新聞はお休みでテレビもほとんど見なかったのですが、かろうじてネットニュースで大停電を知りました。真夏の停電は辛いですね。マンションでは水道が出ないということで、トイレも大変でしょう。大地震が来てもっと停電が長引くことがあるとすれば都心の生活はどうなるのか、と思ってしまいます。
 今日は新青年傑作選から1編だけ。完全犯罪を目論んだのに泥棒が入って死体を見つけられるという筋書きのミステリ。
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【8月12日】

2006-08-13 | 文庫
 夏休みになってゲーム三昧日々が始まってしまいましたが、これでは良くないと読書タイムを設けて、新青年アンソロジーから短編を2編ほど。昭和初期の時代設定はもうその頃には電車も百貨店もあったりして時代小説とは違い現代性を感じさせてくれますが、買い物は反物であってそれを風呂敷に包んだり、エレベータとかエスカレータとかは昇降機と言ったりしてそこはそれというところです。今日読んだ犠牲という短編は、製氷会社の社長が気が狂って(という表現も一応ゆるしてもらうとして)街でたまたま出会った健康な女性に一目惚れして結婚を申し込んで、行方不明になったかと思えば会社の地下室に女性を裸で凍り漬けにして冷凍花で飾り、その前で自殺するというおどろおどろしさを持って、でも当時のロマンを感じさせてくれる筋でした。
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【8月13日】

2006-08-13 | 文庫
 新青年傑作選から2編読みました。75年前のミステリーなんですが、今の90歳くらいの人が若い頃読んだともいうべきミステリーです。しかし、夏目漱石などはこれより古くてでも永久の文学として我々の心の中に生きているのに、この手の小説は泡ぶくのように消えていきますね。今流行っている巷の小説で90年後にどれくらいが掘り起こされているでしょう。
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