夏休みになってゲーム三昧日々が始まってしまいましたが、これでは良くないと読書タイムを設けて、新青年アンソロジーから短編を2編ほど。昭和初期の時代設定はもうその頃には電車も百貨店もあったりして時代小説とは違い現代性を感じさせてくれますが、買い物は反物であってそれを風呂敷に包んだり、エレベータとかエスカレータとかは昇降機と言ったりしてそこはそれというところです。今日読んだ犠牲という短編は、製氷会社の社長が気が狂って(という表現も一応ゆるしてもらうとして)街でたまたま出会った健康な女性に一目惚れして結婚を申し込んで、行方不明になったかと思えば会社の地下室に女性を裸で凍り漬けにして冷凍花で飾り、その前で自殺するというおどろおどろしさを持って、でも当時のロマンを感じさせてくれる筋でした。
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