活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月23日】

2006-08-23 | 単行本
 霊魂だけが知っているを読了。生まれ変わり、霊魂の重さ、エクトプラズム、臨死体験。人間の生の根源は霊魂であると多くの人は考えます。ものを考え創造し生きていく人間について、人はその根源的実在を霊に求め多くの宗教が発達しているわけです。究極的な霊は神であり仏であると思うのですが、著者は霊は信じたいが宗教的な示唆で信じるのではなくこの目で証拠を掴み実在を確認した上で信じたいと思っているのです。多くの体験と文献にあたったものの懐疑的な事実にしかぶつかりませんでした。ただ、臨死体験は現代科学をもってしても否定できないところもあり、この辺りにもやもやと霊の存在をかすかに信じたい著者の気持ちがあるようです。自分は霊魂は全く信じませんけど。
 久し振りにSFを読み始めました。ハインラインの古典、宇宙の戦士です。

「霊魂だけが知っている」メアリー・ローチ NHK出版
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